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山脇由貴子心理オフィス

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2017年1月

札幌市児童相談所職員、男児にわいせつ行為で逮捕

2017年01月06日

札幌市の児童相談所の非常勤職員が、一時保護所で知り合った男児を
自宅に呼び出し、わいせつ行為をして逮捕された、というニュースが流れました。

http://www.news24.jp/articles/2017/01/05/07350802.html

かつて児童相談所で働いていた人間として、
本当に恥ずかしいし、情けない事件だと思います。

もちろん、多くの児童相談所職員がこんな事をしている訳では
絶対にありません。
ですが、子どもに関わる現場、まして子どもを守る現場の人間として
絶対にやってはいけない事は明らかであり、
誰もが憤りを感じた事件だと思います。

男性非常勤職員が男の子と知り合ったのは、一時保護所。
という事は、一時保護されなければならない何かの理由があった、という事です。
自宅に呼び出されて行ってしまったのは、助けてくれる、優しい大人を求めていたからかもしれません。
だとすれば、この男の子に対する裏切りであり、一生抱える傷を負わせた、という事です。
責任は加害者にある。それは当然です。

ですが、児童相談所にも責任がないとは言えません。
この事件のようなひどい内容ではなくても、
「一時保護所で嫌な思いをした」
「一時保護所で職員にひどいことを言われた」
という子どもの言葉は頻繁に聞いています。
そして、職員としては、悪意はなくとも、子どもにとっては
「セクハラだと思った」
というような話も。

児童相談所は、子どもを親の意志に反して保護する強大な権限があります。
そしてその子どもを保護する場所こそ一時保護所です。
その一時保護所が子どもにとって安全な場所ではない。
そんな事はあってはならない事で、ましてや、一時保護所で知り合った職員に
家に戻った後に傷つけられる。こんな事は、子どもを絶対に守るべき児童相談所で
起こってはいけない事は当然の事です。

児童相談所なんて信頼出来ない。
安心して子どもを預けられない。

自発的に相談に来て下さる。そして子どもを預けざるを得ない事情を抱えた
親御さんたちも思ってしまうでしょう。
その原因の一つが、繰り返し書いている、児童相談の中で、
一時保護所の中で、一体何が起こっているのかが誰にも分らず、
子どもがどんな扱いをされているのかが分からないことです。

昨年は相模原児童相談所の一時保護所で、子どもを全裸にして
身体検査をする、という事件が起こってしまいました。

児童相談所、一時保護所は変わらなくてはなりません。
その事は昨年出版させて頂いた
『告発 児童相談所が子どもを殺す』
に書かせて頂いています。

まずは児童相談所、一時保護所がより透明になる事。
そして、専門家を増やす、という方針は毎年出されていますが、
重要なのは、資格があるとか、心理の専門家であるとか、
相談員の経験があるとか、そういう事だけではなく、
「児童相談所」という組織の専門家を作る事です。
その専門性の中には、今回の事件を起こすような人間は絶対に働かせない、
という事も含まれていると思うのです。

どうやったら児童相談所は変わってゆけるのか。
これからも考え続けたいですし、多くの人に考えて頂きたいと思っています。