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山脇由貴子心理オフィス

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高畑淳子 長男逮捕事件~子育ての間違い~

2016年08月27日

女優の高畑淳子さんの長男が強姦致傷で逮捕されるという事件が起きました。

事件事態は許されるものではありません。
容疑者を擁護するつもりはありません。

高畑淳子さんは記者会見で
「子育てを間違えたのかもしれません」
とコメントしていらっしゃいました。
とても気になりました。
違和感を抱いた方も少なくないのではないでしょうか。
何故なら、逮捕前、裕太容疑者は間違いなく多くの方から愛されていたはずです。
高畑淳子さんは何を間違えたのでしょうか。

「規律を守れない子でした」
小さい頃から、衝動を抑えられないお子さんだったのかもしれません。
だとすると、お母さんはトラブルを解決することに奔走して来たのかもしれません。
謝罪する。弁償する。
子どもがやった事について、親として責任をとる。
それは、必要なことだったのだと思います。

でも、子どもの方は思ってしまう。
「何をしてもお母さんがどうにかしてくれる」
もちろん、意識して事件を起こした訳ではないのだと思います。
でも、経験的に、学んでしまっていたのかもしれません。
だとすると、自分でトラブルを解決する力は身につかない。
そして、衝動を抑える、という事も学べない。
いつだって、自分を守ってくれる、頼りになるお母さんがいるから。
裕太容疑者はトラブルを起こしても、いつの間にか解決されていることに
慣れてしまっていたのかもしれません。
推測に過ぎませんが。

高畑淳子さんは記者会見の中で、
「被害者の方が自分の娘であったことを考えなければ」
とおっしゃり、
裕太容疑者を芸能界に戻す事は
「してはならないこと」
とおっしゃっていました。

立派なお母さんだと感じました。
高畑淳子さんが、子育てを間違えたとしたら。

手をかけ過ぎた。
大事にし過ぎた。
愛し過ぎた。

ということなのではないでしょうか。
年齢相応に、手のかけ方を減らし、自分のやった事に自分で責任をとらせる。
子育ての中でとても重要ですが難しいことです。
子どもはいくつになっても可愛いから。守ってあげたい存在だから。
そして、間違いを指摘してくれる人もなかなかいないから。

一番に望まれるのは、被害者の方の心の回復です。

そして、責任を負うべきは、高畑裕太容疑者です。
お母さんである高畑淳子さんは、責められるべきではないと思うのです。
でなければ、また
「お母さんが責任を取ってくれる」
という構造が、繰り返されてしまうと思うのです。
育て方の問題で解決してはいけないと思うのです。
正しい子育てなんて、誰も知らないのかもしれないのだから。

新しい本を出版します

2016年08月23日

チラシ017

9月20日に文藝春秋社より、新たな本を出版することとなりました。
タイトルはセンセーショナルですが、子どもを救うために思いを込めて書いた本です。
まだ書店では買えませんが、リリース、ぜひご覧になって下さい!

子育てチェックリスト、解説です。

2016年08月18日

□ 子どもの誉めるところが思いつかない
  ➡誉めるところは必ずあるはずです。
   子どもは誉めてあげないと成長出来ません。

□ 子どもを「可愛くない」と思ったことがない
  ➡これはとても良いことではありますが、無理はしていませんか?
  「可愛くない」と思う瞬間があっても、自然なことです。
   大事なのはそう思ってしまった時にどうするか、です。

□ 子どもと別々に食事をすることが多い
  ➡食事はコミュニケーションとして大事なだけではなく、一緒に同じものを食べるのは大切なことです。ご夫婦も同じです。

□ 夫婦喧嘩の原因は子どもに関することが多い
  ➡子どもの前での夫婦喧嘩は子どもを傷つけます。自分のことが原因であれば、なおさら傷ついてしまいます。

□ LINEに夢中になってしまう
  ➡「お母さん、うちにいる時携帯ばっかりいじってる」たくさんの子どもから聞いた言葉です。
    子どもにとっては寂しいことなんです。

□ 出来る限り長い間スキンシップをしたい
  ➡スキンシップは大切ですが、お母さんとの関係は外の人とどういう関係を作るかの
   ベースになります。年齢相応、を大切に。

□ 子どもの前で「お金がない」と言ってしまう
  ➡夫婦喧嘩同様、子どもは傷つくし、不安になります。子どもの前では言わないように
   したいですね。

□ 気が付くと、1日中叱ってばかりいる
  ➡叱ってばかりいると、子どもはさらに悪いことをするようになるリスクがあります。
   最初の項目と同じです。誉めるところを探しましょう。

□ イライラの解消手段がない
  ➡お母さんが楽しそう、は子どもにとって一番大切です。

□ 子育てで分からないことがあるとネットで調べる
  ➡ネットで調べるのは便利ですが、間違った情報もあるので気を付けたいですね。

□ 慢性的に睡眠不足である
  ➡睡眠不足は体調も悪くなるし、イライラの原因にもなります。難しいかもしれませんが、質の良い睡眠は大事です。

□ ママ友からの誘いを断れない
  ➡ママ友付き合い、大切ですが、負担のならない範囲にとどめたいですね。

□ 教育費のために毎日倹約している
  ➡倹約は大事なことですが、倹約し過ぎて、かつ子どもに成果が見えないとイライラしてしまうかも。
   子育てを楽しむ余裕は持っていたいですね。

□ 祖父母(自分自身の親や夫の親)に、子育てについて注意されることが多い
  ➡お母さん自身が落ち込みますよね。気にしないわけにも行かないし。でもストレスとしてはかなり大きいはず。

□ 自由な時間がほとんどない
  ➡お母さんとしては仕方がないことでもありますが、お母さん以外の役割を持つことも大事です。
   旦那さんに協力してもらって、自由な時間を確保したいですね。

以上が解説になります。
さらに詳しい解説を知りたい方や、「じゃあどうしたら?」と思われた方は、ぜひお問合せ下さい!

子育てチェックリストです。

2016年08月17日

今日のテーマは子育てチェックリストです。
子育て中の方、ぜひ、試してみてください。

□ 子どもの誉めるところが思いつかない
□ 子どもを「可愛くない」と思ったことがない
□ 子どもと別々に食事をすることが多い
□ 夫婦喧嘩の原因は子どもに関することが多い
□ LINEに夢中になってしまう
□ 出来る限り長い間スキンシップをしたい
□ 子どもの前で「お金がない」と言ってしまう
□ 気が付くと、1日中叱ってばかりいる
□ イライラの解消手段がない
□ 子育てで分からないことがあるとネットで調べる
□ 慢性的に睡眠不足である
□ ママ友からの誘いを断れない
□ 教育費のために毎日倹約している
□ 祖父母(自分自身の親や夫の親)に、子育てについて注意されることが多い
□ 自由な時間がほとんどない

みなさん、いくつあてはまりましたか?

実はこのチェックリスト・・・

1~3つ当てはまった方→子どもへの接し方、少し気を付けた方が良いかも・・・

4~6つ当てはまった方→少しずつで良いので、子育てを変えてみましょう

7つ以上当てはまった方→今日から子育てを変えましょう!子どもが荒れちゃうかも!

という結果なのです。

1つ1つの項目についての詳しい解説は、明日ご紹介します!

岐阜県羽鳥市 トイレに赤ちゃんが置き去り~意外に多い、墜落分娩~

2016年08月16日

岐阜県羽鳥市で、盆踊り会場のトイレに、赤ちゃんが置き去りにされていたのが発見されました。

推測に過ぎませんが、墜落分娩なのではないかと・・・
児童相談所で働いていた時には、時々遭遇しました。

トイレで出産してしまう。
どうして?と思われる方も多いかもしれません。
けれど、決して少なくはないのです。

妊娠していることに気づかなかった。
これは現実にあります。
もともと、生理不順だったりする女性は、生理が来なくても、
「いつものこと」
と思ってしまうのです。

そして、妊娠に気づいているけれど、どうすることも出来ない。
あるいは、妊娠に気づいた時には、もうどうすることも出来なかった。
こういう女性も少なくありません。

いずれも、相談する人がいない、という孤独が関係しています。
相談出来る家族がいなくても、
地域には児童相談所もあるし、地域の保健相談所もあるのですけれど、
私の児童相談所で働いていた経験的にも
多くの女性達は、妊娠したことを相談に行くと「怒られる」「責められる」
と思ってしまいがちです。

不注意だとか無責任だとか。

でも、不安になる、ってことはすでに自分で自分を責めてしまっているのです。
生んでも育てることは出来ない。
それだけは分かっていて、だからこそ、きっと怒られてしまうだろう、と。
だったらなんで子どもを作ったんだ、
子どもが出来るようなことをしたんだ、って。

不安になる気持ちはわかります。
怖いのも分かります。
妊娠していることを誰にも知られたくないのも分かります。

まだ学生で妊娠してしまった女の子は、お金もないのに
「どうにか家族に知られずに自分だけで解決できないか」
と真剣に悩んでいました。

お母さんにとっても、生まれて来た子どもにとっても、悲しいことです。
けれど、様々な相談機関が厳しいことを言うのも現実です。

相談に来た方全てに
「よく相談してくれました」
と言ってくれるような公的な相談機関が増えてくれることが望まれます。
児童相談所も。

それが、悩んでいる女性を救い、生まれて来る子どもを救うことにつながるのだから。

学校で、先生が虐待に気づいたら~学校現場のクレームを通して~

2016年08月03日

今日の午前中は都内で先生向けの講義をして来ました。
内容はクレーム対応。
以前のブログにも、クレーム対応については書きましたが、
学校現場では本当にクレーム、いわゆるモンスターペアレントにお悩みです。
そして、先生達は誰にも相談出来ずに悩んでいます。
校長先生や副校長先生に相談しても、やはりクレーム対応の方法が分からず、
教育委員会にも相談出来ず、学校が困っている、という相談は以前からたくさんありました。
クレームを受けると、みなさん、「自分が悪かったのでは」と思ってしまうのですね。
そしてクレーマーの滅茶苦茶な言い分を、同僚たちや保護者が信じてしまうのでは、
と不安になるので、ますます相談出来ないのです。

民間企業向けにクレーム対応の研修をさせて頂くこともありますが、
学校の先生達は企業と違い、クレーマーは保護者な訳ですから、
縁を切る訳にはいきません。信頼関係を作らなくてはならないので、
そこが大変な所です。

先生向けの研修や講演では、
「大事なのは、1つ1つのクレームをきちんを終わりにしてゆくことです。
 同じクレームが繰り返されたら、『その話は終わりましたよね』とはっきり伝えること。
 同じ話の繰り返しになったら、『繰り返しになっていますので、終わりにしますね』と
 伝えて、電話を切る。直接会って話していたら、席を立つ。これが基本です」
とお話しています。もちろん、一時的にクレームはエスカレートしてしまう事がありますが、
大切なのは、
「クレームを言うあなたとはお話しないけれど、
 クレームを言わないあなたとはたくさんお話します」
と、分かってもらうことです。クレームを言う人って寂しがりやなんです。
おしゃべりがしたいんです。クレームを言うしか、コミュニけーションがとれないんです。

そして、先生方にお願いしているのは、非常に攻撃的で激しいクレームを言ってくる保護者に出逢ったら、
そのクレームはそのお母さん、あるいはお父さんの怒りのパターンだと思って下さい、という事です。
その怒りは何倍にもなって家庭で子どもに向けられているのです。
それは虐待と言える範囲ではないかどうか。
それを先生方に判断して頂きたいのです。
もちろん、虐待、と思ったら、疑いであっても、地域の児童相談所は子ども家庭相談窓口に
相談して下さい。それが実際に虐待か判断するのは、相談機関の仕事です。

そしていつも先生向けの講演で驚かされるのは、最後の質問の中身です。
虐待の疑いが濃厚である家庭に本当に多くの先生方が関わっていて、そして悩んでいます。
自分はどこまで子どもにやってあげるべきか。
教師として、どこまで家庭に踏み込んでいいのか。
真面目で熱心な先生ほど、子どもの為を思って、一所懸命頑張っています。

これは先生達へのお願いです。
どうか、1人で頑張り過ぎないで下さい。同僚、上司に相談して下さい。
先生1人で頑張り過ぎることは、良いことではありません。
先生が疲れてしまうだけでなく、家庭の改善につながらない事があるのです。
そして虐待が疑われたら、専門機関に相談して下さい。

・食事を十分に食べていないことがある。
・衣服が汚れている。季節に合わない服を着ている。
・親が厳し過ぎて、子どもが怖がっている(お勉強を含め、です)。
・集金を持ってこない、忘れ物が多い。
・親と連絡が取れない。
・性的な行動がある。

などなど、ぜひ、専門機関に相談して下さい。
今は児童相談所への虐待通報は189番と三桁化されています。
疑いだけでは、児童相談所は対応できない、とか、言われた方もいるかもしれません。
でも、子どもの為に、めげずに連絡を入れ続けて下さい。もちろん、地域の子ども家庭支援センターにも。
専門機関との連携によって、子どもを助ける新たな方法は、必ず見つかる、と
私は思っています。児童相談所で働いている時もそうでした。

なので、子どもに関する相談窓口で働く方たちも、ぜひ、子どもの為に頑張って下さい!

お母さんの夏休みのお悩み~大事なのは「日常」をキープすること~

2016年07月25日

夏休みが始まりましたね。
電車や街で子どもを連れているお父さん、お母さんの姿をよく見かけるようになりました。

子どもにとっては嬉しい夏休みなのですが、意外に、夏休みが憂鬱なお母さんって多いのです。
以前働いていた児童相談所でも
「夏休みが憂鬱」
というお母さんはたくさんいました。

「宿題をなかなかやろうとしない」
「生活リズムが乱れて、夜遅くまで起きている」
これは、あらゆるお母さんのお悩みと言って良いでしょう。
でも、私が出逢って来たお母さん達のお悩みは少し違いました。

中学生の男の子のお母さんのお悩みです。
「とにかく、朝早く出て行って、夜遅くまで帰って来ないんです。
 どこで何しているのかも分からなくって」
お母さんは大きくため息をつきます。
「『部活だ』って言うんですけど、確かめると実際には部活のない日だったり。
 部活のスケジュールはもらっているんですけど
 『急にLINEで連絡が入ったから』
 って言われると、嘘だとも決め付けられないし・・・」
一度出掛けてしまうと、携帯も出ないのだそうなのです。
確かに、子どもって、都合の悪い時、携帯出ないですよね。

小学校2年生の男の子のお母さんも同じような悩みを抱えていました。
「出掛けないように言っていても、朝、窓から抜け出すんです。
 年上の子達との付き合いもあるので、どこで何してるんだか・・・」
悪いことをしているんじゃないか、お母さんはとても心配していました。
「近くのゲームセンターには子どもの写真を持って行って、
 『入れないようにして下さい』ってお願いしているんですけど・・・」
なかなか、そうはしてくれないんだそうです。
確かに、子どもと言ってもお客さんですものね。

そして、お子さんが女の子だと、お母さん達は
犯罪に巻き込まれるとか、悪い男と付き合っているのではないか、
とさらに心配します。
そうなんですよね。子どもが崩れる、つまり非行への扉を開けてしまうのは
夏休みにも多いんです。

そして、SNSが広まってしまった今、昔とは違う悩みを抱えるお母さんも増えました。
「お母さん同士でインスタとか、フェイスブックをチェックし合っているので、
 子どもをどこに連れて行ったか、すぐに知られてしまうんです。
 だから、中途半端な所には連れて行けなくて・・・
 海外旅行している写真なんかをアップしているお母さんを見ると
 うちも、連れて行かなきゃって思ってしまって・・・」
「それは、大変ですよね。」
私は言いました。気にしなければいいのに。そんなわけにはいかないのは分かりますから。

夏休み。子どもは学校がないから嬉しいけれど、
お母さんにすると、子どもは退屈しているから構ってあげなきゃいけない、
どこかに連れて行かなきゃいけない。
それも大変ですが、子どもが1日中、どこで何をしているのか分からないのも心配です。
「家でまったく食事をしないので、どこで何を食べているのかも分からなくて」
そんな、中学生の娘さんを持つお母さんもいました。

夏休みで大切なのは、「日常」をキープすることです。
私はそう、お伝えして来ました。
夏休みは色んな所に連れて行ってもらえるから、楽しくて仕方がない。
お母さんが一日中遊んでくれるから楽しい。
これは、日常ではないので、子どもにとって、学校がない事が楽しい事とイコールになってしまうのです。
だから夏休みが楽しいのは最初のうちだけで、徐々に子どもが学校のないことに
「退屈」することが大事なことなのです。
だから特別なことはしてあげる必要はなくて、
むしろ、お母さんは普段通りに生活して良いと思うのです。
家族で出かける事はあった方が良いですが、
それも、無理のない範囲が大事です。

一日中、外で遊びまわってしまう子を管理するのは大変なことです。
そういう時には、お母さん同士のネットワークで、誰と一緒に、どこにいるか
お母さん達が連絡を取り合えると安心材料が増えます。

宿題をなかなかやろうとしない。夜遅くまで起きている。
これは、子どもとしては当然のことなので、
あまり悩まなくて大丈夫です。
「早く学校始まらないかな」
子どもがそう思えることが一番大事です。

とはいえ、お母さん同士のSNSのつながりは、お互いの日常が見えてしまうので、
お母さんにとってはストレスですよね。

私は、アップする写真は日常の写真で十分です、とお話してきました。
お家の中で一緒にお菓子を作っている。
近所に一緒にお買い物に行く。
その姿が「楽しそう」であれば、親子にとっては十分、自慢になることです。

難しいとは思いますが、お母さんにとっても、お子さんにとっても、
普段と変わらない夏休みを過ごせると良いな、と思います。

大阪 乳児揺さぶり重症事件~揺さぶられっ子症候群~

2016年07月10日

大阪で、生後3か月の赤ちゃんを揺さぶって、重傷を負わせたという事件が起こりました。

実は、とっても多いんです。
揺さぶられっ子症候群。
シェイクンベイビーシンドロームとも呼ばれています。
昔は虐待とはされていませんでしたが、
今は虐待として知られています。
乳幼児突然死も、かなりの割合で虐待が含まれているという事も知られるようになりました。

今回の大阪の事件は、数か月前にも頭部に骨折していた、との事で
日常的に虐待されていたのではないか、と報道されています。

ですが、揺さぶられっ子症候群の中には、
本当に、あやすつもりで、遊びのつもりで、
赤ちゃんを揺さぶったり、高い高いしていて、
赤ちゃんの頭の中で出血が起こってしまう、という事もあります。

どの程度の力で、赤ちゃんが怪我をするのか、
知らない親御さん、とても多いのです。
赤ちゃんの頭って、ものすごく柔らかいので。

バギーをすごいスピードで走らせる事で、頭蓋内に出血が起こることもあります。
以前働いていた、児童相談所では揺さぶられっこ症候群の赤ちゃんに
たくさん出会いましたが、多くのお父さんお母さんは
「原因が分からない」
と言っていました。
最終的に原因が分からない事も多かったです。

育児に関して、ネットで調べるお母さんも増えました。
それは一つの手段ではあるけれど、
やはり丁寧に子育てについて、赤ちゃんの成長について
教えてあげる人は必要だと思うのです。
虐待も事故も防ぐためには。

今回の大阪の事件も、両親は虐待を否認しているとの事。
真偽は分かりませんが、少なくとも、全治1年、という怪我はかなり重いですね。
後遺症が残らない事を祈ります。

千葉鴨川 無理心中事件、大阪2歳女児虐待事件~相談出来ない子育ての悩み~

2016年07月05日

千葉県で起こってしまった無理心中事件は衝撃でした。
周囲にサーファーたちのいる所で、お母さんが子どもを刺してしまった。
そして、報道によれば、夫も一緒だったとか・・・
無理心中事件の多くは「変わった様子はなかった」と周囲の人達がコメントします。
そして、その原因は明確にはならない事が多いです。
でも、お母さんは相当に追い詰められ、そして夫にも相談出来なかったのでしょう。
お母さんの心の中に、何が起こっていたのか。
その解明は必須です。ですが、虐待以上に、原因は分からないままに終わってしまう。
お母さん達はどんな理由で、精神的に追い詰められてしまうのか。
その理由を解明し、どうしたら救済出来るのかを見つけ出す事が、
虐待や無理心中を減らす事につながるはずです。

あるお母さんは言いました。
「子育てについて、悩んでいたけれど、どこに相談して良いか分かりませんでした」
そう思っているお母さんはとても多いです。
公的な相談機関に、相談する事を恥ずかしい、と思っている人も。
子育てがうまく行っていないという事は、
自分が母親失格なのでは、と思ってしまうお母さんも。
日本はまだまだ、「母親の育て方の問題」が重視されてしまうからです。

お母さんが子育てに悩む理由は様々です。
子育ての仕方が分からない。
どうしても子どもを愛せない。可愛いと思えない。

一番重要なのは、お母さん自身が、自分の悩みの原因が分かっていない事です。
今は、多くのお母さんはインターネットで情報を集めようとします。
もちろん、それも一つの解決手段です。
けれど、悪い情報も見つけてしまうし、間違った情報も混ざってします。
なので、さらに悩んでしまうお母さんも多いのです。
やっぱり、私自身に問題があるのかも・・・
うちの子は発達障害なのかも・・・

子育ての悩みの原因は思いもよらない所にあるものです。
例えば、夫婦関係が悪いこと。
お父さんがお母さんの悪口を子どもに言う。
お父さんとお母さんの子育てに関する考えが全く違う。
お母さんもお父さんも、親に愛された記憶がない。
お母さんやお父さん自身が自分の親とうまく行っていない。

お母さん、お父さんの抱えている問題を解決する事こそ、
子どもを愛せる事、子育ての悩みを無くすことにつながるのだと思います。

大阪では、18歳の父親が、2歳の女の子を虐待して逮捕された事件が報道されました。

赤ちゃんを殴るなんて、ひどい親。
それも事実ではあるけれど。
16歳で子どもが出来た両親に誰か、子育てを教えてあげていたのでしょうか。
泣いた時にはどうすれば良いか。赤ちゃんはどんな時に泣くのか。
本当にうるさくて耐えられない時はどうすれば良いのか。

相談出来る人はきっといなかったのでしょう。
相談する気もなかったのかもしれません。

子育ての悩みをどこに相談したら良いのか分からない。
子どもを可愛いと思えない。
子どもを愛せない。

そんな、お父さん、お母さんの悩みを、解消してあげたいと切に願います。
それこそが、子どもを救うことにつながるのだと思うのです。

今日発売の週刊朝日にコメントが載りました。「隠れ貧困」です。

2016年06月28日

囲み記事週刊朝日記事週刊朝日 表紙

続いてしまう虐待事件 京都、大阪、秋田。

2016年06月22日

虐待に関する事件が続いています。
いじめに気付くチェックリストの後半がまだですが、
今日はまた虐待について書きたいと思います。

6月20日京都で、父親が息子2人を虐待した、という報道がありました。
父親が暴力を振るったのは、息子がお金を盗ったから。
「子どもが悪いことをしたから殴る」
虐待のきっかけとして、非常に多い理由です。
「痛い目に遭わせないと分からない」
暴力を振るう親は言うのです。

前にもブログで書きましたが、子どもの盗みの原因には、
愛情の問題が関わっている事が大半です。
「お腹が空いて我慢できなくて万引きした」
「食べるものがなくて、お父さんのお財布からお金を盗んだ」
そんな子ども達に、私はたくさん出会って来ました。
そして、これも以前にも書きましたが、愛情を求める気持ちが、
お金を求める気持ちに置き換えられて感じられる事もあります。
お金が欲しい訳じゃない。本当は愛して欲しい。
けれど、子ども自身、愛を求めていることには気づいていない。
何かを渇望している感じだけが常に心を襲う。
何かで自分を満たしたい。
子どもによってはお金に。空腹に。物欲に。置き換えられて感じられるのです。

けれど、親は「悪いことをしたから」と子どもを叩く。
子どもの愛情を求める気持ちはさらに強まってゆきます。
同時に、親の愛を諦める気持ちも出始め、自暴自棄にもなってゆきます。
「自分なってどうなっても構わない」
その気持ちが盗みをエスカレートさせ、
そして親の虐待もエスカレートしていってしまうのです。
一番の問題は、盗みの原因こそが、虐待にあった、という事に
親が気づけないということです。
そして、この事件は、学校が児童相談所に相談していました。
もっと早く、児童相談所は関われなかったのでしょうか。

秋田市では、お母さんが子どもを育てられない、と理由で、
養護施設に入っていた女の子が、施設からの一時帰宅中にお母さんに殺害された、
という事件が起こりました。
お母さんも自殺を図ったので、無理心中です。
養護施設に入っている子どもが、家に一時帰宅する、というのは
全国的に児童相談所の判断で行われていることです。
事件について秋田県の子育て支援課長がコメントしました。
「予測困難だった」
確かに、施設にいる子どもと親の交流や、外泊中の様子だけで、
事件を予測するのは困難だったと思います。
でも、「困難だった」で片づけられる事ではありません。
なぜ、予測できなかったのか。なぜ予測できないようなシステムしか、
今の児童相談所は持たないのか。
それを考え、何が失敗の原因だったのかを、発表しなくてはなりません。
これは、秋田の問題だけではありません。

大阪では、2月に車のエアバックで圧迫死した赤ちゃんの
運転していたお母さんから覚醒剤反応が出たと報道されました。
これも、虐待です。
覚醒剤を使用しているお母さんが、赤ちゃんを車に乗せて運転する。
恐ろしい事態です。お母さんに、悪意はなかったでしょうけれど。
正常な判断は出来ていなかったかもしれません。

児童福祉法改正案が通り、東京の児童相談所は、23区に設置される方針が出されました。
現在都内に児童相談所は11か所。倍以上に増える事になります。

けれど、数が増えれば問題は解決されるのでしょうか。
ずっと疑問に思っていることです。
児童相談所の職員は、年々増え続けています。けれど虐待は無くらない。
虐待に関し、通報しやすいシステムを作り、通報は激増し続けているけれど、
虐待は無くならない。
その根本の原因に、厚生労働省は、児童相談所は気づいているのでしょうか。

考えなくてはならない問題です。子どもを救うために。

いじめに気付くチェックリスト~「教室の悪魔」より~

2016年06月18日

先日のブログに、子どもの自殺予防とゲートキーパー養成講座について書きましたが、
やはり、いじめについては、お母さん達は心配で、
学校もお悩みの様子です。
なので、数回に分けて、いじめについて書きたいと思います。
今回は、私の著書、『教室の悪魔』から、いじめに気付くチェックリストの前半です。
各項目の解説に加え、時代背景を受けての、追加項目も載せたいと思っています。

□ 最近、よく物をなくすようになった。
□ 学校のノートや教科書を見せたがらない。
□ 親の前で宿題をやろうとしない。
□ お金の要求が増えた。あるいは親の財布からお金を持ち出す。
 *非行、と捉えがちですが、脅されている可能性があります。
□ 学校行事に来ないで欲しいと言う。
□ すぐに自分の非を認め、謝るようになった。
 *「良い子になった」と思いがちですが、謝る癖がついてしまっている可能性があります。
   学校でいじめられていると、とにかく謝ってばかりの子になってしまうのです。
□ 学校のプリント、連絡帳を出さなくなった。
□ ぼーっとしている事が増えた。何もしていない時間が多い。
 *気分の落ち込みにより、何もする気になれないでいるのかもしれません。
□ 無理に明るく振舞っているように見える。
 *お父さん、お母さんにいじめられている事を知られたくないあまり、
  必要以上に明るくしているかもしれません。
□ 学校の事を尋ねると「別に」「普通」など、具体的に答えない。
 *思春期のお子さんだと、学校の事をお父さん、お母さんに話さないのは当たり前の事でもありますが、
  全く何も話さないのは不自然です。質問した時にびくっとする、顔を背ける、などの反応にもお気を付け下さい。
□ 学校のことを詳しく聞こうとすると怒る。
□ 話題に友だちの名前が出て来ない。
 *話題に出せる友だちがいない、という事です。以前、よく話題に出ていた友だちの事を話さなくなったら要注意です。
  そして、逆に以前話題に出なかった友だちの名前が出る、というのも、無理に友だちのふりをしているかもしれません。
□ 学校に関する不満や愚痴を言わない。
 *子どもというのは、授業がつまらないとか、先生がうざいとか、学校に関する何らかの不満は必ずあるもの。
  それが全くない、というのは逆に不自然です。無理をしている、と考えてよいでしょう。
□ 保護者会、個人面談で何を話したかを過剰に気にする。
 *もしかしたら、先生がいじめに気付いていて、お父さん、お母さんに伝えたのでは、と心配している証拠です。
□ 寝つきが悪い。悪夢を見ているようで、夜中に起きる。
 *心がかなり傷ついていると判断して良いでしょう。夢の中身を聞いてみてあげると、恐怖心の度合いが分かります。
□ 倦怠感、疲労、意欲の低下。
 *心が疲れると体も疲れます。今まで以上に疲れている、常に横になっている、などは要注意です。

以上が前半16項目です。次回は後半と追加項目をご紹介します。
前半の中の5項目以上が該当するようであれば、お子さんはいじめられている可能性がある、と思って下さい。

後半ご紹介の後は、解決方法、家庭で気を付ける点についてご紹介します!

お母さんのお悩み ~「うちの子、お友達が出来ないんです」~

2016年06月16日

児童相談所でたくさんのお母さんに出逢い、お悩みを聞いてきました。
久しぶりにお母さんのお悩みシリーズです。

「うちの子、学校でお友達が出来ないんです」
小学校2年生になったばかりの男の子の事で、お母さんは悩んでいました。
「小学校に入ってから、ずっとですか?」
お母さんはうなずきました。
「保育園でもそうでした。一緒に遊び始めても、すぐに一緒に遊んでくれなくなるって。
 本人も悲しんでいるんです」
「原因として、思い当たることはありますか?」
うーん、とお母さんは考えました。
「家にいる時には特に困る事はないんです。私の言うことは聞きますし。
 ただ、保育園の先生から言われていたのは、すぐにお友達に手を出してしまうって」
「乱暴しちゃうって事ですか?」
「そう、みたいなんです。それでも、小学校に入ってからは、担任の先生が子ども達の遊びの中に入って、
 うちの子が1人にならないように気を配ってくれていたんですけど、
 2年生になって、担任の先生とお話して、『そろそろ、自分でお友達と遊べるようになる事を目指しましょう』
 って言われて。確かにそうかな、って私も思ったんですけど」
実際、先生の手助けがないと、ほぼ必ず息子さんは一人ぼっちになってしまうようでした。
私は、お子さんと2人でお話しました。

お友達と遊べない事を息子さんも悩んでいました。
「わかんないんだ。最初から遊びに入れてくれない事もあるし、
 最初は一緒に遊んでいても、途中から仲間外れにされちゃったり・・・」
「それは、悲しいね」
私がそういうと、彼はうなずきました。

心理テストし、その後、もう一度お母さんとお話しました。
「お友達との、遊び方が分からないようなんです」
私がそう言うと、お母さんは首をかしげた。
「遊び方、がですか?」
「ええ。誘い方もよく分からないみたいで」
「そういうのって、勉強が必要なものですか?」
お母さんに尋ねられ、私は答えました。
「勉強が必要という事ではないんですけれど。
 ただ、息子さんの場合、遊んでるつもりで、お友達に手を伸ばしたら結果叩いたと思われてしまったり。
 遊びに誘うつもりで突き飛ばしてしまったり。そういう事があるようなんです。
 息子さんもおっしゃってました。気が付いたら、お友達が『痛い』って言ってるって」
息子さんは年齢よりも体が大きいお子さんでした。
だから他のお子さんよりも力が強いであろう事もご説明しました。

「お家では、お父さん、お母さんと一緒に遊んだりしています?」
私の質問にお母さんは困ったような表情を浮かべた。
「私も主人も忙しくて・・・保育園も延長時間ぎりぎりになってしまう事が多いですし。
 家に帰るとご飯を食べさせて、お風呂に入らせて寝かせるのが精いっぱいで。」
週末はお母さんもお父さんも自宅で仕事をする事も多いようなのです。
「だから、外食する事はありますけど、家にいる時は、
 1人でゲームをさせたり、テレビを観させていることが多くて」
ご両親ともに忙しければ、仕方のない事です。
ですが、お子さんにはもうちょっと、お父さんお母さんの関わりが必要です。
私は提案しました。
「お父さん、お母さんとで、お友達と一緒に遊ぶ練習をしてみませんか?」
「練習、ですか?」
「はい。息子さんはもともと、お友達とどう遊んで良いのか分からなかった事に加え、
 今は自信がなくなっていて、お友達に声をかけるのもためらっているようなんです。
 だから、一緒に遊びたい時は、なんて声をかければ良いか。
 誘う時はどの位の力で手を引いたら良いか。」
「普通、練習って必要なんでしょうか?」
お母さんは尋ねました。
「どのお子さんにも、必要、という訳ではないです。
 子どもって、お父さん、お母さんとの体の触れ合う遊びを通して、
 お友達との遊び方を学ぶんです。
 ゲームやテレビだけだと、どの位の力が相手にとって痛いかが
 分からないので・・・」
「放って、置き過ぎたかしら・・・」
お母さんは悲しそうな表情を浮かべました。
「今は、お子さんにゲームをさせたり、スマホをいじらせたりするのは
 普通の事です。ですけれど、お子さんが困っている所だけは、
 お父さん、お母さんが手助けしてあげる事が必要なんです」

お父さん、お母さんは忙しい中、交代で時間を作り、
鬼ごっこやボール投げ、サッカー、などをするようにしてくれました。
すると、実際にお子さんの力が強すぎたり、声をかける前に手を出したり、
という事に気づき始めてくれました。
そして息子さんも、少しずつ友だちの遊びに入れるようになりました。

私がお母さんとお子さんにお会いしたのは1回きりで終わりとなり、
その後は電話でお母さんから、報告を受けるだけとなりました。

スマホ、ゲーム。子どもは時間を忘れて遊んでくれます。
でも、やっぱり、お父さんお母さんと遊ぶ方が子どもには楽しくて、
そしてそこから人間関係のたくさんの事を学ぶのだ、と
私は思うのです。

子どもの自殺予防 

2016年06月14日

昨日、都内で養護の先生対象に、子どもの自殺予防の研修をしてきました。
ゲートキーパー養成の為の研修です。
ゲートキーパーとは、内閣府の自殺予防の為の対策の一つです。
まだ学校にゲートキーパーは置かれていない所が多いのですが、
今後、増えてゆくと思います。

講義をしていて改めて思ったのですが、
自殺予防って、とっても難しいですよね。
子どもが「死にたい」と言ったらどうするか。
「死なないで」
「死んじゃダメ」
マスコミでもよく言われています。
「死を選んではいけない」
でも、本当に死にたいと思っている子どもに、その言葉は響くでしょうか。

また、この研修の為に、内閣府の行った子どもの自殺に関する調査の結果も
見ましたが、かなりの割合で「進路」が原因となっていました。
でも、進路の問題が本当の原因ではないと思うのです。
この調査はあくまで、学校に回答を求めたもので、子どもの回答ではないので
こうした結果になったのだと思いますが・・・

自殺の原因には、いじめもあります。家庭、家族の問題もあります。
けれど、子ども自身に死にたい理由が分かっていない事もあります。
原因はどんなに周囲の大人が知ろうとしても、分からない事も多いはずです。

子どもの自殺を防げない。その一番大きな原因は、
以前からブログに書いているように、
子どもが大人に頼ろうとしない事が大きいと思うのです。
頼れる大人がいない。頼りたいと思える大人がいない。
多くの子どもの言葉を聞いてきました。
そして子どもは自分ですべてを解決しようと思うのです。
その手段の一つが自殺。

いじめも同じですが、原因分析は自殺を防ぐ決定打にはなりません。
原因が分かった所でどうしようもない事もあります。
そして、実際に子どもが「死にたい」と言って来た時、
なんて言ってあげればいいのか、知らない大人が多いのも現実です。
でも、誰もが戸惑うのも仕方がない事です。
リストカットも同じで、学校の先生、養護の先生でも
リストカットした子にどう接する事が、繰り返しを防ぐのか
分からない方も多いのが現実です。
それは、先生達の責任だけではないのです。
きちんと教えられる人がいないのです。

子どもの自殺を防ぐ。子どもを救う。子どもを守る。
それは大人の責任です。
だからこそ、大人は学ばなくてはなりません。
子ども社会の現実を。
そして、子どもを救うための方法を。

子どもにとって、頼れる大人になる。
それが全ての大人の目標となる事を願っています。

北海道小2男児置き去り事件~児童相談所に通告されるとどうなるか~

2016年06月06日

北海道の置き去り事件、無事に見つかって本当に良かったです。

この件に関し、警察が心理的虐待の疑いで、両親を児童相談所に通告する、
と報道されていました。

児童相談所に通告されるとどうなるか。
そんな疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
児童相談所って、一般の方々には縁のない所ですものね。

児童相談所に通告されると、当然の事ながら、ご両親とお子さんが
児童相談所に呼ばれます。
今回は、お姉ちゃんも呼ばれると思います。

両親から今回、どうしてこういうことをしたのか、
過去に同じような事をしたことはないか、
などの他、日常の子育てについて児童相談所が聞き取る事になると思います。
ご両親の「しつけ」に関する考え方、そして叱り方、などです。

重要なのは、やはり普段どのようにご両親がお子さんを叱っていたのか。
そして、今回の「車に石を投げる」などは、お子さんは普段からしていたのか。
つまりは、ご両親は子育てに困ってはいなかったか、という事だと思います。

そして、最も大事なのは、報道にもありますが、お子さんの傷つき、です。
カウンセラーが話を聞く、と報道されていますが、
話を聞くだけでは心は見えません。
怖かったのは当然ですが、お子さんのご両親への気持ちを
きちんと見てあげる事は、ご両親にとっても重要です。
この事件でご両親とお子さんの関係が変わってしまうのは、
心配な点です。

児童相談所で、心理の専門家がお子さんの心理状態を
きちんと診断して欲しいと思います。
話を聞くだけではなく、心理テストをとって。
その結果をご両親に伝え、ご両親がこれからお子さんに
どう接して行ったら良いか。アドバイスは重要です。

「心のケア」という言葉は広く知られるようになりましたが、
何をするのが心のケアなのか、知らない方も多いと思います。
心のケア、は話を聞くだけでは出来ません。
まず、心理テストを通してお子さんの心の状態、
傷つきの度合い、傷つきの原因を分析する。
そして、お子さんそれぞれに対して、必要なケアの内容を考える。
カウンセリングが有効なお子さんもいます。
言葉で自分の気持ちを表現出来ないお子さんには、
遊びを通して表現してもらう。
そして何より、「怖い」という気持ちを少しずつ
無くしていってあげること。

「怖いことはもう起こらない」
お子さんがそう思えるまでには、時間がかかると思います。
その不安の解消に、最も重要なのはご両親です。
毎日の生活の中で、ご両親とともに過ごす時間の中で、
お子さんが、怖い事は起こらない毎日を体験し、
実感し、不安が自然に解消されてゆくことが必要です。

だからこそ、児童相談所という専門機関で、お子さんの心の状態を分析し、
ご両親にどんな風にお子さんに接し、どんな毎日を過ごすのが
お子さんの心の回復につながるか、とアドバイスして欲しいと思います。

お子さんとご家族の心の回復をお祈りしています。