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山脇由貴子心理オフィス

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北海道小2男児置き去り事件~児童相談所に通告されるとどうなるか~

2016年06月06日

北海道の置き去り事件、無事に見つかって本当に良かったです。

この件に関し、警察が心理的虐待の疑いで、両親を児童相談所に通告する、
と報道されていました。

児童相談所に通告されるとどうなるか。
そんな疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
児童相談所って、一般の方々には縁のない所ですものね。

児童相談所に通告されると、当然の事ながら、ご両親とお子さんが
児童相談所に呼ばれます。
今回は、お姉ちゃんも呼ばれると思います。

両親から今回、どうしてこういうことをしたのか、
過去に同じような事をしたことはないか、
などの他、日常の子育てについて児童相談所が聞き取る事になると思います。
ご両親の「しつけ」に関する考え方、そして叱り方、などです。

重要なのは、やはり普段どのようにご両親がお子さんを叱っていたのか。
そして、今回の「車に石を投げる」などは、お子さんは普段からしていたのか。
つまりは、ご両親は子育てに困ってはいなかったか、という事だと思います。

そして、最も大事なのは、報道にもありますが、お子さんの傷つき、です。
カウンセラーが話を聞く、と報道されていますが、
話を聞くだけでは心は見えません。
怖かったのは当然ですが、お子さんのご両親への気持ちを
きちんと見てあげる事は、ご両親にとっても重要です。
この事件でご両親とお子さんの関係が変わってしまうのは、
心配な点です。

児童相談所で、心理の専門家がお子さんの心理状態を
きちんと診断して欲しいと思います。
話を聞くだけではなく、心理テストをとって。
その結果をご両親に伝え、ご両親がこれからお子さんに
どう接して行ったら良いか。アドバイスは重要です。

「心のケア」という言葉は広く知られるようになりましたが、
何をするのが心のケアなのか、知らない方も多いと思います。
心のケア、は話を聞くだけでは出来ません。
まず、心理テストを通してお子さんの心の状態、
傷つきの度合い、傷つきの原因を分析する。
そして、お子さんそれぞれに対して、必要なケアの内容を考える。
カウンセリングが有効なお子さんもいます。
言葉で自分の気持ちを表現出来ないお子さんには、
遊びを通して表現してもらう。
そして何より、「怖い」という気持ちを少しずつ
無くしていってあげること。

「怖いことはもう起こらない」
お子さんがそう思えるまでには、時間がかかると思います。
その不安の解消に、最も重要なのはご両親です。
毎日の生活の中で、ご両親とともに過ごす時間の中で、
お子さんが、怖い事は起こらない毎日を体験し、
実感し、不安が自然に解消されてゆくことが必要です。

だからこそ、児童相談所という専門機関で、お子さんの心の状態を分析し、
ご両親にどんな風にお子さんに接し、どんな毎日を過ごすのが
お子さんの心の回復につながるか、とアドバイスして欲しいと思います。

お子さんとご家族の心の回復をお祈りしています。