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山脇由貴子心理オフィス

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教育

本日21時から、Yahooで動画が配信されます。

2018年08月10日

本日21時から、Yahooで犬山紙子さん、福田萌さん、

坂本美雨さんとの対談が配信されます。

テーマは「子ども、欲しくないかも」です。

バズフィードが取ったアンケートをもとに

みんなで議論しました。

和やかな雰囲気で収録出来ました。

 

スマートフォンのYahooトップページから

ご覧になれます。

ぜひ、ご覧ください!

 

 

 

 

TBS「あさチャン」、フジテレビ「報道プライムサンデー」出演しました。

2018年06月11日

フジテレビ「とくダネ!」出演に続き、

翌日5月8日のTBS「あさチャン」、5月10日のフジテレビ「報道プライムサンデー」

にも、インタビューでしたが出演しました。

今回の、結愛ちゃんの虐待事件は、多くの人が

関心を寄せているのですね。

反省文、あまりに切なかったからだと思います。

とくダネ!の中でも話しましたが、

多くの人に、虐待を受けている子どもの気持ちが

伝わったのは、本当に大きな意味があったと思います。

私は、直接たくさんの子どもから、

その苦しみを聞いてきていますが、

一般の方に知られることはなかったので・・・

 

虐待の内容は、とても深刻で許されないことです。

でも、同じように虐待を受けている子どもが

たくさんいることも、多くの方に知って欲しいです。

 

雑誌の取材も続いて受けております。

「何かしてあげたい」

そう思う方がたくさんいる、という事も聞いています。

 

小池都知事は、児童相談所強化の方針を出しましたが、

児童相談所は強化され続け、人手も増え続けています。

それでも虐待が増え続けている現実を受け、

新たな、強化策は出されるのでしょうか。

 

人手を増やす。

対応を手厚く。

そんな、今までやって来た事とは違う、

虐待を本当になくす為に何が必要なのかを、

考えて欲しいです。

 

 

『思春期の処方せん』発売されました~親子の関係がその後の人間関係を決定づける~

2018年06月01日

以前にお知らせした、新刊『思春期の処方せん』販売されました。

有楽町の三省堂書店で平積みになっていました。

嬉しいです。

 

今回、カテゴリーとしては育児書になりますが、

私が今回の本で書きたかったテーマは

親子関係と生い立ちです。

 

子どもの頃の親との関係、生い立ちは、その後の人生の

人間関係を決定づけます。

 

どうしても苦手な人がいる、とか

人前で話すのが苦手、とか

人を信じられない

恋愛が出来ない

そんな今の自分の苦手や悩みの原因は

多くの場合、親との関係にあるのです。

 

そして

時々、気分が憂鬱になる

突然悲しくなる

怖いことが起こる予感が消えない

自分に自信が持てない

などの悩みの原因も親との関係

つまりは生い立ちに隠されているのです。

 

だから今回の本は、今、育児をしている方だけでなく、

今も親が怖いとか、親とうまくいっていない、とか

親に愛されなかった、という親との関係に今も悩んでいる

方達にぜひ読んで欲しいです。

 

そして、反抗期がなかった方達にも。

なぜ反抗期がなかったのか、その理由についても

書いてあります。

 

育児をしていない方でも、自分が抱えている悩みや

日々の中のちょっとしたモヤモヤが

解消されるはず。

 

皆さん、ぜひ読んで下さいね。

三省堂書店 ブログ用

5月22日に新作『思春期の処方せん』(海竜社)が発売になります。

2018年05月07日

今日は新たな著書のご案内です。

5月22日に海竜社から『思春期の処方せん』が発売されます。

https://www.amazon.co.jp/dp/475931606X

 

今回の本は、思春期はなぜ必要か、そして思春期の子どもの心理、

子どもの反抗に親としてどう接すべきか、

などを書いていますが、その他にも

子どもの心の成長過程、

親子の愛着関係について、など幅広く書いています。

また、ごく普通の家庭でも、親子の愛着関係が壊れ、

子どもが問題を起こしてしまうことがあること、

子どもの将来を壊してしまうことがあること、

なども書いています。

また、親である両親の夫婦仲が子どもにどんな影響を与えるか、

夫婦仲が悪い両親のもとに育つと、

子どもは大人になった後も、ずっと苦しむことになる可能性がある

ことなども書いています。

内容については、少しずつブログでも

ご紹介したいと思っています。

 

ぜひ、読んで下さい!

『ママのスマホになりたい』~ママがスマホばかり見ている子どもへの影響~

2018年05月02日

『ママのスマホになりたい』という絵本が話題になっています。

https://www.amazon.co.jp/ママのスマホになりたい-のぶみ/dp/4872909461

 

タイトルから分かる通り、ママがスマホばっかり見ている子どもの気持ちの絵本です。

シンガポールの小学生の作文を絵本にしたものだそうです。

 

私も、児童相談所で働いている時から、

子どもに対して、

「お母さんいつもお家で何してる?」

とよく聞きます。

まだ小さい子どもが

「いつもスマホいじってる」

と答えることもありました。

もちろん、子どもは悲しい気持ちになります。

ママが自分に関心を向けてくれない。

それは子どもにとって、ママは自分が大事じゃないんだ、

僕のこと、私のこと、どうでもいいんだ、と感じられます。

これは、子どもの人格形成に、大きなダメージを与えます。

 

講演会ではこのお話をいつもしています。

そしてトピックスでお知らせした次の本の中に、

しっかりと書いてあります。

親のスマホとの付き合い方が、

親子の愛着関係に問題が生じる可能性があるのです。

 

お母さんだけでなく、お父さん達にも、

考えてみて欲しいことです。

子どもがお父さん、お母さんに

「愛されていない」

と感じてしまうことは、想像以上に、

子どもの心を傷つけ、その傷は生涯、

残り続け、子どもの心を苦しめ続けるのかもしれないのです。

 

神戸中3女子自殺~「破棄した」と報告されたメモみつかる~

2018年04月23日

神戸で、中3の女の子が自殺してしまった事件で、

「破棄した」とされていた、自殺直後の同級生への

聞き取りメモが、学校内に存在していたことが

発覚した、と報道されました。

https://mainichi.jp/articles/20180423/ddm/041/040/183000c

 

メモの存在を教員が見つけ、校長に報告し、

校長が市教委に報告したにも関わらず、

市教委はメモの現物を取り寄せず、

報告書も修正せず。

 

またか、って感じがします。

市教委は「怠慢と言われても仕方ない」

とコメントしているそうですが、

わざと隠したんだろう、と思われても仕方ないことです。

都合が悪いことが書かれていたから、隠した。

あるいは、本当に報告書の修正が面倒だから、

そのままにした。

どちらも最悪です。

 

子ども社会からいじめをなくそう、

という思いがまったくないのでしょうか。

そんな人達が子どもに関わる現場にいるのだとしたら、

子ども達の苦しみは続いてしまいます。

そして保護者達が学校を信頼出来ない気持ちも

強まっていってしまいます。

 

これだけ繰り返し、子どものいじめについて

報道されているのに、

なぜ現場は改善されないのでしょう。

根本の問題はやはり、子どもに関わる現場にいる

大人達の意識の問題な気がします。

 

隠蔽体質。学校がそう思われないよう、

現場は努力を続ける必要があります。

中3少女 友人宅から1000万円盗む~お金をあげないと友だちでいられない~

2018年04月17日

中3の女の子が、友人宅から1000万円盗んだ、

というニュースが報道されています。

http://mainichi.jp/articles/20180416/dde/007/040/018000c

女の子の年齢と、金額に衝撃を受けた方も多いと思います。

でも、金額の事は別として、女の子の言葉を聞いて、私は納得してしまいました。

「仲間外れにされているようなストレスを感じていた」

だから、同級生にお金を配っていたんですね。

 

私が児童相談所で出逢った子どもの中にも、

お金を使うことで友だちでいてもらった、

という子はたくさんいました。

 

ジュースやお菓子をおごってあげる。

お友達の欲しいものを買ってあげる。

直接お金を渡している子もいました。

もちろん、自分のお小遣いでは足りずに、

お父さんやお母さんの財布からお金を盗んでいた子も。

 

「お金で友だちを買ってた」

とはっきり言う子もいました。

 

特に、親から虐待を受けて来た子や、

親から愛されていない、と感じている子は、

常に愛情を求めているので、認めて欲しい気持ちが強く、

そして嫌われる事への不安がとても高いので、

友だちから嫌われないように、と必死なのです。

 

そして今の子ども達の友人関係は非常に不安定です。

インターネットの普及によって、子ども達は常に

自分の悪口を言われるのでは、という不安を抱えています。

友人関係も一晩で壊れ、仲が良かったはずなのに、

突然仲間外れ、LINE外しに苦しむ子もたくさんいます。

 

だから、この女の子の

「気持ちが分かる」

という子はきっとたくさんいると思うのです。

 

この女の子も、金額なんて、数えたわけではないでしょうし、

いくらあれば十分なのかもわからなかったのだと思います。

 

許される事ではありませんが、

「盗みは犯罪で、許されないこと」

と子どもに教えるだけでは、解決されない問題です。

 

子ども達の友人関係をどうやって安定したものにするか。

そして前から繰り返し書いているように、

どうやったら子どもが大人に相談してくれるようになるか。

 

大人が、考え続けなければならない問題だと思います。

 

埼玉・鶴ヶ島の小6女児自殺「いじめ」 同級生2人を児相通告

2018年04月03日

埼玉の鶴ヶ島で昨年11月に小6の女の子が自殺してしまった事件で、

埼玉県県警は、同級生2人を児童相談所に通告した、

というニュースが報道されました。

https://mainichi.jp/articles/20180403/ddm/041/040/149000c

自殺してしまった女の子は、同級生2人に

飲食代を複数回支払わさせたり、

また、女の子の意にそぐわない事を言わせ、

その様子をスマートフォンで動画撮影した、という事です。

 

女の子は、同級生からのいじめを苦に、自殺してしまった

という事が、認められたということです。

 

学校で起こったいじめに関して、

学校内だけで解決するのではなく、

きちんと警察に関わってもらう。

これは大切なことであり、私はいつも講演会で話していることです。

こうした流れが増えてゆけば良いと思います。

 

学校は、学校内で起こった事は、学校が解決しなくては、

と思いがちですが、

「悪いことをしたら警察に捕まる」

と、子どもに教えることは、大人の責任です。

それは、社会のルールだから。

 

そして、これから重要なのが児童相談所の果たすべき役割です。

警察からの通告とは、警察が児童相談所に、

児童相談所の指導が必要、と通告書を送る、

つまり指導を児童相談所に委ねる、という事です。

児童相談所は通告を受けたら、子どもと親に面接し、

事実確認をし、児童心理司という心理の専門家が

知能検査をしたり、心理テストをすることで、

子どもの行動の原因を分析し、

そして同じことを繰り返さない為に何が必要かを判断する。

それが児童相談所の役割です。

 

私も、児童相談所で働いている時には、

たくさんの警察からの通告を受け、

子どもの心理分析をしてきました。

 

ですが、児童相談所で働く職員の中には、

警察からの通告、つまり何らかの法に触れる行為を

した子ども達に対して、表面的なお説教をし、

「もう2度としない」

と約束をさせて終了にする人もいました。

 

それでは、本当の再発防止になるはずがありません。

お説教ならば、学校の先生だってしているはずです。

 

専門家にしか分からない、子どもの行動の原因を分析し、

そして2度と同じことが起こらない為に、

大人は何をすべきか。

それを、児童相談所と学校と保護者で、

きちんと話し合う所まで、児童相談所はやるべきだと思うのです。

 

銀座 泰明小学校 アルマーニを標準服に

2018年02月09日

皆さん、ご存知だと思いますが、

中央区銀座の泰明小学校が、来年度の新1年制の標準服が

アルマーニにするそうです。

https://mainichi.jp/graphs/20180208/hpj/00m/040/004000g/1

マスコミもちょっと騒ぎ過ぎかな、という感じはします。

賛否両論はあって当然だと思いますが。

 

問題なのは、標準服がアルマーニである事よりも、

学校、あるいは校長が勝手に決めた、という事ですよね。

学校のいじめについて、よくご相談や講演のご依頼がありますが、

いじめに対する学校の対応に保護者が不満を抱いています。

保護者が不満を抱くのは、

対応について、学校だけで考えて、

その結果を保護者に伝えるだけだからです。

全国的に、学校の取るいじめをなくす取り組み、

そしていじめ被害者への対応

いじめ加害者へのペナルティ、

いずれも保護者が「納得している」

という話を聞いたことがありません。

 

きちんと保護者と一緒に話し合って決めた事ではないからです。

 

この件も同じですよね。

学校側が決めたことを、保護者に伝えて説明するだけ。

校長は、ビジュアルアイデンティティとか、

服育とか、聞きなれない言葉で説明していましたが。

ちゃんと一緒に考えて決めればよかったのに。

そう思います。

札幌女性殺傷、12歳少年を児相通告~少年の今後と児童相談所の関わり~

2017年11月28日

札幌市で、12歳の少年が女性を殺傷した事件が報道されています。

https://mainichi.jp/articles/20171128/k00/00m/040/196000c

報道にあるように、
「人を殺すことを想像した」
「人を傷つけたい気持ちがあった」
という少年の供述は、信じられない方も多いと思います。

でも私は、児童相談所で働いていた頃、
同じような気持ちを持った子どもに会った事がありました。
少年は、確かに「普通の子」とは違いますが、
他にも、同じような子どもはいるかもしれない。
その事は、大人は知っておかなくてはならないと思います。

少年は、警察からの通告で児童相談所に一時保護されています。
まず、警察からの通告とは、14歳未満の少年は刑罰の対象にならないので、
警察が児童相談所に少年の今後の方針や、指導を委ねるのが
「通告」です。そこから児童相談所に一時保護となる場合と
在宅のまま調査や指導が行われる場合があります。
当然ですが、少年が家で生活を続けることが危険な場合は
即、一時保護となる訳です。

警察はこれから、殺人未遂で、少年を児童相談所に送致する、
と報道の中にありますが、「送致」とは、「通告」よりも
重たい措置です。
重大犯罪の場合に、児童相談所に「送致」される訳です。
児童相談所側の受け止めも、重たくなります。

そして今、少年は児童相談所の一時保護所にいると思われますが、
今後は、児童相談所から家庭裁判所送致、となるでしょう。
警察から「送致」された子どもの全てが、
家庭裁判所に送致される訳ではありません。
児童相談所が児童相談所の判断で施設に入れる場合もあります。

ですが、「殺人未遂」であり、「人を殺す事を想像した」
少年を児童相談所は扱いきれないと思います。
だから、家庭裁判所に、少年の処遇の判断を委ねると思います。

少年の今後の選択肢は3つ。
1.児童自立支援施設
  ここは、児童福祉法の範囲内の施設であり、児童相談所が少年を施設に入れる事が出来ます。
  家庭裁判所の審判で「児童自立支援施設入所」と決定される場合もあります。
2・少年院
  以前に、知り合いの検事さんに聞いた話ですが、裁判所というのは、
  一度も裁判所を裏切った事がない少年をいきなり少年院に入れる、という事は
  まずないのだそうです。
  つまり、家裁の審判で、「もう2度と悪いことはしません」と約束したのに、
  また同じような犯罪を犯した。これが裁判所を裏切った事になるという事らしいです。
  この少年の場合は、過去に家裁の審判を受けた事はないように思いますので、
  少年院はあり得ないのかな、とも思いますが、犯罪の重大性から可能性はあると思います。
3.医療少年院
  この選択肢が濃厚かなと私は勝手に思っています。
  自立支援施設で指導してゆくには重たすぎる。
  そして少年の言動から、医療的ケアを要する可能性はある子かな、
  と思ってもいます。

いずれにせよ、少年の生育歴、犯罪に至った経緯を詳細に調べ、
同じような事を繰り返さない為に、何が必要かの分析が大切ですね。

座間市9遺体事件について、毎日新聞にコメントが載りました。

2017年11月20日

毎日新聞11月18日

先日ブログに書いた、座間市9遺体事件の被害者について、
毎日新聞の取材を受けました。

前にも書いた通りなのですが、
この事件から、大人が知らなくてはいけないのは、
被害者の女の子達は、特別な子達ではなく、
どこにでもいる子たちだ、という事なのだと思うのです。

容疑者は、過去に水商売の女の子のスカウトをしていて
とても口がうまく、
だから容疑者と以前、一緒に住んでいた、
という女性はたくさんいるそうです。

ツイッターでも容疑者とコンタクトをとり、
「もしかしたら私が10人目だったかも」
「あと一歩で私が殺されていたかも」
という女性はたくさんいるそうです。

ふと「死にたい」と思う。
それは、ごく普通の生活を送っている人でもある事です。
そして、子ども達は、失うものがないから、
「死」は大人よりも身近です。
私も、児童相談所で働いている時から、
死にたい気持ちを抑えられない子、
大人になった今でも苦しんでいる子に
たくさん会って来ましたし、
今も会い続けています。

自分の子どもが、自分の教え子が、
自分の身近な子ども達が、そんな気持ちになった事はないか。
意外に、大人達は知らないものです。

子どもはなかなか話してくれないから。

被害者の予備軍はたくさんいるはずです。
今もSNSに書き込みをしていたり、
自殺サイトを覗いていたり。

子どもは話してくれないから。
だから大人が察してあげなきゃいけないのだと思うのです。
そして子どもが「相談したい」という大人にならなくては。
何より、「死にたい」なんて思わない、
幸せな毎日を、与えてあげなくては。

私も目指し続けたいと思っています。

帰宅恐怖症候群と「離婚約」~夫婦のすれ違い~

2017年10月27日

先日、今、話題になっている夫婦のすれ違いについて書きました。
そして今、男性の「帰宅恐怖症候群」が増えている事が
NHKで取り上げられていました。
さらに、お笑いのインスタントジョンソンのじゃいさんが
奥さんと4年後に離婚する約束をし、
「離婚約」という本を書き、こちらも話題になっているそうです。

どちらも、究極の夫婦のすれ違い、という感じですね。

帰宅恐怖症候群とは、奥さんが怖くて、
家に帰りたくなくて、仕事が終わった後、
街をブラブラしたり、公園で時間を潰す、
という男性達です。
家に帰ると、些細な事で、奥さんに怒られてばかりなんだそうです。
例えば、旦那さんがソファに座った後、ソファカバーがずれたままにしておくとか。
中には精神科に通う人もいるようです。

児童相談所で働いている時には、
とてもよく出会いました。
家に帰りたくない、というお父さん。
やはり、家に帰ると、奥さんが怒鳴ってばかりいる、
責められてばかりだから、家に帰りたくない、と。
中には、絶対に奥さんには見せられない、
と言いながら、離婚届をお守りとして
鞄の中にずっと入れて持ち歩いているお父さんもいました。

奥さんと離婚する約束をした
じゃいさんは、突然奥さんから
4年後に離婚して欲しい、と言われたそうです。
じゃいさんの方は、奥さんが大好きなんだそうです。
ショックだったでしょうね。
そして今も辛いでしょうね。

どうして世の旦那さんは奥さんに嫌われてしまうのでしょう。
怒られてばかりなのでしょう。

多くのメディアや専門家は
男性が育児の大変さを理解していない、とか。
家事を分担すべきだ、とか。
夫婦のコミュニケーションを増やさなくては、とか、
アドバイスをしています。

でも私は、児童相談所でたくさんの家族を見て来て、
確信していることがあります。

それは、家族の幸せは、お母さんの幸せにかかっている、という事です。
お母さんが幸せならば、子どもも幸せ。お父さんも幸せ。
だから家族全体が幸せ。

なので夫婦間の問題を解決するためには、
義務として、家事を分担するとか、
義務として子育てを手伝う事では解決されないんです。

旦那さんが奥さんの事を精一杯幸せにするために頑張る事。
もちろん、家は居心地が良い場所であるべきなので、
必死に努力して下さい、という事ではありません。

でも、奥さんが毎日楽しく、機嫌よく過ごしていれば、
自然に家庭の中は明るくなるし、
旦那さんにも優しくしてくれるはずなんです。
ごく当たり前の理想論、って言われそうですが。

そして、家に帰るのが怖い、というお父さん達には、
絶対に気づいて欲しい事があります。
お父さんは、外で時間を潰して、家に帰らずにいれば、
奥さんに怒られずに済むかもしれません。
でも、お父さんが家に帰らないその間、
子どもはお父さんと同じように怒られているはずです。

お母さんの怒りの原因は、お父さんだけにある訳じゃないんです。
本当は。
自分の毎日が、幸せじゃない。満たされない。
その事に怒っているんです。
だからその怒りは、お父さんがいなければ、子どもに向いてしまうんです。

だからこそ、子どもの為にも、自分の為にも、
そして家族の為に、お父さんには頑張って欲しいですね。

子どもを児童相談所に保護されてしまったお父さん、お母さんのお悩み~児童養護施設からの進学と自立~

2017年09月05日

先日からブログに書いています、
高校生の娘さんを児童相談所に保護されてしまい、
審判中のお父さん、お母さんのお話の続きです。

今、お父さん、お母さんがとても心配されているのは、
娘さんの高校卒業後の進路の事です。
娘さんは、私立の大学への進学を希望しています。
将来の夢があり、学部も決めているのです。

「児童養護施設から、私立の大学には行かれるんですか?」
お母さんは言いました。
「行かれない訳ではありません。」
私は答えました。

実際、児童養護施設から私立の大学に、行かれない訳ではありません。
今は、児童虐待防止法も改正されたので、
最長22歳まで、施設での生活を認められる場合もあります。
その必要性があるごく一部のお子さんですが。

でも、養護施設から大学に進学するというのは、
本当に大変なことです。
以前、私が児童相談所で働いていた頃に、
進学を目指していたお子さんは、塾の費用は
施設から出してもらえませんでした。

そして、当然、学費は子どもが自分で負担します。
返さなくて良い奨学金もありますが、
もらえる子はやはり一部のお子さん。
大半の子どもは、奨学金という形で借金をして
進学します。
そして大学に合格出来たとしても、
やはり大半の子はアパートで一人暮らし。
家賃も生活費も稼がなくてはなりません。
加えて、奨学金で集められるのは大体、学費の初年度分のみ。
だから、家賃と生活費を稼ぎながら、
さらに2年目以降の学費も稼がなくてはならないのです。

大変なことです。

私が担当していたお子さんは、高校卒業後、
私立大学に入学し、アパートでの生活を始めましたが、
1年で辞めてしまいました。
理由は、
「働いてばっかりで、勉強する時間もないし、
 遊ぶことなんて出来ないし、友だちも出来ないし、
 仕事で疲れるばっかりで、大学がちっとも楽しくない」

仕方がないことだな、と思います。
18歳で、働きながら勉強する。
なかなか出来ることではありません。
進学しないで自立する子たちだって大変です。
中には、就職できず、バイトで稼いだ
月12万で一人暮らしをしている子もいます。

娘さんを児童相談所に保護されてしまったお母さんは
娘さんをどうしても希望の大学に入れてあげたいのです。
出来ることなら、苦労なんてせずに。

しかも、児童相談所の担当者は、最初は、
「大学は、施設のお金をかき集めて、行かせます」
と宣言していたそうです。費用はすべて出す、と。
なのに、後になって、お母さんに対して
「娘さんは、大学費用をご両親が出してくれないのでは、
 と不安になっています」
と言い出したんだそうです。

お母さんは「あれ?」と思ったのです。
全部出してくれるんじゃなかったの?
それじゃあ、娘は不安になって当然、と。
余計に心配になってしまいました。
絶対に帰って来て欲しい、と。
塾も行かせたいし、大学も行かせたいから、と。

きっと、児童相談所の担当者は、施設から、
「大学費用全額なんて出せない」
と言われたんでしょうね。
子どもの人生に関わる重大事なのに、
無責任な発言はして欲しくないものです。

ちなみに、児童養護施設からの進学や就職に、
児童相談所の担当者は関わりません。
施設に職員が子どもと一緒に考えるのです。
そもそも、児童相談所の担当者なんて、
コロコロ変わるので、娘さんが高校卒業時に
今の担当者がいるとも限りませんし。

娘さんの人生、どうなってしまうのでしょう。
審判はこれからです。

児童虐待 施設内で144件 16県市、公表義務守らず 14・15年度、69自治体調査(毎日新聞)

2017年08月22日

このニュース。
もっと大きく扱われるべきだと思います。

https://mainichi.jp/articles/20170819/dde/041/040/011000c

児童相談所によって、児童養護施設や里親、知的障害児施設などに
入所となった子どもが、施設職員や里親から虐待を受けた件数です。

そもそも、虐待を受けた子どもが、安全を守る為に行った
施設や里親宅で虐待を受けるなんて、あってはならないことです。
そして、報告義務がある自治体の四分の一が実行していない、
なんて、とんでもない話です。
記事にもあるように、問題意識が希薄過ぎる。
そして厚労省が、2013年度以降、公表していなかった事を
「事務作業が滞っている為」
と言い訳した事も呆れます。
役所の典型の言い訳。

そしてやはり記事にもありますし、
以前私もブログに書きましたが、
厚労省は未就学児の原則施設措置を停止し、
75%を里親に委託することを目標にしましたが、
里親宅でも虐待された子がいる現実があります。

でも、私が一番思ったのは、この公表されている数字は
氷山の一角だろうな、という事です。
施設や里親宅で叩かれたり、怒鳴られたりしても、
誰にも言えずに我慢している子はたくさんいるはずです。
だって、誰かに言ってしまえば、
自分は居場所を失ってしまうから。
そしてまだ十分に自分の気持ちを語れない、
幼児さんもたくさんいます。

そして一番の問題は、この「施設」に一時保護所が含まれていない事です。
児童養護施設や里親さんに措置となった子どもには、
子どもの権利ノートが渡され、
その中には、施設や里親宅で虐待された時に、
外部の窓口に相談出来るハガキも入っていたり、
施設に弁護士さんがオンブズマンとして
入っていたり、自分の権利を主張出来る
方法が与えられています。

でも、一時保護所の子には、何の手段もありません。
保護所にいる間、会えるのは児童相談所の職員だけ。
一時保護所の職員に怒鳴られたり、叩かれたりしても
その事を相談出来る人はいないのです。
子どもの権利ノートも渡されません。
もし、子どもが自分の担当の児童福祉司に相談したとしても、
結局身内同士ですから、それが数字として外部に数字として
出されることはありません。

はっきり言ってしまえば、もみ消されてしまうんですね。

私が児童相談所で働いている時にもありました。
担当している子どもが一時保護所で怒鳴られたり。
高校受験を目前にしている子どもが
一時保護所の職員から
「お前んなんて、高校なんか行けない」
と言われたり。

虐待を受けた子どもが児童相談所が関わった事で
再度傷つけられる。
その現実こそ、報道されるべきです。

厚労省が、全国の一時保護所を調査する事は決まっています。
ぜひ、子どもたちの声を、聴いて欲しいで

児童相談所に子どもを保護されてしまったお父さん、お母さんのお悩み~児童相談所との裁判~

2017年08月09日

今回は、以前から書いている、高校生の娘さんを
児童相談所に保護されてしまったお父さん、お母さんのお話の続きです。

児童相談所に子どもを保護され、
児童相談所と話合いを繰り返しても
子どもを帰してもらえる見込みはなく、
以前書いた通り、私立高校の保証人も
児童相談所に勝手に変更されてしまった
お父さん、お母さんは、児童相談所に判断を任せるのではなく、
家庭裁判所の審判を希望しました。
そしていよいよ、家庭裁判所からの通知が来ました。

送られて来たのは、
・審判期日の通知と呼び出し状
・児童相談所の「施設入所が必要」という申立書
・その他、事務手続きに関する書類
ざっとこんな内容です。

児童相談所に訴えられた訳ではないのですが、
呼び出された日に行けばよい、という訳ではなく、
お父さん、お母さんも、自分達の主張をしなくてはなりません。
お父さん、お母さんは書記官から、
「答弁書」
を作るように言われました。
そして、お母さんがずっとカウンセリングに通っていた
私の話も聞いて欲しい、と
家庭裁判所に強く希望された為、私も
「陳述書」
を書くことになりました。

私は、児童相談所が作る書類については
経験上よくわかっているので、陳述書を書くのは
さほど大変なことではありません。
ですが、お父さん、お母さんにとって、
「答弁書」を書くのはとても大変なことです。

まず、当たり前に、裁判所に提出する書類とは
どんなものであるべきなのか、一般の人には分かりません。
何をどんな風に書けばよいのも分かりません。
多くの親御さんが弁護士を依頼する気持ちが
分かりました。

ですので、答弁書作りもお手伝いしました。
お手伝いしながら、大変さをさらに実感。
児童相談所の申立書に沿って、
事実に反する事は、反論し、事実を説明する。
このご家庭の場合、児童相談所の書類が、
住民票を見ればわかることから間違っていたので、
そこから間違いを指摘。

そして以前書いた通り、お母さんが子どもの
携帯を見ることを「虐待」とされていたので、
そもそも携帯はお母さんのものであって、
娘のものではない事を説明。

その他、児童相談所が「虐待」と判断している内容について、
間違いの指摘と事実の説明。
さらに、今までの子育ての振り返り、
保護に至ってしまった事についての反省。

今後、どの様な子育てを考えているか、
子どもとの関係修復にどんな方法を考えているか。
協力者には誰がいるか。

出来るだけ詳しく書きました。
そして、気をつけなくてはならないのは、
児童相談所に対する不満があっても
児童相談所への不満や悪口は書かないこと。
そして、感情的にならない事。

お父さん、お母さんは私のアドバイスに従って、
頑張って答弁書を作りました。
ご両親の答弁書と私の陳述書で合計A4 21枚。
力作です。

おかげで、審判当日、裁判官に
「申し分のない答弁書」
と誉めて頂いたそうです。
良かった、よかった。

ただし、審判当日は、
児童相談所とご両親の意向は
やはり一致しない事の確認で終わりました。

なので審判は継続しています。
続きはまた進展があり次第。