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山脇由貴子心理オフィス

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夫婦の悩み

『思春期の処方せん』発売されました~親子の関係がその後の人間関係を決定づける~

2018年06月01日

以前にお知らせした、新刊『思春期の処方せん』販売されました。

有楽町の三省堂書店で平積みになっていました。

嬉しいです。

 

今回、カテゴリーとしては育児書になりますが、

私が今回の本で書きたかったテーマは

親子関係と生い立ちです。

 

子どもの頃の親との関係、生い立ちは、その後の人生の

人間関係を決定づけます。

 

どうしても苦手な人がいる、とか

人前で話すのが苦手、とか

人を信じられない

恋愛が出来ない

そんな今の自分の苦手や悩みの原因は

多くの場合、親との関係にあるのです。

 

そして

時々、気分が憂鬱になる

突然悲しくなる

怖いことが起こる予感が消えない

自分に自信が持てない

などの悩みの原因も親との関係

つまりは生い立ちに隠されているのです。

 

だから今回の本は、今、育児をしている方だけでなく、

今も親が怖いとか、親とうまくいっていない、とか

親に愛されなかった、という親との関係に今も悩んでいる

方達にぜひ読んで欲しいです。

 

そして、反抗期がなかった方達にも。

なぜ反抗期がなかったのか、その理由についても

書いてあります。

 

育児をしていない方でも、自分が抱えている悩みや

日々の中のちょっとしたモヤモヤが

解消されるはず。

 

皆さん、ぜひ読んで下さいね。

三省堂書店 ブログ用

5月22日に新作『思春期の処方せん』(海竜社)が発売になります。

2018年05月07日

今日は新たな著書のご案内です。

5月22日に海竜社から『思春期の処方せん』が発売されます。

https://www.amazon.co.jp/dp/475931606X

 

今回の本は、思春期はなぜ必要か、そして思春期の子どもの心理、

子どもの反抗に親としてどう接すべきか、

などを書いていますが、その他にも

子どもの心の成長過程、

親子の愛着関係について、など幅広く書いています。

また、ごく普通の家庭でも、親子の愛着関係が壊れ、

子どもが問題を起こしてしまうことがあること、

子どもの将来を壊してしまうことがあること、

なども書いています。

また、親である両親の夫婦仲が子どもにどんな影響を与えるか、

夫婦仲が悪い両親のもとに育つと、

子どもは大人になった後も、ずっと苦しむことになる可能性がある

ことなども書いています。

内容については、少しずつブログでも

ご紹介したいと思っています。

 

ぜひ、読んで下さい!

体罰容認、大人の過半数 子育て中7割の親「経験あり」

2018年02月16日

公益社団法人「セーブ・ザ・チルドレン」の調査で、

大人の6割近くが、子どもへの体罰を容認していることが分かりました。

https://www.asahi.com/articles/ASL2H55CNL2HUTFK00L.html

そうなんですよね。

1発でも叩けばそれは虐待、と児童相談所が言い続けても、

やっぱり子どもへの体罰はなくならないんです。

この調査の結果の通り、大人達がいけない事、

と思っていないからなんんです。

しょっちゅう叩く訳じゃないから、とか

虐待というほどではないから、とか、

しつけの一貫だから、とか、

そう思っているんですよね。

そして私が児童相談所で出逢ったお父さん、お母さんもそうでしたが、

今の30代以降の大人は、子ども時代に親に叩かれた、

という経験を持つ人が大半、と言っても良いのではないでしょうか。

叩かれてはいなくても、暴言を吐かれた、とか。

 

児童相談所で出逢ったお父さん、お母さんの中には、

堂々と

「俺も、殴られて育ったんだから、間違っていない」

という人もいましたし、

「叩く他に、叱る方法が分からないんです」

と悩むお母さんもいました。

 

子どもはどうしたって、親の行動を学習してしまいます。

そして大人になった時に、同じことしてしまう可能性はあるのです。

 

でも、叩かれた子どもはとても傷つきます。

心に傷が残ります。

「僕が悪い子だから叩かれたんだ」とか

「お母さんは私のこと、嫌いなんだ」

と思ってしまいます。

 

「少し痛い目に遭わせないと分からない」

と言う親御さんもいらっしゃいますが、

痛い目にあったから、子どもは悪いことをしなくなるのではないのです。

叩かれたことで学ぶのは傷みだけです。

 

厚労省は「愛の鞭ゼロ作戦」を呼び掛けていますが、

その中身がイライラしたら深呼吸をする、とかいう内容で。

深呼吸してもイライラっておさまりませんよね。

でも私も、児童相談所で、よくお母さんと一緒に考えました。

 

子どもを叩きそうになってしまったら、かっとなったら

シャワーを浴びましょう

とにかく子どもと別の部屋に行きましょう

お気に入りの服に着替えてみましょう

など、事前に決めておくのです。

そして、毎回出来なくてもいいから、

10回に1回でも出来たら、お母さんを誉めて、

もっと増やしていきましょうね、と励ましていました。

 

子どもを叩いてしまうお父さん、お母さんにとって

必要なのは、叩いてしまうその原因は何なのか、

子どもへの怒りの原因は何なのか、

どうやったら減らして行けるのかを

一緒に考えて、そしてお父さん、お母さんを

誉めたり、励ましたりしてあげることなのだと

私は思っています。

 

今ある公的相談機関には、そこまで丁寧なことは

出来ないと思います。

でも、必要な事ですよね。児童虐待をなくすためには。

大阪府寝屋川市16年間娘を監禁 33歳娘凍死事件~家庭内暴力に苦しむ親

2017年12月27日
大阪府寝屋川市で、両親が16年間娘を監禁し、
33歳の娘が、監禁されていたプレハブ小屋で凍死した、
という事件が報道されています。
容疑者である母親は
「娘に、16~17歳頃から精神疾患があり、
 暴れるので監禁した」
と述べているそうです。

朝の情報番組では、
「親のする事ではない」
「虐待だ」
「精神疾患があったのなら、治療すべきだった」
とコメンテーターの方々がコメントしていました。

両親によるひどい虐待。
私には、この事件はそうとは思えないのです。

娘さんに精神疾患があったのかどうかは分かりません。
ですが、私は今までたくさんの、子どもの家庭内暴力に
苦しむ親御さんに会って来ました。
そして親御さんたちは皆、言っていました。
「治療を受けさせたい。
 相談にも乗って欲しい。
 でも、どこに行っても、
 『本人を連れて来ない限り、何も出来ない』
 と、言われてしまうんです」
と。
些細なきっかけで暴れる子どもに、
病院に行きましょうなんて、とても言えない。
「『病院に行こう』なんて言ったら、
 殺されてしまうかもしれません」
そう言った、お母さんもいました。

このご両親もそうだったのかもしれません。
16年前では、なおの事、相談場所を見つけるのは
大変だったかもしれません。

暴れて、家の中を壊す、両親に暴力を振るう、
そんな娘を、両親はどうする事も出来ず、
誰にも相談出来なかったのかもしれません。
ご近所の目を気にしていたのかもしれません。

そして、自分達でどうにかするしかない。
そう決断した。
だから、監禁した。

許される事ではありません。
でも、他にどうする事も出来なかったのではないでしょうか。

そして、両親がその家に住んでいる気配を
近所の方は感じなかったそうです。

両親は、娘を監禁したと同時に、決めたのではないでしょうか。
自分達も、娘と一緒に身を潜めて、存在を消して生きて行こう。
それしかない、と。
それは、監禁が許されないからでもあり、
娘を誰にも渡さない為だったのかもしれません。

子どもがどんなに暴れても、警察に通報したり、
強制的に入院させる事を望まない親御さんはたくさんいます。
子どもに恨まれるから。
子どもが可哀想だから。
そんな、思いで。

時間が経過してゆくうちに、両親の感覚も
麻痺していたのではないでしょうか。
娘を監禁していることが日常になり、
何も訴えない娘への食事の頻度も減り
繰り返しになりますが、両親の行為は許される事ではありません。
でも、私には、今も子どもの家庭内暴力に苦しみ、
この事件を他人事とは思えずにいる、
お父さんやお母さんがいる気がしてならないのです。
その悩みを誰にも相談出来ないまま。

この両親にも、誰か相談出来る人がいれば。
娘を治療につなげる手伝いをしてくれる人がいたら。
何かが変わっていたかもしれません。

この事件も、どうして両親がこんな事をしてしまったのか、
丁寧に追い続け、報道して欲しいと思うのです。

奈良 同級生の息子を刺した母親と、愛知 2歳の息子に睡眠導入剤を飲ませたお母さん

2017年12月08日

奈良県で、息子の同級生の女の子を自宅で刺した
母親
が逮捕された事件が報道されています。

http://mainichi.jp/articles/20171208/k00/00m/040/143000c

朝の情報番組によれば、母親は、息子がいじめられていた
と思っていた、という情報もあった、と伝えられていました。

このお母さんがどうして息子の同級生の女の子を刺したのか。
その原因はもちろん分かりません。これから解明されてゆくのだと思います。

私がこのニュースを見て、最初に考えたのはお母さんの孤独でした。
この女性を擁護する訳ではありません。
でも、どうしてこんな事をしたのか。
その行動のベースには、誰かに頼るのではなく、
自分でどうにかしなくては、という追い詰められた精神状態が
あったのではないか、という気がするのです。

いじめがあったのかどうかは分かりませんが、
お母さんには、女の子をどうしても刺さなくては、
と思う何かがあったのだとしたら。

相談出来る人がいない。
頼れる人がいない。
相談しても誰も相手にしてくれない。

そんな思いがあったのかもしれない、と思うのです。

そして、愛知での2歳の息子に睡眠導入剤を飲ませ、
殺そうとした母親。

http://www.asahi.com/articles/ASKD66GR3KD6OIPE01Q.html

ひどい母親。

私には、そうは思えなかったのです。
育児に、悩んでいたのだと思います。
そして、やっぱり相談出来る人、
救ってくれる人に出逢えなくて。
相談出来る場所、児童相談所がある事も知らなかったのかもしれません。

だから自分でどうにかするしかない、そう思ってしまった。

児童相談所で色々なお母さんの悩みを聞いている時、
多くのお母さんが言いました。
「子どもを可愛がれないなんて、
 相談したら、怒られると思って、
 なかなか相談に来られませんでした」

お母さん達にとって、「相談する」って意外にハードルが
高いものです。
相談して良かった、と思える場所も少ないのです。

子どもに危害を加える母親を減らす為に。
孤独なお母さんをどうやって救えるのか。
孤独なお母さん達が相談出来る場所をどう作るか。
それが重要な気がします。
つまり、子どもに対してと同じことなんだな、と。
どちらも、子どもを守ることにつながるんだ、と思うのです。

帰宅恐怖症候群と「離婚約」~夫婦のすれ違い~

2017年10月27日

先日、今、話題になっている夫婦のすれ違いについて書きました。
そして今、男性の「帰宅恐怖症候群」が増えている事が
NHKで取り上げられていました。
さらに、お笑いのインスタントジョンソンのじゃいさんが
奥さんと4年後に離婚する約束をし、
「離婚約」という本を書き、こちらも話題になっているそうです。

どちらも、究極の夫婦のすれ違い、という感じですね。

帰宅恐怖症候群とは、奥さんが怖くて、
家に帰りたくなくて、仕事が終わった後、
街をブラブラしたり、公園で時間を潰す、
という男性達です。
家に帰ると、些細な事で、奥さんに怒られてばかりなんだそうです。
例えば、旦那さんがソファに座った後、ソファカバーがずれたままにしておくとか。
中には精神科に通う人もいるようです。

児童相談所で働いている時には、
とてもよく出会いました。
家に帰りたくない、というお父さん。
やはり、家に帰ると、奥さんが怒鳴ってばかりいる、
責められてばかりだから、家に帰りたくない、と。
中には、絶対に奥さんには見せられない、
と言いながら、離婚届をお守りとして
鞄の中にずっと入れて持ち歩いているお父さんもいました。

奥さんと離婚する約束をした
じゃいさんは、突然奥さんから
4年後に離婚して欲しい、と言われたそうです。
じゃいさんの方は、奥さんが大好きなんだそうです。
ショックだったでしょうね。
そして今も辛いでしょうね。

どうして世の旦那さんは奥さんに嫌われてしまうのでしょう。
怒られてばかりなのでしょう。

多くのメディアや専門家は
男性が育児の大変さを理解していない、とか。
家事を分担すべきだ、とか。
夫婦のコミュニケーションを増やさなくては、とか、
アドバイスをしています。

でも私は、児童相談所でたくさんの家族を見て来て、
確信していることがあります。

それは、家族の幸せは、お母さんの幸せにかかっている、という事です。
お母さんが幸せならば、子どもも幸せ。お父さんも幸せ。
だから家族全体が幸せ。

なので夫婦間の問題を解決するためには、
義務として、家事を分担するとか、
義務として子育てを手伝う事では解決されないんです。

旦那さんが奥さんの事を精一杯幸せにするために頑張る事。
もちろん、家は居心地が良い場所であるべきなので、
必死に努力して下さい、という事ではありません。

でも、奥さんが毎日楽しく、機嫌よく過ごしていれば、
自然に家庭の中は明るくなるし、
旦那さんにも優しくしてくれるはずなんです。
ごく当たり前の理想論、って言われそうですが。

そして、家に帰るのが怖い、というお父さん達には、
絶対に気づいて欲しい事があります。
お父さんは、外で時間を潰して、家に帰らずにいれば、
奥さんに怒られずに済むかもしれません。
でも、お父さんが家に帰らないその間、
子どもはお父さんと同じように怒られているはずです。

お母さんの怒りの原因は、お父さんだけにある訳じゃないんです。
本当は。
自分の毎日が、幸せじゃない。満たされない。
その事に怒っているんです。
だからその怒りは、お父さんがいなければ、子どもに向いてしまうんです。

だからこそ、子どもの為にも、自分の為にも、
そして家族の為に、お父さんには頑張って欲しいですね。

夫婦のすれ違いが生まれる理由~夫婦の会話がない・夫への不満の心理学的分析~

2017年09月15日

夫婦のすれ違いが話題になっているそうですね。
話題になっている漫画もあるそうで、
先週のフジテレビの番組「ノンストップ!」でも
取り上げられていました。

私が児童相談所で働いていた頃も、
子どもの問題やお母さんが子どもを可愛がれない原因が
実は夫婦関係にあった、という事はありました。
今でも、ご主人への不満を抱えている女性は
オフィスにカウンセリングにいらしています。

夫婦のすれ違いの原因、私なりに分析すると・・・

例えば、奥さんは、今日すごく嫌な事がありました。
ママ友と喧嘩になったとか。
職場で同僚に悪口を言われているのを知ったとか。

話を聞いて欲しい!
そんな気持ちでご主人の帰りを待っています。
そして帰って来たご主人に
「ちょっと聞いて!今日、すごく嫌な事があって!」
と話をします。
すると、一通り話を聞いたご主人が言うのです。
「それは、お前も悪かったんじゃないか?」

これ、とってもよくある話です。
でも、ご主人にすれば、
「良かれと思って」
なんですね。

日本人の男性というのは、特に子どもや奥さんに対して
「正しいことを言わなくてはいけない」
「アドバイスをしなくてはいけない」
と思っている人がとても多いのです。

だから、奥さんと娘さんが楽しそうに
テレビ番組の話をしていたりすると、
急に娘さんに向かって、
「お前、ちゃんと勉強はしてるのか!」
とか言い出すののです。
だからお父さんは嫌われちゃう。

つまり、嫌なことがあった、と話している奥さんに対しても
同じような思いをしないように、という
良かれと思ってのアドバイスな訳です。

でも、奥さんにすれば、
「あなただからこそ、聞いて欲しくて
 分かって欲しくて、一緒に怒って欲しかった」
なのです。
奥さんにとって、今日あった嫌な事は、
まだ心の中で終わってないんです。
ご主人に、
「それはひどいよな」
と共感してもらえれば、終わりに出来たのに。

なのにお説教なんて、だったら、もう2度と話なんかしないから!

そういう気持ちになってしまう訳です。
だから余計に関係が悪くなってしまう。

なので私は、とにかく世の結婚している男性に
「奥さんの愚痴はきちんと聞いて、
 最後に共感してあげて下さいね」
とお話しています。
これこそ、夫婦円満の秘訣。

実践して下さった男性は、実際、夫婦仲が良くなった、
と実感して下さっています。

男性のみなさん、女性の話には共感してあげて下さいね。