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山脇由貴子心理オフィス

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2018年5月

5月22日に新作『思春期の処方せん』(海竜社)が発売になります。

2018年05月07日

今日は新たな著書のご案内です。

5月22日に海竜社から『思春期の処方せん』が発売されます。

https://www.amazon.co.jp/dp/475931606X

 

今回の本は、思春期はなぜ必要か、そして思春期の子どもの心理、

子どもの反抗に親としてどう接すべきか、

などを書いていますが、その他にも

子どもの心の成長過程、

親子の愛着関係について、など幅広く書いています。

また、ごく普通の家庭でも、親子の愛着関係が壊れ、

子どもが問題を起こしてしまうことがあること、

子どもの将来を壊してしまうことがあること、

なども書いています。

また、親である両親の夫婦仲が子どもにどんな影響を与えるか、

夫婦仲が悪い両親のもとに育つと、

子どもは大人になった後も、ずっと苦しむことになる可能性がある

ことなども書いています。

内容については、少しずつブログでも

ご紹介したいと思っています。

 

ぜひ、読んで下さい!

TOKIO緊急記者会見~アルコール依存症の診断が出なかった理由~

2018年05月03日

TOKIOのメンバー4人の記者会見をご覧になった方は多いと思います。

 

記者会見の中で、私が気になったのは、

「アルコール依存症の診断が出なかった」

という松岡さんのコメントでした。

 

前に書いた通り、山口さんは典型的なアルコール依存症です。

それなのに、なぜ、アルコール依存症の診断が出なかったのでしょうか。

これは私個人の考えですが、

まず、山口さんの今回の入院は肝臓の数値が悪かった、

との事でした。

その場合、入院目的は肝機能の回復です。

ですので、内科的入院となります。

そして診断名は、肝炎などのあくまで肝臓疾患の診断になります。

 

実はアルコール依存症は、死につながりやすい病気です。

ですが、死因が「アルコール依存症」となる事はありません。

以前ブログで触れた、断酒していたのに、お酒を飲んでしまい、

公園で一升瓶を抱えて死んでいた、という方の死因は「凍死」です。

肝臓を悪くして、肝硬変、肝臓がんとなって死に至ってしまった場合も

死因は「肝臓がん」となります。

だから、アルコール依存症が本当に怖い病気なのだ、

という事はあまり知られていないかもしれません。

 

そして、アルコール依存症の診断は、精神科や心療内科で出されるものです。

精神科や心療内科にも行かれた事はあるかもしれませんが、

そこで山口さん本人が

 

毎晩お酒を飲むわけではない

お酒を飲まなくても眠れる

飲酒量は自分でコントロール出来る

お酒が原因の大きなトラブルはない

お酒が原因で大切な人間を失った事はない

 

と医師に伝えたら、アルコール依存症の診断は出ない可能性があります。

 

仕事の関係で、お酒を飲めない日はあったでしょう。

そして、仕事で身体が疲れてお酒を飲まずに眠る日もあったと思います。

飲酒量は自分ではコントロール出来る、と思っている。

お酒が原因のトラブルは、今回のように覚えていない。

アイドル、という仕事上、離れて行った人はいないのかもしれません。

 

ですが、一番重要なのは、行動面です。

ロケの時にお酒臭いことがあった、と城島さんは言っていました。

「何度も何度も同じことを繰り返し、

 メンバーに迷惑をかけてしまう。それでも繰り返してしまう。」

と山口さんが言っていた、と松岡さんは言っていました。

これこそがアルコール依存症の大きな特徴なのです。

そして、アルコール依存症と自分では認めたがらない。

だから、松岡君が

「あんた、病気だよ」

と伝えたのはとても重要だと思いました。

 

私が通っていた横浜市立大学の附属病院では、

当時はアルコール依存症の妻のカウンセリングを治療の中心としていました。

一番迷惑をかけられている人が治療に通う。

そして、接し方を学ぶ。

これが重要なのです。

家庭内暴力と同じです。

 

実は、診断も同じです。

身近で、一番迷惑をかけられている人、

アルコール依存症なのではないかと心配している人が、

本人の行動面を客観的に伝えることが重要なのです。

 

TOKIOのメンバーが、精神科に行って、

行動面の問題を医師に伝えれば、アルコール依存症の診断は出たと思います。

これからでも、出ると思います。

 

私は、記者会見を見て、TOKIO4人のメンバーの

真面目さ、誠実さ、正義感の強さを感じました。

セクハラをいつまでたっても認めない官僚や

責任を取ろうとしない大臣とは大違いだと思いました。

 

最優先されるべきは、被害者、そして家族の方々の

心の傷が癒されることですが、

山口さんがお酒をやめ、社会復帰できる事も私は望みます。

アルコール依存症は病気です。甘さではありません。

本人にはどうしようもない病気なのです。

治療のためには、抗酒剤、つまりお酒を飲めない薬を飲む。

飲めない環境を作る。生活を管理する。

そして最も重要なのは、お酒を飲むと大切なものを失う。

大切な人を失う、ということを学ばせること。

TOKIO4人のメンバーこそ、山口さんにとって、

大切な人なのだと思うのです。

だから、TOIKO4人のメンバーの力が必要だなと思いました。

『ママのスマホになりたい』~ママがスマホばかり見ている子どもへの影響~

2018年05月02日

『ママのスマホになりたい』という絵本が話題になっています。

https://www.amazon.co.jp/ママのスマホになりたい-のぶみ/dp/4872909461

 

タイトルから分かる通り、ママがスマホばっかり見ている子どもの気持ちの絵本です。

シンガポールの小学生の作文を絵本にしたものだそうです。

 

私も、児童相談所で働いている時から、

子どもに対して、

「お母さんいつもお家で何してる?」

とよく聞きます。

まだ小さい子どもが

「いつもスマホいじってる」

と答えることもありました。

もちろん、子どもは悲しい気持ちになります。

ママが自分に関心を向けてくれない。

それは子どもにとって、ママは自分が大事じゃないんだ、

僕のこと、私のこと、どうでもいいんだ、と感じられます。

これは、子どもの人格形成に、大きなダメージを与えます。

 

講演会ではこのお話をいつもしています。

そしてトピックスでお知らせした次の本の中に、

しっかりと書いてあります。

親のスマホとの付き合い方が、

親子の愛着関係に問題が生じる可能性があるのです。

 

お母さんだけでなく、お父さん達にも、

考えてみて欲しいことです。

子どもがお父さん、お母さんに

「愛されていない」

と感じてしまうことは、想像以上に、

子どもの心を傷つけ、その傷は生涯、

残り続け、子どもの心を苦しめ続けるのかもしれないのです。

 

生後2か月の弟の頭、9歳兄が叩いて死亡 児相に通告

2018年05月01日

東京都内で、9歳の兄が生後2か月の弟の頭などを叩き、

弟が死亡してしまった、というニュースが報道されました。

https://www.asahi.com/articles/ASL4W6FHLL4WUTIL04T.html

兄は児相に通告、児童相談所で一時保護されました。

 

悲しいニュースです。

もちろん、お兄ちゃんは弟を殺すつもりなんかなく、

力の加減が出来なかったのだと思います。

お兄ちゃんは、一時保護中に、今後の処遇が決定されますが、

児童自立支援施設しかないと思います。

元の生活に戻るのは環境的にも難しいでしょうし、

親御さんの心情的にもすぐに受け入れるのは

難しいのではないでしょうか。

 

都内には、小学校4年生が入れる児童自立支援施設が

1か所だけありますので、そこに入る事になるのだろうと思います。

 

まずは、お兄ちゃんが事件を起こしてしまった原因の分析が必要です。

一部の報道では発達障害があったとされています。

怒りのコントロール、衝動のコントロールを学ばせることも必要です。

そして、家族がどうやって事件を乗り越えてゆくのか。

被害者家族であり、加害者家族。

そのケアも児童相談所の役割です。

とても難しいことだと思います。

だからこそ、丁寧に関わって欲しいと思います。

 

ご家族全体が回復してゆくことが望まれます。