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山脇由貴子心理オフィス

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児童虐待 施設内で144件 16県市、公表義務守らず 14・15年度、69自治体調査(毎日新聞)

2017年08月22日

このニュース。
もっと大きく扱われるべきだと思います。

https://mainichi.jp/articles/20170819/dde/041/040/011000c

児童相談所によって、児童養護施設や里親、知的障害児施設などに
入所となった子どもが、施設職員や里親から虐待を受けた件数です。

そもそも、虐待を受けた子どもが、安全を守る為に行った
施設や里親宅で虐待を受けるなんて、あってはならないことです。
そして、報告義務がある自治体の四分の一が実行していない、
なんて、とんでもない話です。
記事にもあるように、問題意識が希薄過ぎる。
そして厚労省が、2013年度以降、公表していなかった事を
「事務作業が滞っている為」
と言い訳した事も呆れます。
役所の典型の言い訳。

そしてやはり記事にもありますし、
以前私もブログに書きましたが、
厚労省は未就学児の原則施設措置を停止し、
75%を里親に委託することを目標にしましたが、
里親宅でも虐待された子がいる現実があります。

でも、私が一番思ったのは、この公表されている数字は
氷山の一角だろうな、という事です。
施設や里親宅で叩かれたり、怒鳴られたりしても、
誰にも言えずに我慢している子はたくさんいるはずです。
だって、誰かに言ってしまえば、
自分は居場所を失ってしまうから。
そしてまだ十分に自分の気持ちを語れない、
幼児さんもたくさんいます。

そして一番の問題は、この「施設」に一時保護所が含まれていない事です。
児童養護施設や里親さんに措置となった子どもには、
子どもの権利ノートが渡され、
その中には、施設や里親宅で虐待された時に、
外部の窓口に相談出来るハガキも入っていたり、
施設に弁護士さんがオンブズマンとして
入っていたり、自分の権利を主張出来る
方法が与えられています。

でも、一時保護所の子には、何の手段もありません。
保護所にいる間、会えるのは児童相談所の職員だけ。
一時保護所の職員に怒鳴られたり、叩かれたりしても
その事を相談出来る人はいないのです。
子どもの権利ノートも渡されません。
もし、子どもが自分の担当の児童福祉司に相談したとしても、
結局身内同士ですから、それが数字として外部に数字として
出されることはありません。

はっきり言ってしまえば、もみ消されてしまうんですね。

私が児童相談所で働いている時にもありました。
担当している子どもが一時保護所で怒鳴られたり。
高校受験を目前にしている子どもが
一時保護所の職員から
「お前んなんて、高校なんか行けない」
と言われたり。

虐待を受けた子どもが児童相談所が関わった事で
再度傷つけられる。
その現実こそ、報道されるべきです。

厚労省が、全国の一時保護所を調査する事は決まっています。
ぜひ、子どもたちの声を、聴いて欲しいで