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山脇由貴子心理オフィス

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いじめ

5月7日 とくダネ! 動画、ご覧ください。

2018年06月11日

神戸中3女子自殺~「破棄した」と報告されたメモみつかる~

2018年04月23日

神戸で、中3の女の子が自殺してしまった事件で、

「破棄した」とされていた、自殺直後の同級生への

聞き取りメモが、学校内に存在していたことが

発覚した、と報道されました。

https://mainichi.jp/articles/20180423/ddm/041/040/183000c

 

メモの存在を教員が見つけ、校長に報告し、

校長が市教委に報告したにも関わらず、

市教委はメモの現物を取り寄せず、

報告書も修正せず。

 

またか、って感じがします。

市教委は「怠慢と言われても仕方ない」

とコメントしているそうですが、

わざと隠したんだろう、と思われても仕方ないことです。

都合が悪いことが書かれていたから、隠した。

あるいは、本当に報告書の修正が面倒だから、

そのままにした。

どちらも最悪です。

 

子ども社会からいじめをなくそう、

という思いがまったくないのでしょうか。

そんな人達が子どもに関わる現場にいるのだとしたら、

子ども達の苦しみは続いてしまいます。

そして保護者達が学校を信頼出来ない気持ちも

強まっていってしまいます。

 

これだけ繰り返し、子どものいじめについて

報道されているのに、

なぜ現場は改善されないのでしょう。

根本の問題はやはり、子どもに関わる現場にいる

大人達の意識の問題な気がします。

 

隠蔽体質。学校がそう思われないよう、

現場は努力を続ける必要があります。

中3少女 友人宅から1000万円盗む~お金をあげないと友だちでいられない~

2018年04月17日

中3の女の子が、友人宅から1000万円盗んだ、

というニュースが報道されています。

http://mainichi.jp/articles/20180416/dde/007/040/018000c

女の子の年齢と、金額に衝撃を受けた方も多いと思います。

でも、金額の事は別として、女の子の言葉を聞いて、私は納得してしまいました。

「仲間外れにされているようなストレスを感じていた」

だから、同級生にお金を配っていたんですね。

 

私が児童相談所で出逢った子どもの中にも、

お金を使うことで友だちでいてもらった、

という子はたくさんいました。

 

ジュースやお菓子をおごってあげる。

お友達の欲しいものを買ってあげる。

直接お金を渡している子もいました。

もちろん、自分のお小遣いでは足りずに、

お父さんやお母さんの財布からお金を盗んでいた子も。

 

「お金で友だちを買ってた」

とはっきり言う子もいました。

 

特に、親から虐待を受けて来た子や、

親から愛されていない、と感じている子は、

常に愛情を求めているので、認めて欲しい気持ちが強く、

そして嫌われる事への不安がとても高いので、

友だちから嫌われないように、と必死なのです。

 

そして今の子ども達の友人関係は非常に不安定です。

インターネットの普及によって、子ども達は常に

自分の悪口を言われるのでは、という不安を抱えています。

友人関係も一晩で壊れ、仲が良かったはずなのに、

突然仲間外れ、LINE外しに苦しむ子もたくさんいます。

 

だから、この女の子の

「気持ちが分かる」

という子はきっとたくさんいると思うのです。

 

この女の子も、金額なんて、数えたわけではないでしょうし、

いくらあれば十分なのかもわからなかったのだと思います。

 

許される事ではありませんが、

「盗みは犯罪で、許されないこと」

と子どもに教えるだけでは、解決されない問題です。

 

子ども達の友人関係をどうやって安定したものにするか。

そして前から繰り返し書いているように、

どうやったら子どもが大人に相談してくれるようになるか。

 

大人が、考え続けなければならない問題だと思います。

 

埼玉・鶴ヶ島の小6女児自殺「いじめ」 同級生2人を児相通告

2018年04月03日

埼玉の鶴ヶ島で昨年11月に小6の女の子が自殺してしまった事件で、

埼玉県県警は、同級生2人を児童相談所に通告した、

というニュースが報道されました。

https://mainichi.jp/articles/20180403/ddm/041/040/149000c

自殺してしまった女の子は、同級生2人に

飲食代を複数回支払わさせたり、

また、女の子の意にそぐわない事を言わせ、

その様子をスマートフォンで動画撮影した、という事です。

 

女の子は、同級生からのいじめを苦に、自殺してしまった

という事が、認められたということです。

 

学校で起こったいじめに関して、

学校内だけで解決するのではなく、

きちんと警察に関わってもらう。

これは大切なことであり、私はいつも講演会で話していることです。

こうした流れが増えてゆけば良いと思います。

 

学校は、学校内で起こった事は、学校が解決しなくては、

と思いがちですが、

「悪いことをしたら警察に捕まる」

と、子どもに教えることは、大人の責任です。

それは、社会のルールだから。

 

そして、これから重要なのが児童相談所の果たすべき役割です。

警察からの通告とは、警察が児童相談所に、

児童相談所の指導が必要、と通告書を送る、

つまり指導を児童相談所に委ねる、という事です。

児童相談所は通告を受けたら、子どもと親に面接し、

事実確認をし、児童心理司という心理の専門家が

知能検査をしたり、心理テストをすることで、

子どもの行動の原因を分析し、

そして同じことを繰り返さない為に何が必要かを判断する。

それが児童相談所の役割です。

 

私も、児童相談所で働いている時には、

たくさんの警察からの通告を受け、

子どもの心理分析をしてきました。

 

ですが、児童相談所で働く職員の中には、

警察からの通告、つまり何らかの法に触れる行為を

した子ども達に対して、表面的なお説教をし、

「もう2度としない」

と約束をさせて終了にする人もいました。

 

それでは、本当の再発防止になるはずがありません。

お説教ならば、学校の先生だってしているはずです。

 

専門家にしか分からない、子どもの行動の原因を分析し、

そして2度と同じことが起こらない為に、

大人は何をすべきか。

それを、児童相談所と学校と保護者で、

きちんと話し合う所まで、児童相談所はやるべきだと思うのです。

 

銀座 泰明小学校 アルマーニを標準服に

2018年02月09日

皆さん、ご存知だと思いますが、

中央区銀座の泰明小学校が、来年度の新1年制の標準服が

アルマーニにするそうです。

https://mainichi.jp/graphs/20180208/hpj/00m/040/004000g/1

マスコミもちょっと騒ぎ過ぎかな、という感じはします。

賛否両論はあって当然だと思いますが。

 

問題なのは、標準服がアルマーニである事よりも、

学校、あるいは校長が勝手に決めた、という事ですよね。

学校のいじめについて、よくご相談や講演のご依頼がありますが、

いじめに対する学校の対応に保護者が不満を抱いています。

保護者が不満を抱くのは、

対応について、学校だけで考えて、

その結果を保護者に伝えるだけだからです。

全国的に、学校の取るいじめをなくす取り組み、

そしていじめ被害者への対応

いじめ加害者へのペナルティ、

いずれも保護者が「納得している」

という話を聞いたことがありません。

 

きちんと保護者と一緒に話し合って決めた事ではないからです。

 

この件も同じですよね。

学校側が決めたことを、保護者に伝えて説明するだけ。

校長は、ビジュアルアイデンティティとか、

服育とか、聞きなれない言葉で説明していましたが。

ちゃんと一緒に考えて決めればよかったのに。

そう思います。

児童相談所が子どもを『拉致』と言われる理由~一時保護から施設入所、そのやり方、詐欺に似てませんか?~

2017年09月07日

児童相談所に子どもを拉致された。
そんな言葉をネットで見るたびに、
どうして「拉致」と言われてしまうんだろう。
ずっと考えていることです。

もちろん、親御さんにすれば、
いきなり子どもを連れて行かれてしまうんですから、
「拉致」と思っても仕方がありません。
でも、改めて、児童相談所が子どもを保護してからの
経緯を考えてみました。

児童相談所が児童虐待の疑いで子どもを保護する。
そして、「家には帰せない」と児童相談所が判断、
あるいは子どもが「家に帰りたくない」と言う。
その場合のその後の流れです。

児童相談所は親御さんにお子さんを保護した事を伝えます。
居場所は教えられない。
子どもの様子も
「元気です。規則正しい生活をしています」
くらいしか教えてもらえません。

そして、
「家には帰せませんので、施設入所の承諾書にサインして下さい」
と言われます。
親御さんが承諾出来ない、と言うと
「承諾してもらえないなら、裁判になります。
 お子さんにも会えません。」
と言われます。

この一言、怖いですよね。
もちろん、児童相談所は権限があっての発言なのですが、
親御さんにとってみれば、脅しのような言葉です。

そして、
「承諾して頂ければ、お子さんには会えます。」
と言われます。
ここで、多くの親御さんは承諾書にサインしてしまいます。
どうしたって、子どもに会いたい。
そう思うからです。
それに、裁判なんて、嫌だからです。

すると今度は、
「承諾して頂いたので、施設入所の措置費を
 負担して頂くことになります」
と言われます。
収入に応じてですが、子どもが施設で生活することになると、
親御さんは費用を負担しなくてはならなくなります。

そして、親御さんが
「いつ帰してもらえるんですか?」
と聞くと
「それは分かりません」
と言われます。
承諾書にサインをした以上、児童相談所は
子どもを18歳まで措置し続けることが出来るのです。

つまり、すごーく簡単に言ってしまえば。

子どもを預かりました。
施設入所、つまり長期間離れて生活することに
同意しなければ、裁判になります。
子どもにも会えません。
でも同意してくれるなら、
子どもには会えます。
でもお金は払って下さい。
そしていつ帰すかは私たちが決めるのでわかりません。

という事。
これだけ見ると、詐欺に似てませんか?

もちろん、児童相談所は法的権限があってやっているので、
違法、という事にはなりません。

でも、だからこそ、何がきっかけで
子どもを児童相談所に保護されてしまうのか。
保護されたらどうなるのか。
承諾書にサインをする、とはどういう意味なのか。
何が起こるのか。

そういうことを、多くの方に知ってもらうべきですよね。
そして、何より、児童相談所は
もっともっと、丁寧に説明をすべきだと思うのです。

今も、子どもを保護されてしまって
苦しんでいる親御さんや、
承諾書にサインをしてしまって
後悔している親御さんがいるのだろう、と思います。

不登校のお子さんのお母さんのお悩み~7日欠席すると虐待を疑われる、そして役所のルール~

2016年12月08日

不登校のお子さんのお悩み相談もお受けしています。
お母さんやお父さんがご希望されれば、
お子さんの不登校の原因や心の状態について、
学校や教育委員会にご説明に伺う事もあります。

学校や教育委員会の受け止めや対応は様々です。
当然、お子さんにはいじめや友人関係の悩み、お勉強面の不安など、
学校に行かれない理由があります。
学校に行かれていない自分にも悩んでいて、心の状態は決して良くありません。
なので、ゆっくり、学校に行かれるようにステップを踏ませてあげて欲しい、
という事をお願いするのですが・・・

お子さんの心の状態を理解し、配慮して下さる学校、教育委員会もあります。
けれど、全く理解してくれない教育委員会もあるのです。
お母さんと一緒に、23区内のある教育委員会に相談に行った時のお話です。

お子さんの心の状態は良くなく、お勉強面でも自信を失っている状態なので、
自信を取り戻すまで待ってあげて欲しい。本人なりに頑張る、と言っている。
そう説明した直後、教育委員会の人に言われました。
「無理ですね」
お勉強面の遅れを取り戻し、自信を取り戻すなんて無理だ、と断言されたのです。

その後の話し合いは不毛でした。
義務教育なんだから、親には子どもを学校に行かせる義務がある。
義務教育期間中の不登校は、子どもの将来にマイナスになるのはデータが出ている。
だから親は子どもを学校に行かせなくてはいけない。

そして、子どもが学校を7日間休むと学校は教育委員会に「通告」しなくてはならない。
教育委員会は、休んでいる理由が適切ではないと判断したら、親に対して相応の措置をする。
それは、法令で決まっている。
ロボットのように淡々と説明されました。
さすがお役所。

そして、学校が通告しなくてはならない理由は・・・
「安否確認が出来ずに殺されていた子どもがいたから」
「埋められていた子どもがいたから」

言葉を失いました。
子どもが7日学校に行かれないと親は、子どもを殺した、埋めた、と疑われるのです。

なんて子育てがしにくい国になったんだろう。
そう、思いました。

なので、安否確認のために、子どもが嫌がっても、無理にでも
親は学校に連れて行かなくてはならない、と言われました。
そして校長と面談しなくてはならない、と。

「嫌がる子どもを無理にでも連れて行かなくてはならないんですか?」
そう質問すると、
「そうです」
やはり断言されました。

子どもの気持ちは関係ない。そう言われたのと同じです。

この国で、一体誰が子どもの為、ということを考えているのでしょう。
そして学校に行かれない子どもの気持ち、
悩んでいるお母さんの気持ちに、誰が配慮してくれるのでしょう。

相談に行ったお母さんは絶望してしまいました。
ただ、その後の学校との話し合いで、お子さんはフリースクールに通う、
ということで納得しては頂けましたが・・・

子どもの安否確認は大事です。悲しい虐待死の事件は実際に起こっています。
安否確認は大事。
でも、それはお役所のルール、言葉の上だけの事だと感じました。
実際には教育委員会は子どもの安否確認が出来なければ、
子ども家庭支援センターや、児童相談所に通告するのです。
けれど児童相談所は学校に安否確認をして欲しいとお願いする。
そこから始まるのは押し付け合い。
結局、誰も本当に子どもの事は心配してはいない。
だから虐待死は防げない。

そして「安否確認」の為に、学校に行かれない子どもと
悩んでいるお母さんの心を傷つける。

この国は、これからもっと子育てがしにくくなるのでしょうか。

いじめ認知 過去最多~それでも知られていない子ども社会のいじめの実態~

2016年10月28日

小・中・高のいじめの認知件数が過去最多であった、と報道されていました。

子ども社会に「いじめはない」とするのではなく、積極的に発見し、
早期に組織的に解決に取り組むことが浸透されて来た結果。
とも報道されていました。

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO08884200X21C16A0CR8000/

いじめが早期に発見される事は良いことです。
でも、発見されているのはごく一部。
今回の調査結果も氷山の一角だと思います。
私は、児童相談所で働いていた時も、今も、
子ども達の話から、いじめが決して減っていないこと、
いじめの内容も質も、エスカレートし続けていることを聞いています。

子ども社会で起こっているいじめの実態を、大人はまだ把握し切れていません。
そして、携帯電話とインターネットを使ったいじめは、
調査結果をはるかに上回ります。

ネットの中で「あの子、援助交際してる」などの誹謗中傷を流される。
「先生といやらしいことしてた」など、先生を巻き込んだ誹謗中傷もあります。
「お母さんが担任の先生と不倫している」など、家族に関する誹謗中傷も。
いずれもいじめの被害者本人、家族の人格を貶めるような内容です。
そして、その内容を本人は否定することが出来ないのです。
必死になって否定すれば、「ほら、本当のことだからムキになってる」と笑われ、
いじめなんだから、耐えるしかない、と被害者が黙っていると、
「ほら、本当のことだから何にも言えない」とやっぱり笑われ。
次第に誹謗中傷は、本当のことのように扱われるようになります。
すると加害者達は言うのです。
「仕方ないじゃん、あの子、援助交際なんかしてるからいじめられちゃうんだよ」
加害者によって作られた作り話によっていじめが正当化されてしまうのです。

そして、やはりもはや主流となってしまったLINEを使ったいじめ。
グループLINEから外された。
それだけで号泣する子どもがいます。
そして、グループLINEから外され、でも、戻してくれた。
喜んでスマホの画面を見ると、自分の悪口だらけだった。
そんな話もたくさん聞きます。

転校してしまえば。
携帯を変えてしまえば。
救われるのだろうか。

子ども達は悩みます。
けれど結局は逃げられない。携帯を持っている限りは。
きっと自分は見つけ出され、同じ目に、いやもっとひどい目に遭わされるだろう。
「逃げやがって」
と。

大人にいじめられている事を相談出来ずに苦しんでいる子はたくさんいます。
お父さん、お母さんに、先生に相談出来ている子はごく一部です。
なぜなら、大人に告白すれば、自分はもっとひどい目に遭わされる、と思っているからです。
いじめからは逃れられないから。だからじっと耐えるしかない。嵐が過ぎ去るのを待つように。

私たち大人は、子どもが告白してくれるのを待つのではなく、
見つけてあげなくてはならないと思うのです。

今回の調査で、気になることはたくさんありました。
都道府県格差。
それは重要なことでしょうか。
いじめの多い都道府県は、まるで教育に問題があるかのように受け止められてしまいます。
子ども社会はどこにだっていじめは起こり得るのです。

そして、本当にいじめは解決出来ているのでしょうか。
全国で講演会などをするたびに、どうやったらいじめを解決できるのか、
悩んでいる先生にたくさん出会います。
子どもを救ってあげたいのだけれど、どうしてよいのかわからない。

だから私は、『教室の悪魔』と『震える学校』を書いたのです。
少しでも、先生達の考えるヒントとなれば、と思って。

今月も、長野などで、いじめに関する講演会をさせていただきます。
テーマは「大人のすべきこと」。
聞いて下さる皆さんと一緒に、子どもの為に何が出来るかを、考えたいと思っています。