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山脇由貴子心理オフィス

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貧困女子 買い物依存症とSNS依存

2016年05月20日

インターネットのニュースで見たのですが、
「貧困女子のリアル」という本が小学館から出されたそうです。
この本に出てくるのは、低収入の女性ではなく、
年収700万稼いでいても、借金返済に追われるなど、
お金に困っている女性たち。

お金に困っている理由の一つは、ブランドものの
バッグや服を買ってしまうこと。
この本の筆者の方は「見栄」が問題と指摘しています。
それもあると思いますが、
買い物依存症って立派な病気なんですよね。
しかも、本人は気づいていない場合が多いのです。

新しい服やバッグを買うと女性は嬉しくなり、興奮します。
そして買い物って、なんだか店員の優位に立ったように気持ちなります。
「お客様」ですから。
当然、高価なブランド店の店員は丁寧になります。
だから気分もいい。
そして高価なものを買うと、なんとなく自分が
「お金持ち」になったような気分になります。
錯覚ですね。
借金も、クレジットカードでの買い物と同じで、
だんだん感覚が麻痺して来て、借金の総額が分からなくなってしまうのです。
怖いですね。
ギャンブルだと、当たるか当たらないかは自分ではどうしようもないですが、
買い物だったら、お金さえ払えば必ず快感が得られるわけです。

もう一つの理由は、これは私も驚きましたが、
SNS用に高価な犬を買い、でも面倒を見るのに飽きてしまい、
犬を瀕死の状態にさせてしまった女性もいるという事です。

なるほど、と思いました。
SNSのネタがなくなってしまい、無理してお金を払ってネタを作る。

ネットいじめも同じなのですが、ネットでの自己表現って
エンターテイメント化しやすいのです。
見てくれる人が増えると、嬉しくなって、もっともっと、と思い、
盛り上がるだろう内容を書かなきゃ、という気持ちになります。
そして、リア充である自分をアピールし続けなきゃ、
という気持ちになります。
見てくれている人たちは、まさに「観客」です。

ネットの中の自己表現がエンターテイメント化すると
嘘や作り話はOKになります。
本当かどうかなんて、誰も確かめないし。
だから、ネット世界の自分が現実の自分と違う自分になってゆきます。
そうなると、エスカレートさせ続けるしかありません。

SNSを1日1度はチェックしないと気になってしまう。
そういう人はたくさんいます。
けれど、SNSのネタ作りの為にお金を使うようになる、
というのは、もうSNS依存だと思うのです。

いじめの講演をする時は、子ども社会にインターネットが与えた悪い影響を
必ず話しています。
非現実世界であるインターネット世界では、いじめの手段として、
嘘や作り話は歓迎される。だからいじめがエスカレートする。

結局、大人社会でも同じことが起こっている気がします。
SNS依存も増えてゆくのだろうと思うのです。

インターネットとの付き合い方。これはこれからの大きな課題ですね。