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山脇由貴子心理オフィス

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2018年6月

目黒5歳女児虐待死事件を受け、明後日6月30日土曜日TBSの「上田晋也のサタデージャーナル」に出演予定です。

2018年06月28日

目黒5歳女児虐待死事件、両親が起訴となりました。

当然のことと思います。

この事件を受け、明後日6月30日土曜日TBSの「上田晋也のサタデージャーナル」

に出演します。

 

この事件のニュースはもう観たくない、という方も

たくさんいらっしゃると思います。

観ると悲しくなってしまうからです。

ですが、どうしたらこんな事件が二度と起きないか

考えなくてはならない、という気持は

皆さんお持ちだと思います。

 

どうしたら虐待死を防げるのか。

番組で、上田晋也さんとしっかり話し合いたいと思っています。

5:30から、と早朝なのですが、

みなさんぜひご覧ください!

小池都知事、児童相談所 虐待対応協議の会議に出席~児童相談所強化方針の行方~

2018年06月15日

目黒の5歳の女の子の虐待死事件を受け、

小池都知事が東京都児童相談センターの虐待対応協議の会議に

出席したそうです。

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20180613-00000112-jnn-soci

 

この会議は「援助方針会議」という会議で、

児童相談所全体の会議です。

受けた相談について、今後の方針を決定する会議となります。

担当の児童福祉司が今までの調査や親、子との面接について説明し、

児童心理司も心理検査結果などを報告し、今後の方針、

例えば、子どもを施設に入れるのか、家に帰すのか、などを決定するのです。

 

児童相談所で働いている時は、私も毎週会議に出席していました。

著書『告発 児童相談所が子どもを殺す』の中にも書いていますが、

実は会議とは名ばかり、形骸化していて、

議論なんかまったくされませんでした。

担当福祉司の提案に意見をする人もほとんどなく、管理職もOKを出す。

そんな感じでした。

でも、小池都知事が参加したとなると全く違ったんでしょうね。

きっと管理職を筆頭に、職員は張り切ったことでしょう。

 

ニュースの中にあるように、小池都知事は職員から

「子どもは宝だ。」

という言葉を聞いたそうです。

思わず失笑。

言わないですよね。子どもは宝だ、なんて。

でも小池都知事に対しては言うんですね。

 

そして

「(児童相談所の仕事は)やりがいがある」

という言葉も、小池都知事は聞いたそうです。

児童相談所で働いている時、

そんなこと、言う人に会ったことありません。

 

小池都知事も、この事件があったのですから、

まさか真に受けたとは思いませんが。

 

そして、小池都知事は、自治体間の情報共有の在り方について

対策を強化するよう、国に要望したとか。

 

小池さん、今回の事件、まさか国、制度のせいにはしないですよね。

東京都独自で出来ることだってあるはずです。

 

小池都知事が提案している、

職員の増員

地域とのネットワーク強化

法的対応力

もう、やっていることであり、やり続けていることですから。

 

児童相談所の問題の根本は、そんな所にはないことに、

小池都知事はこのまま気づかないのでしょうか。

早く気づいて欲しです。

でないと子どもは救えません。

 

 

新幹線3人殺傷事件~容疑者のいた『自立支援施設』とは~

2018年06月12日

新幹線の中で、22歳の容疑者が刃物で女性2人を傷つけ、

1人の男性を死亡させた、という事件、みなさんニュースでご覧になったと思います。

 

今朝の情報番組で、容疑者の今までの人生が報道されていました。

容疑者は自立支援施設に入っており、施設から定時制高校に通っていたそうです。

 

自立支援施設とは、児童自立支援施設、という事になります。

自立支援施設は、法に触れる行為をしてしまったり、

問題行動を繰り返している、など、社会に適応出来ていない子どもが

入る所です。そして入る為の窓口は児童相談所です。

 

私も児童相談所で働いている時、児童自立支援施設に

入る必要がある、あるいは入った方が良い子にたくさん出逢い、

施設に入っている間も担当として、心のケアを続けていました。

 

児童自立支援施設は居心地の良い場所ではありません。

敷地内に学校があり、子どものスケジュールは決まっていて、

ルールも厳しいです。ルールを破ればペナルティがあります。

自由はなく、施設の外に子どもだけで出ることは出来ません。

 

児童自立支援施設に入った子どもは、1日も早くここを出たい、

と思うのが通常です。

原則的には大人の目の届かない場所にいることすら許されないのです。

 

私の経験と、東京都の状況的に、児童自立支援施設から定時制高校に通い、

卒業まで施設で生活する、というのはかなり異例なことです。

児童自立支援施設は、子ども単独での外出は許されません。

脱走してしまう子もいるからです。

つまり、外の高校に通わせる、ということは、

子どもがそのまま家に帰ってしまったり、

どこかに行ってしまうリスクがある訳です。

つまり、施設から高校に通う、という事は、

子ども自身に、施設での生活を続けたい、という意志がないと

続かないのです。

 

容疑者は施設から高校に通い、卒業までした。

施設内では問題がなかった、とも報道されていました。

容疑者にとって、児童自立支援施設は、居心地が悪い場所ではなかった、

ということなのだと思います。

それはつまり、容疑者にとって、悪いことが出来ない、

人との接触も最低限で済み、やるべきことが決まっている環境が必要だった。

「枠」が必要だった、ということです。

 

児童自立支援施設は厳しい環境です。

一般社会とのギャップはとても大きいのです。

私が担当していた子どもでも、施設を出た後、

また悪いことをしてしまったり、具合が悪くなったりする子はいました。

 

容疑者にはまだ、行動の「枠」が必要だったのだと思います。

一般社会は、容疑者にとって、被害に遭い続ける環境、と

容疑者本人には感じられていたのではないでしょうか。

「誰でも良かった」というのは、

世界中の人間全てが自分を傷つける、という思いをいだき、

全ての人間を憎んでいた、という事なのではないかと思います。

 

絶対に許される行動ではなく、被害者のことを考えると

つぐないきれない罪を犯した、としか言えません。

 

今後、こうした犯罪を防ぐためには、

どうやって、「枠」の必要な人間を見極める制度を作るか、

そして刑務所ではなく、社会に適応できない、社会に出ると

犯罪を犯してしまう人間が生活する場所を作るかなのだと思います。

 

とても難しいことですが。

 

被害者の方の、ご冥福をお祈りいたします。

 

 

TBS「あさチャン」、フジテレビ「報道プライムサンデー」出演しました。

2018年06月11日

フジテレビ「とくダネ!」出演に続き、

翌日5月8日のTBS「あさチャン」、5月10日のフジテレビ「報道プライムサンデー」

にも、インタビューでしたが出演しました。

今回の、結愛ちゃんの虐待事件は、多くの人が

関心を寄せているのですね。

反省文、あまりに切なかったからだと思います。

とくダネ!の中でも話しましたが、

多くの人に、虐待を受けている子どもの気持ちが

伝わったのは、本当に大きな意味があったと思います。

私は、直接たくさんの子どもから、

その苦しみを聞いてきていますが、

一般の方に知られることはなかったので・・・

 

虐待の内容は、とても深刻で許されないことです。

でも、同じように虐待を受けている子どもが

たくさんいることも、多くの方に知って欲しいです。

 

雑誌の取材も続いて受けております。

「何かしてあげたい」

そう思う方がたくさんいる、という事も聞いています。

 

小池都知事は、児童相談所強化の方針を出しましたが、

児童相談所は強化され続け、人手も増え続けています。

それでも虐待が増え続けている現実を受け、

新たな、強化策は出されるのでしょうか。

 

人手を増やす。

対応を手厚く。

そんな、今までやって来た事とは違う、

虐待を本当になくす為に何が必要なのかを、

考えて欲しいです。

 

 

5月7日 とくダネ! 動画、ご覧ください。

2018年06月11日

目黒5歳女児虐待死 大学ノートに反省文 今朝のフジテレビのとくダネ!に生出演し、解説させて頂きました。

2018年06月07日

目黒区で、5歳の女の子が虐待死した事件で母親も逮捕されました。

そして、女の子が大学ノートに書いた「反省文」が公表されました。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018060600607&g=soc

 

テレビでご覧になり、衝撃を受けた方もたくさんいると思います。

その内容はあまりにせつなく、涙するアナウンサーの方もいらっしゃいました。

 

番組の中でもお話しましたが、私は両親によって書かされた文章だと思います。

私も、児童相談所で働いていた時、

反省文を書かされた子ども、書かせる親にたくさん会って来ました。

 

親が子どもに強要するのです。

「なんで叩かれたか分かるか」

「どうすればよかったのか分かるか」

と問い詰め、子どもが答えられないと

「言うことを聞かなかったからじゃないのか」

「言われたことをちゃんとやらなかったからじゃないのか」

と子どもに誘導するのです。

子どもは親の言葉から、正解を必死に探して、

「ちゃんとしなかったから私が悪い」

と言うのです。そして両親がちゃんと残るように、と書かせるのです。

この女の子もきっと

「遊んでいたからいけないんじゃないか」

と言われたのでしょう。

だから、もう遊ばない、と書いたのだと思います。

 

反省文を書かされることで、子どもは

「自分が悪かった」

という気持を強めます。

だから

「言うことをきかなきゃ」

「お父さん、お母さんの言う通りにしなきゃ」

という気持を強めます。

そして同じことをしてしまった時には、

前の反省文を持ち出されて

「どうしてお前は同じことをするんだ」

と責められ、子どもは、また自分を責めるのです。

 

そして親の側にも繰り返しているうちに錯覚するようになります。

この子が悪いから、だから親として正しているだけだ。

これはしつけなんだ、と。

 

実際、児童相談所で働いていた時には、

子どもに書かせた反省文を持参する親御さんもいました。

子どもが反省している証拠として。

自分たちがやっていることは虐待ではなく、しつけである証拠として。

 

香川県の児童相談所は、2度目の一時保護の後、

女の子を家に帰すべきではありませんでした。

虐待を繰り返す父親であること、守れない母親であることを

判断出来る材料はたくさんありました。

そして東京の品川児童相談所は、子どもの姿を確認すべきでした。

親が拒否するのには子どもを「見られたくない」理由があるのだ、

と気づくべきでした。

 

今回、反省文が公表されたのは、密室で行われる虐待の

立証が難しい、という警視庁の判断です。

そして私は、虐待されている子どもの苦しみが

多くの人に伝わったことにも大きな意味があると思いました。

私は実際に、虐待を受けたたくさんの子どもから

その苦しさを聞いてきています。

ですが、聞いたことがない人、想像できない人は

たくさんいます。

だから、この女の子の反省文によって、

虐待されている子どもを救わなくては、

という気持を強めてくれる人はきっと増えたと思うのです。

 

虐待されている子どもを救うためには、

番組の中で伊藤アナウンサーも触れ、私もコメントしましたが

本当に救わなくてはいけない、緊急性のある子どもを

見極める力を、児童相談所の職員が持つことです。

単に人手を増やすのではなく、職員の専門性を育てること。

それこそが、必要なことだと思うのです。

『思春期の処方せん』発売されました~親子の関係がその後の人間関係を決定づける~

2018年06月01日

以前にお知らせした、新刊『思春期の処方せん』販売されました。

有楽町の三省堂書店で平積みになっていました。

嬉しいです。

 

今回、カテゴリーとしては育児書になりますが、

私が今回の本で書きたかったテーマは

親子関係と生い立ちです。

 

子どもの頃の親との関係、生い立ちは、その後の人生の

人間関係を決定づけます。

 

どうしても苦手な人がいる、とか

人前で話すのが苦手、とか

人を信じられない

恋愛が出来ない

そんな今の自分の苦手や悩みの原因は

多くの場合、親との関係にあるのです。

 

そして

時々、気分が憂鬱になる

突然悲しくなる

怖いことが起こる予感が消えない

自分に自信が持てない

などの悩みの原因も親との関係

つまりは生い立ちに隠されているのです。

 

だから今回の本は、今、育児をしている方だけでなく、

今も親が怖いとか、親とうまくいっていない、とか

親に愛されなかった、という親との関係に今も悩んでいる

方達にぜひ読んで欲しいです。

 

そして、反抗期がなかった方達にも。

なぜ反抗期がなかったのか、その理由についても

書いてあります。

 

育児をしていない方でも、自分が抱えている悩みや

日々の中のちょっとしたモヤモヤが

解消されるはず。

 

皆さん、ぜひ読んで下さいね。

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