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山脇由貴子心理オフィス

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中3少女 友人宅から1000万円盗む~お金をあげないと友だちでいられない~

2018年04月17日

中3の女の子が、友人宅から1000万円盗んだ、

というニュースが報道されています。

http://mainichi.jp/articles/20180416/dde/007/040/018000c

女の子の年齢と、金額に衝撃を受けた方も多いと思います。

でも、金額の事は別として、女の子の言葉を聞いて、私は納得してしまいました。

「仲間外れにされているようなストレスを感じていた」

だから、同級生にお金を配っていたんですね。

 

私が児童相談所で出逢った子どもの中にも、

お金を使うことで友だちでいてもらった、

という子はたくさんいました。

 

ジュースやお菓子をおごってあげる。

お友達の欲しいものを買ってあげる。

直接お金を渡している子もいました。

もちろん、自分のお小遣いでは足りずに、

お父さんやお母さんの財布からお金を盗んでいた子も。

 

「お金で友だちを買ってた」

とはっきり言う子もいました。

 

特に、親から虐待を受けて来た子や、

親から愛されていない、と感じている子は、

常に愛情を求めているので、認めて欲しい気持ちが強く、

そして嫌われる事への不安がとても高いので、

友だちから嫌われないように、と必死なのです。

 

そして今の子ども達の友人関係は非常に不安定です。

インターネットの普及によって、子ども達は常に

自分の悪口を言われるのでは、という不安を抱えています。

友人関係も一晩で壊れ、仲が良かったはずなのに、

突然仲間外れ、LINE外しに苦しむ子もたくさんいます。

 

だから、この女の子の

「気持ちが分かる」

という子はきっとたくさんいると思うのです。

 

この女の子も、金額なんて、数えたわけではないでしょうし、

いくらあれば十分なのかもわからなかったのだと思います。

 

許される事ではありませんが、

「盗みは犯罪で、許されないこと」

と子どもに教えるだけでは、解決されない問題です。

 

子ども達の友人関係をどうやって安定したものにするか。

そして前から繰り返し書いているように、

どうやったら子どもが大人に相談してくれるようになるか。

 

大人が、考え続けなければならない問題だと思います。