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山脇由貴子心理オフィス

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青森中2女子いじめ自殺事件~LINEからは逃げられない~

2016年09月06日

青森で中2の女の子がいじめによって自殺する、という事件が起きてしまいました。

被害者の女の子は、LINEによるいじめに苦しんでいた。
そして、家族で話し合い、転校も考えたけれど、
LINEやツイッターがある限り、逃げられないと思った。

まさにその通りだ、と思いました。
大人達は、子どものスマホ依存、LINE依存を問題としてとらえます。
児童相談所でも、「子どもがスマホを手放さない」という相談はたくさん受けました。

子どもはスマホに、LINEに「依存」しているのでしょうか。

多くの子ども達と会って来て、私は違うと思うのです。
子どもは依存しているのではなく、スマホを手放せないのです。
LINEから目を離せないのです。
グループLINEが始まってしまったら、終わるまで絶対参加しなくちゃいけない。
でなければ、明日、話に入れなくなっちゃう。明日から友だちじゃなくなっちゃう。
グループじゃなくても、LINEが送られて来たら、すぐに返事をしなくちゃいけない。
返事をしないと
「既読するーかよ」
と怒られてしまって、友だちじゃなくなっちゃう。

これが子ども達の心理です。
それは、依存ではなく「恐怖」だと思うのです。
スマホを手放した瞬間、自分が明日から仲間外れにされる、いじめられる危険にさらされるのでs。

いじめられている子であってもそうです。
LINEに入って来るのが悪口だと分かっているのなら、見なければいい。
そういう大人も多いです。
でも、そんなこと、出来ないんです。
LINEは読んでない事も分かっています。
「ちゃんと読めよ」
と責められてしまう。
そして、悪口を言われている本人こそ、その内容を確認したいのです。
何を言われているのか。そしてそこには何人が参加しているのか。
全く確認出来ないよりも、確認出来た方が少しだけ安心するのです。
確認出来ない方がよっぽど怖いんです。

調査をする。第三者委員会を設置する。
繰り返されて来たこの方法で、こども社会のいじめは解決されるのでしょうか。
大人が子ども達とスマホの関係を理解出来ていない。
子どもの心理に手が届いていない。
それが一番の問題なのです。

昨日はLINEが格安スマホを販売するというニュースが流れていました。
今後、LINEはますます普及して行くでしょう。
そして今や、お父さん達は仕事でLINEを使います。
お母さん達はママ友達とLINEをしています。
気付けば、食事中、家族全員がスマホをいじっていて、
家族間のコミュニケーションもLINEで行われるようになって来ています。

LINEは便利なツールです。誰もが利用したいのは当然だと思います。
けれど、これ以上子どもを苦しめ、家族同士のつながりすらも希薄にしてしまうのを
どうにか防ぎたいと思うのです。
その方法を、考え続けなくてはならないと思います。
子どもを救うために。