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山脇由貴子心理オフィス

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バズフィードにインタビュー記事が載りました。

2018年07月01日

目黒の5歳の女の子の虐待死事件を受け、

バズフィードにインタビュー記事が載りました。

https://www.buzzfeed.com/jp/akikokobayashi/hitogotojyanai5?utm_term=.iaWwo73wb7#.lxq5Dn95Bn

 

ヤフーニュースにもなりました!

 

昨日は、上田晋也のサタデージャーナルが放映されました。

タレントの真鍋かをりさんとご一緒しました。

そして夜、「池上彰のニュースそうだったのか」でも

コメントが放映されました。

 

今回の事件を受け、多くの方が、

児童虐待を無くす取り組み

そして児童相談所を変えるための取り組みを続けてゆきたい、

と考えてくれています。

私も、一緒に頑張りたいと思います。

目黒5歳女児虐待死事件を受け、明後日6月30日土曜日TBSの「上田晋也のサタデージャーナル」に出演予定です。

2018年06月28日

目黒5歳女児虐待死事件、両親が起訴となりました。

当然のことと思います。

この事件を受け、明後日6月30日土曜日TBSの「上田晋也のサタデージャーナル」

に出演します。

 

この事件のニュースはもう観たくない、という方も

たくさんいらっしゃると思います。

観ると悲しくなってしまうからです。

ですが、どうしたらこんな事件が二度と起きないか

考えなくてはならない、という気持は

皆さんお持ちだと思います。

 

どうしたら虐待死を防げるのか。

番組で、上田晋也さんとしっかり話し合いたいと思っています。

5:30から、と早朝なのですが、

みなさんぜひご覧ください!

小池都知事、児童相談所 虐待対応協議の会議に出席~児童相談所強化方針の行方~

2018年06月15日

目黒の5歳の女の子の虐待死事件を受け、

小池都知事が東京都児童相談センターの虐待対応協議の会議に

出席したそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180613-00000112-jnn-soci

 

この会議は「援助方針会議」という会議で、

児童相談所全体の会議です。

受けた相談について、今後の方針を決定する会議となります。

担当の児童福祉司が今までの調査や親、子との面接について説明し、

児童心理司も心理検査結果などを報告し、今後の方針、

例えば、子どもを施設に入れるのか、家に帰すのか、などを決定するのです。

 

児童相談所で働いている時は、私も毎週会議に出席していました。

著書『告発 児童相談所が子どもを殺す』の中にも書いていますが、

実は会議とは名ばかり、形骸化していて、

議論なんかまったくされませんでした。

担当福祉司の提案に意見をする人もほとんどなく、管理職もOKを出す。

そんな感じでした。

でも、小池都知事が参加したとなると全く違ったんでしょうね。

きっと管理職を筆頭に、職員は張り切ったことでしょう。

 

ニュースの中にあるように、小池都知事は職員から

「子どもは宝だ。」

という言葉を聞いたそうです。

思わず失笑。

言わないですよね。子どもは宝だ、なんて。

でも小池都知事に対しては言うんですね。

 

そして

「(児童相談所の仕事は)やりがいがある」

という言葉も、小池都知事は聞いたそうです。

児童相談所で働いている時、

そんなこと、言う人に会ったことありません。

 

小池都知事も、この事件があったのですから、

まさか真に受けたとは思いませんが。

 

そして、小池都知事は、自治体間の情報共有の在り方について

対策を強化するよう、国に要望したとか。

 

小池さん、今回の事件、まさか国、制度のせいにはしないですよね。

東京都独自で出来ることだってあるはずです。

 

小池都知事が提案している、

職員の増員

地域とのネットワーク強化

法的対応力

もう、やっていることであり、やり続けていることですから。

 

児童相談所の問題の根本は、そんな所にはないことに、

小池都知事はこのまま気づかないのでしょうか。

早く気づいて欲しです。

でないと子どもは救えません。

 

 

新幹線3人殺傷事件~容疑者のいた『自立支援施設』とは~

2018年06月12日

新幹線の中で、22歳の容疑者が刃物で女性2人を傷つけ、

1人の男性を死亡させた、という事件、みなさんニュースでご覧になったと思います。

 

今朝の情報番組で、容疑者の今までの人生が報道されていました。

容疑者は自立支援施設に入っており、施設から定時制高校に通っていたそうです。

 

自立支援施設とは、児童自立支援施設、という事になります。

自立支援施設は、法に触れる行為をしてしまったり、

問題行動を繰り返している、など、社会に適応出来ていない子どもが

入る所です。そして入る為の窓口は児童相談所です。

 

私も児童相談所で働いている時、児童自立支援施設に

入る必要がある、あるいは入った方が良い子にたくさん出逢い、

施設に入っている間も担当として、心のケアを続けていました。

 

児童自立支援施設は居心地の良い場所ではありません。

敷地内に学校があり、子どものスケジュールは決まっていて、

ルールも厳しいです。ルールを破ればペナルティがあります。

自由はなく、施設の外に子どもだけで出ることは出来ません。

 

児童自立支援施設に入った子どもは、1日も早くここを出たい、

と思うのが通常です。

原則的には大人の目の届かない場所にいることすら許されないのです。

 

私の経験と、東京都の状況的に、児童自立支援施設から定時制高校に通い、

卒業まで施設で生活する、というのはかなり異例なことです。

児童自立支援施設は、子ども単独での外出は許されません。

脱走してしまう子もいるからです。

つまり、外の高校に通わせる、ということは、

子どもがそのまま家に帰ってしまったり、

どこかに行ってしまうリスクがある訳です。

つまり、施設から高校に通う、という事は、

子ども自身に、施設での生活を続けたい、という意志がないと

続かないのです。

 

容疑者は施設から高校に通い、卒業までした。

施設内では問題がなかった、とも報道されていました。

容疑者にとって、児童自立支援施設は、居心地が悪い場所ではなかった、

ということなのだと思います。

それはつまり、容疑者にとって、悪いことが出来ない、

人との接触も最低限で済み、やるべきことが決まっている環境が必要だった。

「枠」が必要だった、ということです。

 

児童自立支援施設は厳しい環境です。

一般社会とのギャップはとても大きいのです。

私が担当していた子どもでも、施設を出た後、

また悪いことをしてしまったり、具合が悪くなったりする子はいました。

 

容疑者にはまだ、行動の「枠」が必要だったのだと思います。

一般社会は、容疑者にとって、被害に遭い続ける環境、と

容疑者本人には感じられていたのではないでしょうか。

「誰でも良かった」というのは、

世界中の人間全てが自分を傷つける、という思いをいだき、

全ての人間を憎んでいた、という事なのではないかと思います。

 

絶対に許される行動ではなく、被害者のことを考えると

つぐないきれない罪を犯した、としか言えません。

 

今後、こうした犯罪を防ぐためには、

どうやって、「枠」の必要な人間を見極める制度を作るか、

そして刑務所ではなく、社会に適応できない、社会に出ると

犯罪を犯してしまう人間が生活する場所を作るかなのだと思います。

 

とても難しいことですが。

 

被害者の方の、ご冥福をお祈りいたします。

 

 

TBS「あさチャン」、フジテレビ「報道プライムサンデー」出演しました。

2018年06月11日

フジテレビ「とくダネ!」出演に続き、

翌日5月8日のTBS「あさチャン」、5月10日のフジテレビ「報道プライムサンデー」

にも、インタビューでしたが出演しました。

今回の、結愛ちゃんの虐待事件は、多くの人が

関心を寄せているのですね。

反省文、あまりに切なかったからだと思います。

とくダネ!の中でも話しましたが、

多くの人に、虐待を受けている子どもの気持ちが

伝わったのは、本当に大きな意味があったと思います。

私は、直接たくさんの子どもから、

その苦しみを聞いてきていますが、

一般の方に知られることはなかったので・・・

 

虐待の内容は、とても深刻で許されないことです。

でも、同じように虐待を受けている子どもが

たくさんいることも、多くの方に知って欲しいです。

 

雑誌の取材も続いて受けております。

「何かしてあげたい」

そう思う方がたくさんいる、という事も聞いています。

 

小池都知事は、児童相談所強化の方針を出しましたが、

児童相談所は強化され続け、人手も増え続けています。

それでも虐待が増え続けている現実を受け、

新たな、強化策は出されるのでしょうか。

 

人手を増やす。

対応を手厚く。

そんな、今までやって来た事とは違う、

虐待を本当になくす為に何が必要なのかを、

考えて欲しいです。

 

 

5月7日 とくダネ! 動画、ご覧ください。

2018年06月11日

目黒5歳女児虐待死 大学ノートに反省文 今朝のフジテレビのとくダネ!に生出演し、解説させて頂きました。

2018年06月07日

目黒区で、5歳の女の子が虐待死した事件で母親も逮捕されました。

そして、女の子が大学ノートに書いた「反省文」が公表されました。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018060600607&g=soc

 

テレビでご覧になり、衝撃を受けた方もたくさんいると思います。

その内容はあまりにせつなく、涙するアナウンサーの方もいらっしゃいました。

 

番組の中でもお話しましたが、私は両親によって書かされた文章だと思います。

私も、児童相談所で働いていた時、

反省文を書かされた子ども、書かせる親にたくさん会って来ました。

 

親が子どもに強要するのです。

「なんで叩かれたか分かるか」

「どうすればよかったのか分かるか」

と問い詰め、子どもが答えられないと

「言うことを聞かなかったからじゃないのか」

「言われたことをちゃんとやらなかったからじゃないのか」

と子どもに誘導するのです。

子どもは親の言葉から、正解を必死に探して、

「ちゃんとしなかったから私が悪い」

と言うのです。そして両親がちゃんと残るように、と書かせるのです。

この女の子もきっと

「遊んでいたからいけないんじゃないか」

と言われたのでしょう。

だから、もう遊ばない、と書いたのだと思います。

 

反省文を書かされることで、子どもは

「自分が悪かった」

という気持を強めます。

だから

「言うことをきかなきゃ」

「お父さん、お母さんの言う通りにしなきゃ」

という気持を強めます。

そして同じことをしてしまった時には、

前の反省文を持ち出されて

「どうしてお前は同じことをするんだ」

と責められ、子どもは、また自分を責めるのです。

 

そして親の側にも繰り返しているうちに錯覚するようになります。

この子が悪いから、だから親として正しているだけだ。

これはしつけなんだ、と。

 

実際、児童相談所で働いていた時には、

子どもに書かせた反省文を持参する親御さんもいました。

子どもが反省している証拠として。

自分たちがやっていることは虐待ではなく、しつけである証拠として。

 

香川県の児童相談所は、2度目の一時保護の後、

女の子を家に帰すべきではありませんでした。

虐待を繰り返す父親であること、守れない母親であることを

判断出来る材料はたくさんありました。

そして東京の品川児童相談所は、子どもの姿を確認すべきでした。

親が拒否するのには子どもを「見られたくない」理由があるのだ、

と気づくべきでした。

 

今回、反省文が公表されたのは、密室で行われる虐待の

立証が難しい、という警視庁の判断です。

そして私は、虐待されている子どもの苦しみが

多くの人に伝わったことにも大きな意味があると思いました。

私は実際に、虐待を受けたたくさんの子どもから

その苦しさを聞いてきています。

ですが、聞いたことがない人、想像できない人は

たくさんいます。

だから、この女の子の反省文によって、

虐待されている子どもを救わなくては、

という気持を強めてくれる人はきっと増えたと思うのです。

 

虐待されている子どもを救うためには、

番組の中で伊藤アナウンサーも触れ、私もコメントしましたが

本当に救わなくてはいけない、緊急性のある子どもを

見極める力を、児童相談所の職員が持つことです。

単に人手を増やすのではなく、職員の専門性を育てること。

それこそが、必要なことだと思うのです。

『思春期の処方せん』発売されました~親子の関係がその後の人間関係を決定づける~

2018年06月01日

以前にお知らせした、新刊『思春期の処方せん』販売されました。

有楽町の三省堂書店で平積みになっていました。

嬉しいです。

 

今回、カテゴリーとしては育児書になりますが、

私が今回の本で書きたかったテーマは

親子関係と生い立ちです。

 

子どもの頃の親との関係、生い立ちは、その後の人生の

人間関係を決定づけます。

 

どうしても苦手な人がいる、とか

人前で話すのが苦手、とか

人を信じられない

恋愛が出来ない

そんな今の自分の苦手や悩みの原因は

多くの場合、親との関係にあるのです。

 

そして

時々、気分が憂鬱になる

突然悲しくなる

怖いことが起こる予感が消えない

自分に自信が持てない

などの悩みの原因も親との関係

つまりは生い立ちに隠されているのです。

 

だから今回の本は、今、育児をしている方だけでなく、

今も親が怖いとか、親とうまくいっていない、とか

親に愛されなかった、という親との関係に今も悩んでいる

方達にぜひ読んで欲しいです。

 

そして、反抗期がなかった方達にも。

なぜ反抗期がなかったのか、その理由についても

書いてあります。

 

育児をしていない方でも、自分が抱えている悩みや

日々の中のちょっとしたモヤモヤが

解消されるはず。

 

皆さん、ぜひ読んで下さいね。

三省堂書店 ブログ用

5月22日に新作『思春期の処方せん』(海竜社)が発売になります。

2018年05月07日

今日は新たな著書のご案内です。

5月22日に海竜社から『思春期の処方せん』が発売されます。

https://www.amazon.co.jp/dp/475931606X

 

今回の本は、思春期はなぜ必要か、そして思春期の子どもの心理、

子どもの反抗に親としてどう接すべきか、

などを書いていますが、その他にも

子どもの心の成長過程、

親子の愛着関係について、など幅広く書いています。

また、ごく普通の家庭でも、親子の愛着関係が壊れ、

子どもが問題を起こしてしまうことがあること、

子どもの将来を壊してしまうことがあること、

なども書いています。

また、親である両親の夫婦仲が子どもにどんな影響を与えるか、

夫婦仲が悪い両親のもとに育つと、

子どもは大人になった後も、ずっと苦しむことになる可能性がある

ことなども書いています。

内容については、少しずつブログでも

ご紹介したいと思っています。

 

ぜひ、読んで下さい!

TOKIO緊急記者会見~アルコール依存症の診断が出なかった理由~

2018年05月03日

TOKIOのメンバー4人の記者会見をご覧になった方は多いと思います。

 

記者会見の中で、私が気になったのは、

「アルコール依存症の診断が出なかった」

という松岡さんのコメントでした。

 

前に書いた通り、山口さんは典型的なアルコール依存症です。

それなのに、なぜ、アルコール依存症の診断が出なかったのでしょうか。

これは私個人の考えですが、

まず、山口さんの今回の入院は肝臓の数値が悪かった、

との事でした。

その場合、入院目的は肝機能の回復です。

ですので、内科的入院となります。

そして診断名は、肝炎などのあくまで肝臓疾患の診断になります。

 

実はアルコール依存症は、死につながりやすい病気です。

ですが、死因が「アルコール依存症」となる事はありません。

以前ブログで触れた、断酒していたのに、お酒を飲んでしまい、

公園で一升瓶を抱えて死んでいた、という方の死因は「凍死」です。

肝臓を悪くして、肝硬変、肝臓がんとなって死に至ってしまった場合も

死因は「肝臓がん」となります。

だから、アルコール依存症が本当に怖い病気なのだ、

という事はあまり知られていないかもしれません。

 

そして、アルコール依存症の診断は、精神科や心療内科で出されるものです。

精神科や心療内科にも行かれた事はあるかもしれませんが、

そこで山口さん本人が

 

毎晩お酒を飲むわけではない

お酒を飲まなくても眠れる

飲酒量は自分でコントロール出来る

お酒が原因の大きなトラブルはない

お酒が原因で大切な人間を失った事はない

 

と医師に伝えたら、アルコール依存症の診断は出ない可能性があります。

 

仕事の関係で、お酒を飲めない日はあったでしょう。

そして、仕事で身体が疲れてお酒を飲まずに眠る日もあったと思います。

飲酒量は自分ではコントロール出来る、と思っている。

お酒が原因のトラブルは、今回のように覚えていない。

アイドル、という仕事上、離れて行った人はいないのかもしれません。

 

ですが、一番重要なのは、行動面です。

ロケの時にお酒臭いことがあった、と城島さんは言っていました。

「何度も何度も同じことを繰り返し、

 メンバーに迷惑をかけてしまう。それでも繰り返してしまう。」

と山口さんが言っていた、と松岡さんは言っていました。

これこそがアルコール依存症の大きな特徴なのです。

そして、アルコール依存症と自分では認めたがらない。

だから、松岡君が

「あんた、病気だよ」

と伝えたのはとても重要だと思いました。

 

私が通っていた横浜市立大学の附属病院では、

当時はアルコール依存症の妻のカウンセリングを治療の中心としていました。

一番迷惑をかけられている人が治療に通う。

そして、接し方を学ぶ。

これが重要なのです。

家庭内暴力と同じです。

 

実は、診断も同じです。

身近で、一番迷惑をかけられている人、

アルコール依存症なのではないかと心配している人が、

本人の行動面を客観的に伝えることが重要なのです。

 

TOKIOのメンバーが、精神科に行って、

行動面の問題を医師に伝えれば、アルコール依存症の診断は出たと思います。

これからでも、出ると思います。

 

私は、記者会見を見て、TOKIO4人のメンバーの

真面目さ、誠実さ、正義感の強さを感じました。

セクハラをいつまでたっても認めない官僚や

責任を取ろうとしない大臣とは大違いだと思いました。

 

最優先されるべきは、被害者、そして家族の方々の

心の傷が癒されることですが、

山口さんがお酒をやめ、社会復帰できる事も私は望みます。

アルコール依存症は病気です。甘さではありません。

本人にはどうしようもない病気なのです。

治療のためには、抗酒剤、つまりお酒を飲めない薬を飲む。

飲めない環境を作る。生活を管理する。

そして最も重要なのは、お酒を飲むと大切なものを失う。

大切な人を失う、ということを学ばせること。

TOKIO4人のメンバーこそ、山口さんにとって、

大切な人なのだと思うのです。

だから、TOIKO4人のメンバーの力が必要だなと思いました。

『ママのスマホになりたい』~ママがスマホばかり見ている子どもへの影響~

2018年05月02日

『ママのスマホになりたい』という絵本が話題になっています。

https://www.amazon.co.jp/ママのスマホになりたい-のぶみ/dp/4872909461

 

タイトルから分かる通り、ママがスマホばっかり見ている子どもの気持ちの絵本です。

シンガポールの小学生の作文を絵本にしたものだそうです。

 

私も、児童相談所で働いている時から、

子どもに対して、

「お母さんいつもお家で何してる?」

とよく聞きます。

まだ小さい子どもが

「いつもスマホいじってる」

と答えることもありました。

もちろん、子どもは悲しい気持ちになります。

ママが自分に関心を向けてくれない。

それは子どもにとって、ママは自分が大事じゃないんだ、

僕のこと、私のこと、どうでもいいんだ、と感じられます。

これは、子どもの人格形成に、大きなダメージを与えます。

 

講演会ではこのお話をいつもしています。

そしてトピックスでお知らせした次の本の中に、

しっかりと書いてあります。

親のスマホとの付き合い方が、

親子の愛着関係に問題が生じる可能性があるのです。

 

お母さんだけでなく、お父さん達にも、

考えてみて欲しいことです。

子どもがお父さん、お母さんに

「愛されていない」

と感じてしまうことは、想像以上に、

子どもの心を傷つけ、その傷は生涯、

残り続け、子どもの心を苦しめ続けるのかもしれないのです。

 

生後2か月の弟の頭、9歳兄が叩いて死亡 児相に通告

2018年05月01日

東京都内で、9歳の兄が生後2か月の弟の頭などを叩き、

弟が死亡してしまった、というニュースが報道されました。

https://www.asahi.com/articles/ASL4W6FHLL4WUTIL04T.html

兄は児相に通告、児童相談所で一時保護されました。

 

悲しいニュースです。

もちろん、お兄ちゃんは弟を殺すつもりなんかなく、

力の加減が出来なかったのだと思います。

お兄ちゃんは、一時保護中に、今後の処遇が決定されますが、

児童自立支援施設しかないと思います。

元の生活に戻るのは環境的にも難しいでしょうし、

親御さんの心情的にもすぐに受け入れるのは

難しいのではないでしょうか。

 

都内には、小学校4年生が入れる児童自立支援施設が

1か所だけありますので、そこに入る事になるのだろうと思います。

 

まずは、お兄ちゃんが事件を起こしてしまった原因の分析が必要です。

一部の報道では発達障害があったとされています。

怒りのコントロール、衝動のコントロールを学ばせることも必要です。

そして、家族がどうやって事件を乗り越えてゆくのか。

被害者家族であり、加害者家族。

そのケアも児童相談所の役割です。

とても難しいことだと思います。

だからこそ、丁寧に関わって欲しいと思います。

 

ご家族全体が回復してゆくことが望まれます。

 

 

TOKIO 山口達也メンバー 強制わいせつ~典型的なアルコール依存症~

2018年04月27日

TOKIOのメンバーの山口達也さんが女子高生に対して

キスをした、事件がずっと報道されています。

私は、批判も擁護もしませんが、事件の経緯を見て

山口さんは典型的なアルコール依存症だな、と思いました。

児童相談所で働いている時から、アルコール依存症の人は

たくさん見て来ましたが、

アルコール依存症の人は、

肝臓を悪くして一定期間お酒が飲めなくなる

→良くなるとまた飲む→そして肝臓を悪くする

これを繰り返します。

アルコール依存症者は重症になるとトイレも行けなくなります。

40代で、オムツをはいてお酒を飲み続けていたお母さんが実際いました。

 

そしてアルコール依存症の人は、一定期間お酒をやめても、

少しでも飲むと、また浴びるように飲んでしまう。

量の加減が出来ないのも特徴の一つです。

 

大学教授で、3年間お酒をやめていたのに、

一口飲んでしまったらもう止められず、

そのまま泥酔して公園で一升瓶を抱えて凍死してしまった

という人もいるのです。

 

私の経験上の感覚ですが、アルコール依存になりやすい人は、

真面目な人

弱音を吐かない人

何事にものめりこみやすい人

完璧主義

じっとしている、ぼーっとしているのが苦手な人

という感じです。

山口さんのことはよく知りませんが、

インタビューなどから、ストイックさは感じます。

 

山口さんは記者会見でアルコール依存を否定していましたが、

これもアルコール依存の人の特徴。

依存症であることを認めない。

そして家族や身近な人も認めたがらない。

 

まずは、自分がアルコール依存であることを認め、

身近な人達もそれを指摘し続けることが大事だと思いました。

 

そして一番気になるのは、この事件で、

多くの子ども達の大人への不信感を高まらせてしまった事です。

官僚のセクハラよりもよっぽど影響が大きいです。

その責任は誰もとれません。

 

子ども達が「結局大人はみんな信用出来ない」

と思わないことを願いたいです。

そして私たちは身近な子どもに信頼されるよう

努力し続けるしかないと思うのです。

 

神戸中3女子自殺~「破棄した」と報告されたメモみつかる~

2018年04月23日

神戸で、中3の女の子が自殺してしまった事件で、

「破棄した」とされていた、自殺直後の同級生への

聞き取りメモが、学校内に存在していたことが

発覚した、と報道されました。

https://mainichi.jp/articles/20180423/ddm/041/040/183000c

 

メモの存在を教員が見つけ、校長に報告し、

校長が市教委に報告したにも関わらず、

市教委はメモの現物を取り寄せず、

報告書も修正せず。

 

またか、って感じがします。

市教委は「怠慢と言われても仕方ない」

とコメントしているそうですが、

わざと隠したんだろう、と思われても仕方ないことです。

都合が悪いことが書かれていたから、隠した。

あるいは、本当に報告書の修正が面倒だから、

そのままにした。

どちらも最悪です。

 

子ども社会からいじめをなくそう、

という思いがまったくないのでしょうか。

そんな人達が子どもに関わる現場にいるのだとしたら、

子ども達の苦しみは続いてしまいます。

そして保護者達が学校を信頼出来ない気持ちも

強まっていってしまいます。

 

これだけ繰り返し、子どものいじめについて

報道されているのに、

なぜ現場は改善されないのでしょう。

根本の問題はやはり、子どもに関わる現場にいる

大人達の意識の問題な気がします。

 

隠蔽体質。学校がそう思われないよう、

現場は努力を続ける必要があります。

中3少女 友人宅から1000万円盗む~お金をあげないと友だちでいられない~

2018年04月17日

中3の女の子が、友人宅から1000万円盗んだ、

というニュースが報道されています。

http://mainichi.jp/articles/20180416/dde/007/040/018000c

女の子の年齢と、金額に衝撃を受けた方も多いと思います。

でも、金額の事は別として、女の子の言葉を聞いて、私は納得してしまいました。

「仲間外れにされているようなストレスを感じていた」

だから、同級生にお金を配っていたんですね。

 

私が児童相談所で出逢った子どもの中にも、

お金を使うことで友だちでいてもらった、

という子はたくさんいました。

 

ジュースやお菓子をおごってあげる。

お友達の欲しいものを買ってあげる。

直接お金を渡している子もいました。

もちろん、自分のお小遣いでは足りずに、

お父さんやお母さんの財布からお金を盗んでいた子も。

 

「お金で友だちを買ってた」

とはっきり言う子もいました。

 

特に、親から虐待を受けて来た子や、

親から愛されていない、と感じている子は、

常に愛情を求めているので、認めて欲しい気持ちが強く、

そして嫌われる事への不安がとても高いので、

友だちから嫌われないように、と必死なのです。

 

そして今の子ども達の友人関係は非常に不安定です。

インターネットの普及によって、子ども達は常に

自分の悪口を言われるのでは、という不安を抱えています。

友人関係も一晩で壊れ、仲が良かったはずなのに、

突然仲間外れ、LINE外しに苦しむ子もたくさんいます。

 

だから、この女の子の

「気持ちが分かる」

という子はきっとたくさんいると思うのです。

 

この女の子も、金額なんて、数えたわけではないでしょうし、

いくらあれば十分なのかもわからなかったのだと思います。

 

許される事ではありませんが、

「盗みは犯罪で、許されないこと」

と子どもに教えるだけでは、解決されない問題です。

 

子ども達の友人関係をどうやって安定したものにするか。

そして前から繰り返し書いているように、

どうやったら子どもが大人に相談してくれるようになるか。

 

大人が、考え続けなければならない問題だと思います。