office yamawaki

山脇由貴子心理オフィス

〒104-0061 中央区銀座8-17-5 アイオス銀座

営業時間:12:00~19:00(最終予約) (土日も予約可)

電話番号:03-3248-8813

ホームプロフィールブログ

ブログ

児童相談所 一時保護2か月超は家裁の審査導入へ~NHK

2016年12月16日

児童相談所の子どもの一時保護について、親の同意がないまま保護期間が2か月を超えた場合、
家庭裁判所が審査する。厚生労働省が新しい制度を導入する方針を決定しました。
以下はNHKのニュースです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161212/k10010803361000.html

良いことだと思います。
私のオフィスにも、お子さんが一時保護され、2か月超えても返してもらえない、
と苦しんでいる親御さんが相談にいらしているのは以前ブログにも書きました。

虐待など、家に帰せない理由がある場合であっても、
本来、一時保護期間は2か月を超えてはいけない、と定められています。
ですが実際には2か月超えても一時保護されている子どもがいるのが実情です。

2か月以内、と定められているのには理由はもちろんあります。
私は児童相談所で働いていた人間として、一時保護が長引く事は
子どもにとっても精神的に大きな負担になると実感しています。

洋服を含め、私物は一切持ち込めない。
もちろん、保護期間中携帯電話を見ることも出来ません。
原則、子ども同士のおしゃべりは禁止。
親にもほとんど会えません。
出来る遊びも限られていて、トイレに行くのだって自由には行かれません。
何をするのにも職員の許可を得なくてはならないのです。
外にも出られない。親にだって電話することも出来ません。

2か月以上なんて、耐えられない環境なのです。
今の一時保護所は、非日常的環境であり、異常な環境なのです。
でも今までは、一時保護が2か月超えても許されていました。
外部からのチェックが一切ないからです。
2か月を超えてしまっている理由は児童相談所内で上司に報告すればよいだけだからです。
私が相談をお受けしたご家族は全て2か月を超える必要性がないご家庭でした。
理由は単に、児童相談所の職員の怠慢。
やるべき事を2か月以内に終えられなかったから、だけです。

親の同意に関しても、親が同意しているのかしていないのかは
児童相談所サイドが判断します。
これは厚労省の方もおっしゃっていましたが、
親が積極的に反論しなければ、児童相談所は同意している、と判断するのです。

ですが、子どもを取られてしまった親御さんにすれば、
早く帰してもらうには、児童相談所の言うことを素直に聞くしかない、
と思ってしまいます。
強い態度で出ると帰してもらえなくなる。そう思っているからです。
そして「出来るだけ早く返します」と言われているから、
何も言わなかった、という親御さんもいました。
早く帰す、すぐにでも帰す、と言われていたのに、2か月を超えても子どもを帰してもらえなかったのです。

ひどい話です。
私は児童相談所内部の事、児童相談所がどういう風に仕事を進めるのかを良く知っています。
だから虐待などの理由がない場合は、どうすれば子どもを帰してもらえるのかが分かるのです。
児童相談所をよく知っている人間が出ていくと、
児童相談所の態度も変わります。
それもどうなのかと思います。

家裁が審査が入ることによって、
子どもを帰してもらえないまま、泣き寝入りをするしかない。
そんな親御さんが減ってゆくことが期待されます。