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山脇由貴子心理オフィス

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子どもの自殺予防 

2016年06月14日

昨日、都内で養護の先生対象に、子どもの自殺予防の研修をしてきました。
ゲートキーパー養成の為の研修です。
ゲートキーパーとは、内閣府の自殺予防の為の対策の一つです。
まだ学校にゲートキーパーは置かれていない所が多いのですが、
今後、増えてゆくと思います。

講義をしていて改めて思ったのですが、
自殺予防って、とっても難しいですよね。
子どもが「死にたい」と言ったらどうするか。
「死なないで」
「死んじゃダメ」
マスコミでもよく言われています。
「死を選んではいけない」
でも、本当に死にたいと思っている子どもに、その言葉は響くでしょうか。

また、この研修の為に、内閣府の行った子どもの自殺に関する調査の結果も
見ましたが、かなりの割合で「進路」が原因となっていました。
でも、進路の問題が本当の原因ではないと思うのです。
この調査はあくまで、学校に回答を求めたもので、子どもの回答ではないので
こうした結果になったのだと思いますが・・・

自殺の原因には、いじめもあります。家庭、家族の問題もあります。
けれど、子ども自身に死にたい理由が分かっていない事もあります。
原因はどんなに周囲の大人が知ろうとしても、分からない事も多いはずです。

子どもの自殺を防げない。その一番大きな原因は、
以前からブログに書いているように、
子どもが大人に頼ろうとしない事が大きいと思うのです。
頼れる大人がいない。頼りたいと思える大人がいない。
多くの子どもの言葉を聞いてきました。
そして子どもは自分ですべてを解決しようと思うのです。
その手段の一つが自殺。

いじめも同じですが、原因分析は自殺を防ぐ決定打にはなりません。
原因が分かった所でどうしようもない事もあります。
そして、実際に子どもが「死にたい」と言って来た時、
なんて言ってあげればいいのか、知らない大人が多いのも現実です。
でも、誰もが戸惑うのも仕方がない事です。
リストカットも同じで、学校の先生、養護の先生でも
リストカットした子にどう接する事が、繰り返しを防ぐのか
分からない方も多いのが現実です。
それは、先生達の責任だけではないのです。
きちんと教えられる人がいないのです。

子どもの自殺を防ぐ。子どもを救う。子どもを守る。
それは大人の責任です。
だからこそ、大人は学ばなくてはなりません。
子ども社会の現実を。
そして、子どもを救うための方法を。

子どもにとって、頼れる大人になる。
それが全ての大人の目標となる事を願っています。