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山脇由貴子心理オフィス

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お母さんの悩み

ヤフーニュースにオーサーコメントしました。

2019年08月02日

昨日、2件、ヤフーニュースにオーサーとしてコメント致しました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00000095-jij-pol
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190801-00000064-jij-pol

11歳の男の子に熱湯を数回かけるという4年前の事件が今、明らかに。

2019年07月17日

7年前の2012年、母親と修行サークルで知り合ったという
夫婦が当時11歳の息子に、熱湯を数回かけた、という容疑で
夫婦が逮捕されました。
事件から4年。
なぜ今、明かになったのか。
フジテレビ「とくダネ!」でコメントさせて頂きました。

https://www.j-cast.com/tv/2019/07/16362643.html

記事の中でも紹介されている通り、
子どもというのは、「自分が悪いことをしたから」と自分を責めていたり、
「告白したら、きっともっとひどい目に遭わされるだろう」
と思い、本当のことが言えない場合は多いのです。

その時には、大人が
「悪いことをしたのは、大人の方だから」
「あなたのことは絶対に守るから」
と、子どもに声をかけてあげることが必要です。
そして、「守る」と約束した以上、絶対にその約束を守ること。
子どもに関わる現場の人間として、必要なことです。

この子も、きっと今になってようやく、安心して
話すことが出来たのだと思います。
これから、心の傷がさらに回復してゆくことが望まれます。

富山県朝日町の講演会がニュースで紹介されました。

2019年07月17日

5月31日と1か月以上前になってしまうのですが、
講演会の様子がニュースで紹介されました。

社会福祉協議会主催の、
民生委員さんや主任児童委員さん向けの
児童虐待をテーマとした講演でした。

ぜひご覧ください!

6月14日フジテレビ『グッディ!』生出演しました。

2019年06月17日

6月14日フジテレビ『グッディ!』生出演しました。
児童相談所の問題点、警察との連携についてお話させて頂きました。

https://www.fnn.jp/posts/00046812HDK/201906142003_goody_HDK

富山県朝日町に講演で呼んで頂きました。

2019年06月04日

5月31日、富山県の朝日町に講演で呼んで頂きました。

テーマは「子ども虐待とわたしたちにもできること」です。
児童虐待の現状、虐待された子ども達の心理、
虐待する親の心理、そして地域で出来ることについて
お話させて頂きました。

立派なポスターも作って頂きました。
今回は、朝日町民生委員児童委員協議会主催、
入善町社会福祉協議会協賛でお呼び頂きました。

地域の方達に児童虐待の現状を知って頂き、
地域の方達で子どもを守る取り組みについて
考えて頂くのはとても大事なことだと思っています。

今後も、全国でお話してゆきたいです。

明日 NHK「日曜討論」出演します。

2019年04月13日

明日4月14日 朝9時からNHKの「日曜討論」に出演します。
テーマはいじめです。

今、いじめに苦しんでいる子ども達を救えるよう、
大人達に何が出来るのか、何をすべきなのか、
話し合いたいと思います。

ぜひご覧下さい。

BS11「インサイドアウト」に出演しました。

2019年04月01日

3月27日、BS11の「インサイドアウト」に生出演しました。
テーマは児童相談所問題についてです。
1時間ほどの出演となりました。

https://vod.bs11.jp/video/insideout/20190327/

4月10日までこちらから観られます。
ぜひご覧ください。

WEBRONZAに記事が載りました。

2019年03月18日

朝日新聞の言論サイト WEBRONZAに
千葉県野田市の虐待死事件の検証記事が
載りました。

https://webronza.asahi.com/

編集長のお勧め記事としてトップに載せて頂いています。
今日明日、2日間のみ無料で読むことが出来ます。
児童相談所の改革についても書いていますので、
長くなりましたが、ご興味ある方、ぜひお読みください。

明後日からは有料となります。

福岡県春日市 6歳次男に虐待 ツイッターで動画拡散 母親逮捕

2019年03月13日

福岡県春日市で、6歳の次男に母親が虐待する動画が
ツイッターで拡散され、警察が母親を逮捕した、というニュースが流れました。

この事件で私が一番考えたことであり、
皆さんもお気づきだと思いますが、
撮影し、ツイッターに拡散したのは、長男であろう、ということです。

長男が動画を撮影し、ツイッターに拡散したのだとしたら。

他に、助けを求める手段がなかったのかもしれません。
児童相談所に行ったことはあるけれど、
担当者の名前も覚えていない。
それに、「何かあれば必ず助けるから連絡しておいで」
と言われていなかったかもしれません。

児童相談所への相談は電話が基本です。
でも、子どもにとって、電話をかけるというのは、
とてもハードルが高いものです。
電話をして、名乗って、虐待されている、
と言っても信じてもらえないかもしれないし、
詳しい話を聞きたいから、と言われ、
改めて児童相談所に来て欲しいと言われても、困る。
親に連絡されてしまうかもしれない。
そうしたら、きっともっとひどい目に遭う。

子どもだったらそう考えて当然です。

ツイッターで動画を拡散するのはどうなのか。
そういう議論があっても当然だと思います。
でも、長男は考えたのではないでしょうか。

ツイッターで動画を拡散すれば、皆に自分の
置かれている状態が分かり、
きっと誰かが助けてくれる。
そう、考えたのではないでしょうか。
すがるような思いで。
助けを求めて。

だとしたら、私は、「よく頑張ったね」
と言ってあげたいです。

現状、児童相談所は子どもにとって相談しやすい
ネットでの相談窓口はありません。

東京都は昨年、LINEからの提案で、
11月の児童虐待防止月間に試験的に
LINEでの相談窓口を設け、成果が認められたので、
今年の8月から正式にLINEでの相談を開始する予定です。

虐待を受けている子どもが相談しやすい
窓口を作る。
各自治体で実施してゆくべきことです。

4歳の長女に暴行 母親を逮捕 全身に100か所以上の傷

2019年02月19日

鹿児島のいちき串木野市の母親が、当時4歳の長女に暴行、

腰や背中、頭にけがをさせた疑いで母親が逮捕されました。

女の子の身体には、全身に100か所近くの傷痕があったそうです。

 

先月22日に、女の子の通う福祉施設の関係者が市を通して

児童相談所に連絡があり、児童相談所が女の子を保護、

今月5日に警察に連絡したとの事です。

 

保護となったのは、本当に良かったのですが、

全身に100か所の傷痕、というのは信じられません。

なぜ今まで発見されなかったのでしょうか。

しかも、報道によると、以前から、市や児童相談所、警察が関わっていたそうなのです。

 

一昨年5月、女の子が当時3歳だった時に

診察した医師から、「虐待の疑いがある」と市の福祉課に連絡。

その連絡を受け、市や警察・児童相談所・保育園などを交えた

会議を行っていました。

さらに市の福祉課は一昨年6月と去年8月の2回、

母親と面会していたのに、虐待の確定には至らなかった、

ということなのです。

一昨年8月の母との面会は、女の子の前歯が2本

折れていたので家庭訪問をした所、

母親は「自分で転んだ」と言ったそうです。

そして母親は今も、虐待を否認しているとのことです。

 

 

市、児童相談所、警察、保育園が会議を行ったということは、

見守り体制が出来ていたはずです。

私も児童相談所で勤務している時は、

多くの虐待を疑われる子どもの関係者会議に参加して来ました。

 

重要なのは、役割分担です。

誰が、いつ、何をすべきか。

例えば、保育園は子どもに傷があったら

すぐに児童相談所に連絡、そして病院に連れて行く。

一昨年の前歯が2本折れていた時も、女の子を歯医者に連れて行き、

医師にどういう状況に折れたか判断してもらい、

母の主張と一致するかを確認する、という事をしていれば、

母親の虐待の可能性が見えていたかもしれません。

 

さらには、下のお子さんもいたのですから、

保健所に、健診に絡めて家庭訪問をしてもらう、

健診に女の子も呼び、様子を見てもらう。

 

怪我や傷が発見された場合は、市の福祉課ではなく

児童相談所が家庭訪問し、母親が嫌がっても、

全身の傷をチェックすることも必要でした。

 

そして、関係者会議は繰り返し、定期的に行うことが重要です。

怪我、傷の頻度は増えていないか。

母親の態度に変化はあるか。

役割分担は変更の必要がないか。

検討し続けることが重要なのです。

 

警察との情報共有はこれから全国的に広がってゆくはずです。

ですが、情報共有だけでは、警察も何をしてよいのか分かりません。

パトロールの頻度を増やしてもらう。

母親が子どもをの姿を見せたがらない時や

親が高圧的に関係者を怒鳴る時などは

警察に同行してもらう。

具体的に何をしてもらうか、決めておくことが重要です。

 

千葉の小4女児虐待死事件、心愛ちゃんの事件も、

長期休み明けの欠席はすぐに学校が児童相談所に連絡、

児童相談所が子どもの姿を確認に行く。

父親が拒否した場合は警察が同行。

警察が家の近所をパトロールしていれば、

心愛ちゃんの泣き声を聞き、訪問出来たかもしれません。

 

今回の事件の女の子も、身体の傷が100か所ならば

心はもっと傷ついているはずです。

心は見えないけれど。

これ以上、子どもを傷つけない為に、救うために。

関係者会議の徹底、具体的な役割分担を行うことが重要です。

 

川口いじめ 被害者の元男子生徒、投稿者を提訴へ プロバイダーが情報開示

2019年01月08日

埼玉県川口私立中学で、いじめに遭った元男子生徒が、

ネットに誹謗中傷を書き込んだ投稿者の氏名や住所などの

開示を求めた訴訟で東京地裁はプロバイダー3社に

情報開示を命令する判決を出しました。

プロバイダー側は元男子生徒が開示を求めた4件すべてを

開示しました。

 

報道を見て、本当に良かったと思いました。

ネットいじめの加害者達は、自分は匿名性を手に入れた

と勘違いをします。

だからいじめはエスカレートし続け、次第に、

被害者の実態すら薄れていきます。

被害者が傷ついていることなんて、誰も考えなくなります。

ネットいじめは加害者達にとって、エンターテイメントになります。

自分が楽しければいい。

そして、皆を楽しませているような錯覚すら抱くようになるのです。

エンターテイメントになってしまえば、

嘘や作り話も歓迎されます。

そもそも、誹謗中傷がいじめに利用され始めると、

その内容が本当かどうかなんて、誰も確かめようと思いません。

いじめの手段の一つでしかないのですから。

 

いじめのエスカレートを止めるために、私は大人の力が必要だ、と

ずっと言い続けています。

いじめは心のウィルスです。

子どもの心に感染するウィルスです。

ウィルスなので、子ども自身は感染している事に気付いていない場合も多いのです。

だから、大人がいじめの解決に取り組むことが必要です。

 

その為には、いじめに没頭している子ども達に

「大人はいじめを許さない」とか

「いじめは悪いこと」

と伝えるのは意味がありません。

 

大人はいじめを必ず発見し、放置しない。

その態度を見せることが必要なのです。

ネットいじめをエスカレートさせないために、

ネットの世界は決して匿名ではないこと、

ネットを通してであっても、人を傷つければ

大人がちゃんと犯人を特定する、ということを

大人は示すべきなのです。

 

ネットいじめは、警察に相談しても、恐喝には当たらない、

犯罪ではない、など警察が動けない場合も多いです。

だから被害者は苦しみ続けるのです。

 

川口の元生徒の親御さんは大変苦労されたと思います。

でも、この判決が報道された事で、

ネットいじめに加担しない子どもは増えると思います。

ネットの世界でも加害者は特定される。

多くの子どもに知って欲しいです。

 

 

港区南青山児童相談所建設問題

2018年12月26日

港区が南青山に児童相談所を建設する予定について

住民説明会で一部住民が強く反対していることについての

報道が続いています。

 

一部の住民は「子どもが格差を感じる」と述べています。

『格差』とは何か。

そう考えた方もたくさんいらっしゃると思います。

 

港区が子ども家庭総合センター(仮称)の中に作る予定の

母子生活支援施設の子どもの中には、学校に通う子どもが

いるかもしれません。

その子ども達は本当に格差を感じるのでしょうか。

 

そもそも、大人が『格差』を作るから、

つまり偏見を抱くから、子ども社会にいじめが発生するのです。

大人が子どもの社会のいじめを作るのです。

親が、施設に通う子どもに偏見を抱いていたら、

子どもだって偏見を抱くし、一緒に遊ばないようにするでしょう。

 

実際、施設から学校に通う子ども達にとって

居心地の良い、過ごしやすい学校や地域を作ることが、

大人の責任のはずです。

 

ただ、この報道を見ていて、懸念していることがあります。

これほど、児童相談所と母子生活支援施設の場所が

有名になってしまったことです。

 

今まで、一時保護所と母子生活支援施設は住所は秘匿でした。

それは、虐待する親や、DVの加害者から、子どもと母子を守る為です。

保護された子どもやお母さんは虐待やDVの加害者が、

今いるこの場所を見つけ、自分を連れ戻しに来るのではないか、

と怯えています。

それを悪夢で見続ける子どももいるのです。

 

ですが、今回の報道で場所は完全に特定されました。

港区の児童相談所、母子生活支援施設に行くのは港区民に限られます。

つまり、港区内で、虐待を受け、保護された子どもがいる場所が

虐待する親に分かってしまう。

DV被害から逃れた母子が生活する場所が加害者に分かってしまう。

 

被害に遭って来た子どもやお母さんにとって、安全な場所ではなくなってしまうのです。

 

私も児童相談所で働いている間、子どもを保護する時には

「あなたを守るから、安全な場所に行こうね」

と言って来ました。だから子どもは保護を望むです。

その根底が覆されてしまう。

 

被害者を守る為には、港区民の被害者は他の区に保護をお願いし、

代わりに港区は港区外の子どもや母子を保護する。

被害者を守る為には当然とらねばならない対策ですが、

それがきちんと検討され、整っていくのかどうか、とても心配しています。

 

現場にいた人間としては、被害者の居場所を隠すのは

真っ先に考えなくてはならないことなので、

当然、検討され準備されている、と考えたいです。

 

ですが、その点について、説明会の内容にはなく、

本質的ではない議論が繰り返されています。

 

もちろん、行政側の説明の不十分さに問題があるのは確かです。

この先、港区は説明会を行わない、と発表していますが、

それはあまりに乱暴過ぎます。

 

住民と話し合いながら、住民の不安を解消し、妥協点を探してゆく。

それは今後必要なことですが、同時に、被害者をどうやって守ってゆくのか、

地域で支えてゆくために、住民にどんな協力をしてもらう必要があるのか。

その議論もしていって欲しいです。

 

 

港区南青山児童相談所建設問題

2018年12月18日

港区が南青山に児童相談所を建設することを発表し、

住民が激しく反対していることが報道されています。

なぜ南青山なのか。

価値が下がる。

そんな住民からの声に疑問を抱く方はたくさんいらっしゃると思います。

 

先週末、再度港区が児童相談所に関する学習会と

説明会を行ったことも報道されていました。

そこでも、住民の方々は反対されていました。

住民の声の中には、

港区の小学校に通うことで、子どもは余計に辛くなるのでは。

外に出て幸せそうな家族を見て、辛い思いをするのでは。

そんな声もありました。

そして、前回の説明会でも出ていた、物価が高い、ということ。

 

住民の方達は大きな勘違いをされていると思います。

児童相談所の子どもは、学校にも行きませんし、外には出ません。

一時保護所は職員が子どもの生活を管理しているので

暴れる子どもはほとんどいません。

児童相談所の一時保護所に子どもがいられるのは最長2か月です。

一時的な避難場所であり、生活場所ではありません。

 

そして、母子生活支援施設も、一時的な生活の場所です。

母子は、これから先、支援なしでも生きていけるような

方法を探すために、一時的に支援施設で生活するのです。

自分達がこれからどこで、どんな風に生活するのが安全か。

子どもはどんな学校に通うのが良いのか。

職員と相談しながら、これからの生活を決めてゆく場所です。

辛い思いをするとか、物価が高いとか、

心配して頂かなくても、職員が相談に乗りながら、解決出来る場所です。

 

私が何より思うのは、児童相談所は子どもを救う場所で、

母子生活支援施設も母子を助ける場所です。

児童相談所や母子生活支援施設を必要とする子ども、お母さんは確実にいるのです。

私も、児童相談所で働いている時に、たくさん感謝されました。

あの時、相談に行って良かった。

あの時、子どもを預ってもらって良かった。

あの時、児童相談所に助けてもらって良かった。

 

この報道を見ている、助けを必要としている人達は、

自分達はこんな風に、邪魔者扱いされているんだ、と感じ、

相談に行かれなくなってしまうのではないでしょうか。

 

それが、児童虐待を増やす。

子どもの非行を深刻化する。

 

その危険があることを、理解して欲しいです。

 

児童虐待「児相の介入強化を」厚労省 社会保障審議会提言へ

2018年12月06日

児童虐待の防止策を検討している厚労省の諮問機関、社会保障審議会の

ワーキンググループは、児相が強制的に子どもを保護する

「介入機能」の強化に向けて、都道府県に計画策定を求める

報告書案をまとめました。

 

報告書案の骨子の中には

・児相が躊躇なく介入出来るよう体制整備

・「介入」と「支援」で部署や職員を分ける

・児相の業務の第三者評価の仕組み創設

・児相全国共通ダイヤル「189」は虐待通告を中心に受ける

 

など、私が著者の中や雑誌への寄稿の中で提案している

内容が盛り込まれました。

今まで、児相が子どもを保護する事に躊躇して来たのは、

親との敵対を避けるためが大きな要因でした。

それは、児相が、子どもを強制的保護出来る権限を持ちながら、

親との信頼関係を作らなくてはならない、

という矛盾した役割を担っていたからです。

だからこそ、強制的に子どもを保護する部署と

親との信頼関係を築く部署は当然分けるべきだったのです。

そして、児相の判断に間違いがないかのチェック機能は

絶対に必要です。

また、児相が虐待の専門機関ではなく、子どもに関する

相談全てを受ける機関であることも、児相職員の負担を増やしている原因でした。

 

ただ、まだ足りない部分も課題もあります。

私が以前から指摘している課題であり改善点、

「児相の職員を児相勤務を希望している、虐待や児童福祉に関する

 専門知識がある人間を採用する」

という内容は盛り込まれていません。

つまり、今まで同様、虐待に関する知識もない、

素人である自治体職員が、児相に勤務する、という点が改善しないということです。

この点は、各自治体が児相職員の採用枠を作ればよい訳で、

出来ないことではないはずです。

そして、児相職員が専門家ではない事こそ、判断ミスを起こす

大きな原因となっているはずです。

 

また、骨子の中には

「児童福祉司の研修は介入機能に重点」

ともあります。私も児童福祉司の研修を充実させることは

必要だと考えていますが、当然のことながら、子どもを家庭に帰すための

支援も重要です。

子どもの命を救うために、子どもを保護することは大事ですが、

自立するまで施設で生活させることが子どもの幸せではありません。

 

そして、児相が子どもを強制的に保護するようになればなるほど、

「児童相談所に子どもを拉致された」

「誘拐された」

「監禁された」

といった、ネットの中での声も高まってゆくに違いありません。

そうした情報に、振り回され、児相を「ブラック」だと

本当に信じている親御さんもいるのです。

 

児相は子どもを守るために、強制的に子どもを保護する必要があります。

その為には、「拉致」「誘拐」などという情報が広まらないように

しなくてはならないと私は思います。

児相の機能と権限。その必要性をもっと広く、国民に

理解してもらう方法も検討すべきだと思います。

 

 

 

映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」

2018年11月30日

映画「母さんがどんなに僕を嫌いでも」

試写会にご招待頂き、鑑賞しました。

http://hahaboku-movie.jp/index.html

 

吉田羊さんの子どもを虐待するシーンは生々しく、

壮絶です。

観ているのが苦しい、辛い、という方もいると思います。

でも、児童相談所で働いていた経験上、

こういう母親はいる、と思いました。

自分自身の夫や人生への不満を全て子どもにぶつける。

そこには「あんたさえ生まなければ、私の人生は違ったはず」

という思いがあるのです。

子どものせいではないのに、自分の不幸を子どものせいにする。

だから子どもを愛せない。

 

これだけ虐待されて、どうしてでも子どもは母を求めるのか。

そういう疑問を抱く方もいるかもしれません。

でも、子どもというのは、どれだけひどく虐待されても、

母を求めるのです。

そこにも、リアリティを感じました。

諦めてしまえば、楽なのに。

もう、期待なんてしない方がいいのに。

 

私自身、児童相談所で働いている時に

たくさんの子どもに伝えて来ましたが、

それでも子どもは親を求めるのです。

 

この映画は親子の「愛」について考えさせられます。

自分自身を重ねて考える方も多いのではないでしょうか。

 

私としては、子どもをどうしても愛せない、

お母さんに観て欲しい映画です。