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山脇由貴子心理オフィス

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不幸な結婚 辛い子育てをしないために ~今まで出会った女性たちの悩みの克服~

2016年01月15日

先日は、つい子どもに手を挙げてしまうお母さんについて書きました。

今日は、やはり必要以上に子どもを叱ってしまう
別のお母さんのお話です。

お子さんは6歳の男の子。
可愛くないわけではないのだけれど、
些細なことで、必要以上に叱ってしまう。
お母さんは悩んでいました。
今はまだ、手を挙げることはないけれど、
このままだといつか叩いてしまうかも・・・と。

叱ってしまうきっかけは本当に些細なこと。
食事中に席を立ってしまうとか。
朝、なかなか起きないとか。
ぐずぐずして歯磨きをしないとか。

どれも、子育ての中でよくあることです。
なんで、そんなに頭に来ちゃうんでしょうね?
お母さんと一緒に考えました。
すると、お母さんは言いました。

「主人に、似てるんです」

聞けば、ご主人は仕事が多忙で毎晩仕事や接待で帰りは夜中。
休みの日は夕方まで寝ていて、夜は友だちと飲みに行ったり、
ゴルフに行ったりでほとんど家にいないんだそうです。

「子育てを手伝って欲しい、っていうのもありますけど、
 それよりも、もっと一緒にいて欲しいっていうか・・・」

お母さんは、愛を求めていました。
お母さん自身、ご両親が多忙で一緒にいられる時間がなく、
寂しい思いをしてきたので、
幸せな家庭を築くのが夢でした。
でも、それはごく普通の、家族で食事をし、
笑いが絶えないような家庭を持ちたい。
そんな誰もが抱く夢でした。

ところが、結婚しても旦那さんはほとんど家にいない。
子どもが生まれてからもそれは変わらなくて。

「子育ても分からないことだらけで辛くて。
 だから話を聞いて欲しくて、夜中まで待って
 話を聞いてもらおうとしても聞いてもらえなくて」

お母さんの中で、不満が募ってゆきました。
だから仕事から帰って来たご主人に、つい文句を言ってしまう。
そうするとご主人は、夜中でも家を飛び出し、
飲みに行ってしまって朝まで帰って来ないんだそうです。

「辛かったですね」

私がそう言うとお母さんは涙を流しました。

そして、ご主人に対しては、もう諦めの感情を抱き始めた頃、
お母さんは息子さんを見ていて、思ったんだそうです。

「主人に、似ている」

ご飯の食べ方とか。仕草とか。
お母さんの言うことに返事をしないこととか。

「そうしたら、猛烈に腹が立って・・・」

お母さんの怒りは、息子さんに対してではなく、
ご主人に対する怒りだったんです。
お母さんのカウンセリングを続けることになりました。

私はお母さんの了解を得て、ご主人に連絡を取ることにしました。
息子さんはまもなく小学校入学。
子どもと長い時間一緒にいることに限界を感じていたお母さんは
学童に申し込んでいて、入れることになっていました。
そういう状況なら、と私はお母さんにパートを始めることを勧めました。

悩んでいるお母さんに、私は仕事を始めることを勧めることがあります。
「悩みを抱えている時に仕事なんて・・・」
と思われる方もいらっしゃると思います。
でも、「お母さん」でいるのが辛い時こそ、
「お母さん」でいなくて良い時間を作ることが大切なのです。
「お母さん」の役割から解放される時間が。

お母さんは、カウンセリングに通っていることも、
学童のこともご主人に話せておらず、
パートも絶対に反対されるだろうと言いました。
なので、カウンセリングのことも学童のことも、パートのことも
私からご主人に説明することにしました。

さっそくお父さんに連絡を取り始めましたが、
忙しいお父さんはなかなか電話に出てくれず、
出てくれても
「忙しい」
の一言で切られてしまったり・・・

カウンセリングを続けているお母さんは
「もう、きっと無理です」
と諦めそうになっていました。

「私も頑張りますから、お母さんも諦めないで!」

私はお母さんを励まし続けました。

さて、話はまだまだ続きますが、とても長くなってしまうので
解決までの続きは次回に。