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山脇由貴子心理オフィス

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品川区女子中学生自殺事件を考える そして台東区母親殺害事件続報

2016年05月10日

また、事件が起きてしまいました。
9日夜、品川区で、女性中学生2人が線路に飛び込み、死亡してしまったという事件。
手書きのメモには、「死にたい」と書かれていたそうです。
2人は手をつないでいたとか。

自殺・・・なんでしょうか。

品川区の教育委員会は、記者会見で、「いじめがあったという情報はない」
「原因は分からない」と発表したそうです。

子どもの自殺が起こると、最近は必ず「いじめ」について触れるようになりました。
いじめがあったかどうか、それは大事な事です。
学校に通う子ども達にとって。
でも、昨晩の夜に起こったことで、まだ何も分からない段階です。
今、言えるとしたら「調査してゆきます」だけしかないと思うのです。
その調査も「事実関係」だけではなく、亡くなってしまった女の子達の
心に何が起こっていたのか。
もちろん、とても大変なことです。
でも、いじめがあったかなかったか、を語り始めると、
責任の所在を探そうとしているようにしか見えないのは、
私だけでしょうか。

相模原児童相談所の事件の記者会見でも強く思った事です。
「判断に間違いはなかった」
正しいか正しくないかよりも、子どもを救えなかった事実の方が大事なことです。

品川で亡くなってしまった2人の女の子も、やはり誰にも相談出来なかったのでしょうか。
自分達で解決しなくては、と思ったのでしょうか。
だとすれば、間違いなく、それは大人の問題です。

一報、文部科学大臣は、「死を絶対に選んではいけない」とコメントしたとか。
「死にたい」と思っている子どもに「死んではいけない」と大人が言う。
今までも、何度もテレビやニュースで見て来ました。
その声は、子どもに届くのでしょうか。
私は、児童相談所で、「死んではいけない」という言葉は
子どもに響かない、という事を学び続けました。

そして昨日ブログに書きました、台東区で15歳の女の子がお母さんを殺してしまった事件。
女の子は「やっていない」と言っていると報道で見ました。

今、彼女はどんな気持ちなのでしょうか。
こちらも、やはり事実は大事だけれど、今は、まだ何も話せないのかもしれません。
誰か一人でも、彼女の心を探ろうとしてあげているでしょうか。
誰か一人でも、「苦しかったね」と言ってあげてくれているでしょうか。

もちろん、警察は子どもの心のケアをする場所ではありません。
でも、子どもが本当のことを語るには、時間がかかる時があります。
出来る限り待ってあげて、そして、彼女の心に、寄り添ってあげて欲しいと願います。