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山脇由貴子心理オフィス

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不幸な結婚、辛い子育てをしない為に~DV、暴力を受けているお母さん達へ~

2017年04月14日

「夫から、暴力を振るわれるんです」
相談にいらしたお母さんは言いました。
「骨折も何度もしました。鼓膜も破れてしまって・・・」

お子さんは2人。まだ2歳と5歳と小さいのだそうです。
「子どもも、動きが多くて手がかかるんですけど、
 協力もしてくれなくて・・・ 
 子どもの泣き声がうるさいって殴られることも多くって」

お母さんは疲れた表情で、でも、悲しみに溢れている訳でもありませんでした。
旦那さんに暴力を振るわれている女性にはたくさん出会って来ましたが、
そうなんです。みな、苦しんでいるのは間違いないのですが、
むしろ表情に見えるのは疲れと諦め。

「別れた方が良いのはお分かりですよね?」
お母さんは、ご両親にも離婚を勧められているそうです。
「分かっています。でも、考えて、やっぱり、子どもが成人するまでは、
 主人に責任を取らせるのが一番いいかなって」

今まで出逢ったお母さん達の中には、離婚を決断しない方はたくさんいました。
「子どもの為に、離婚はしない方が良いと思って」
「子どもに苦労させたくないし」
「主人は子どもの事は可愛がっているので、悲しい思いをさせたくなくて」

そしてこのお母さんも言うのです。
「毎日、暴力を振るう訳じゃないんです。
 真面目な人で、殴らなければ、本当にいい人なんです」
殴らなければいい人。そういう女性も本当に多いのです。
殴らなければ。それは当たり前のことなのに。

私はお母さんに話しました。
「本当に、離婚しない事がお子さんの為でしょうか?
 お母さんが我慢し続けることがお子さんの為でしょうか?」

離婚した後の生活が不安なのは、本当に分かるけれど。
母子でやっていけるのか、怖いのも分かるけれど。

「お母さんが殴られているのを見ているのは
 お子さんにとって、とても怖くて悲しい事ですよね?」

お母さんがお父さんに殴られているのを見続けた子どもにもたくさん会って来ました。
子ども達は言いました。
見ているのは怖い。
いつか、自分もお父さんに殴られるんじゃないかと思う、と。
そして大好きなお母さんが殴られていると、悲しい気持ちになる、と。

そしてさらに、お母さんがお父さんに殴られているのを見続けていた子どもの一部は、
いつの間にか、お父さんにそっくりに、つまりお母さんに暴力を振るうようになってしまったりします。
お父さんが、モデルになってしまい、行動を知らず知らずに真似してしまうんです。

それこそ、お母さんにとっては最も悲しい事です。

離婚する、それは本当に大きな決断です。
けれど、お母さんが殴られているのは子どもにとっても辛いことです。
何より、子どもが幸せになる為には、お母さんが幸せにならなくちゃいけません。

簡単に、殴られている女性はすぐに離婚しましょう、という話ではありません。
ご主人との話し合いで解決出来る方もいらっしゃると思います。
でも、とにかく、自分さえ我慢すれば、とは思わないでください。
暴力に、慣れないで下さい。
子どもを幸せにするために、お母さん自身が幸せになることを考えて欲しいと思うのです。