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山脇由貴子心理オフィス

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ロイター通信配信記事、翻訳版出ました。「ケアより規律、被虐待児童が直面する一時保護所問題」

2017年06月27日

先日お知らせした、ロイター通信から配信された
児童相談所の一時保護所に関する記事の翻訳版が出ました。

「ケアより規律、被虐待児童が直面する一時保護所問題」

http://jp.reuters.com/article/japan-child-shelters-idJPKBN19E0KD

日本の児童相談所の一時保護所についての記事です。
一時保護所の生活が、虐待を受けて来た子どもを
ケアする場所ではなく、子どもにストレスを与える場所、
という事が書かれています。
私のコメントも載っています。

記事を読み、改めて、考えさせられました。
一時保護所は、第2次世界大戦後、戦争孤児や放浪児に
食事や寝る場所を与えるために設置された。
しかしその後、70年間、ほとんど変わっていない。
保護すべき、対象となる子どもが変わってきているのに。

厚労省の役人も
「一時保護所が今のままでいいなんて、誰も思っていない。」
と明言。それなら、なんで変わらなかったのでしょうか。
変えようとしなかったのでしょうか。
これだけ、児童虐待の問題が深刻化し続けているのに。

そして精神科医が一時保護所の生活は、
子どもにトラウマに近いストレスを与える、とコメントしています。

親からの虐待によるトラウマを抱えた子どもが
保護された先で、再度トラウマを抱えることになる。
そんな事、あってはならないはずなのに。

「日本は子どもに優しいイメージが強い」
という記事の中の言葉が心に響きました。
日本は子どもに優しいのでしょうか。
児童相談所の問題だけではなく。
待機児童問題は解決されないまま。
子どもの貧困問題も深刻化され続けているのに、
改善されないまま、子ども食堂が美談にされる。
それは、国が何も出来ず、子ども食堂に
頼らざるを得ない、という事なのに。

恥ずかしいから、子ども食堂には行かれない、
あるいは親が、行くなというから行かれない。
そんな子どももたくさんいます。
その子達は、児童相談所に保護された子ども同様、
世間には知られていません。

日本は子どもにお金をかけない国。
私にはずっとそう見えています。
一時保護所の問題も、解決されるのにはきっと時間がかかるでしょう。
ですが何より、海外メディアから指摘される事は
恥ずべきことだ、という事に気づかなくてはならないと思うのです。