嘘はつかないけど隠し事はするかも。「愛し続ける」秘訣
「嘘はつかないけど、隠し事はするかも」
これは、児童相談所で働いていた頃、子ども達によく言っていたことです。
大人同士の話をすべて子どもに伝えるわけにはいかない事もあったからです。
でも、出来ない事を「出来る」とは言わない。
知っていることを「知らない」とは言わないけれど、
「言えない」とは言うかも。
これが意外に子どもに評判が良かったのです。
そして大人の方たちからも「使える」と言われることが多いのです。
これって、子育てと恋愛でも、必要なことなんだと思います。
子どもは、成長させ、自立させてゆくために、
一定の年齢に達したら親に言えないことが出てくるのは
当然なので、親子であってもプライバシーは尊重しなくてはなりません。
そして親が勝手に部屋の中や鞄の中を見ると
子どもはとても傷つくのです。
親子の信頼関係にひびが入ります。
そして恋人であっても夫婦であっても、
「隠し事」を許容することは大事なことです。
恋人の事はすべて知りたい。
これも自然な気持ちですが、
大事なのは「知りたい」という気持ちを
持ち続けることなんです。
全てを知ってしまうと相手への興味は
減っていってしまいます。
愛し始める事は簡単だけど、愛し続けることは難しい。
その理由の一つがこの興味の減退にあるのです。
ミステリアスな女性がもてる、
というのもこの「知りたい」「もっと知りたい」
という心理ですね。
恋人や夫婦の関係が安定してくれば、
良い意味で「知りたい」という気持ちは
減ってくるものですが、
「隠し事くらいあっても当然」
という気持ちは持ち続けたいですね。
そうすれば、喧嘩も減るし。
だからやっぱり相手の携帯電話は見ない方が
良いのでしょうね。
関係を続けてゆくためには。