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山脇由貴子心理オフィス

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TOKIO緊急記者会見~アルコール依存症の診断が出なかった理由~

2018年05月03日

TOKIOのメンバー4人の記者会見をご覧になった方は多いと思います。

 

記者会見の中で、私が気になったのは、

「アルコール依存症の診断が出なかった」

という松岡さんのコメントでした。

 

前に書いた通り、山口さんは典型的なアルコール依存症です。

それなのに、なぜ、アルコール依存症の診断が出なかったのでしょうか。

これは私個人の考えですが、

まず、山口さんの今回の入院は肝臓の数値が悪かった、

との事でした。

その場合、入院目的は肝機能の回復です。

ですので、内科的入院となります。

そして診断名は、肝炎などのあくまで肝臓疾患の診断になります。

 

実はアルコール依存症は、死につながりやすい病気です。

ですが、死因が「アルコール依存症」となる事はありません。

以前ブログで触れた、断酒していたのに、お酒を飲んでしまい、

公園で一升瓶を抱えて死んでいた、という方の死因は「凍死」です。

肝臓を悪くして、肝硬変、肝臓がんとなって死に至ってしまった場合も

死因は「肝臓がん」となります。

だから、アルコール依存症が本当に怖い病気なのだ、

という事はあまり知られていないかもしれません。

 

そして、アルコール依存症の診断は、精神科や心療内科で出されるものです。

精神科や心療内科にも行かれた事はあるかもしれませんが、

そこで山口さん本人が

 

毎晩お酒を飲むわけではない

お酒を飲まなくても眠れる

飲酒量は自分でコントロール出来る

お酒が原因の大きなトラブルはない

お酒が原因で大切な人間を失った事はない

 

と医師に伝えたら、アルコール依存症の診断は出ない可能性があります。

 

仕事の関係で、お酒を飲めない日はあったでしょう。

そして、仕事で身体が疲れてお酒を飲まずに眠る日もあったと思います。

飲酒量は自分ではコントロール出来る、と思っている。

お酒が原因のトラブルは、今回のように覚えていない。

アイドル、という仕事上、離れて行った人はいないのかもしれません。

 

ですが、一番重要なのは、行動面です。

ロケの時にお酒臭いことがあった、と城島さんは言っていました。

「何度も何度も同じことを繰り返し、

 メンバーに迷惑をかけてしまう。それでも繰り返してしまう。」

と山口さんが言っていた、と松岡さんは言っていました。

これこそがアルコール依存症の大きな特徴なのです。

そして、アルコール依存症と自分では認めたがらない。

だから、松岡君が

「あんた、病気だよ」

と伝えたのはとても重要だと思いました。

 

私が通っていた横浜市立大学の附属病院では、

当時はアルコール依存症の妻のカウンセリングを治療の中心としていました。

一番迷惑をかけられている人が治療に通う。

そして、接し方を学ぶ。

これが重要なのです。

家庭内暴力と同じです。

 

実は、診断も同じです。

身近で、一番迷惑をかけられている人、

アルコール依存症なのではないかと心配している人が、

本人の行動面を客観的に伝えることが重要なのです。

 

TOKIOのメンバーが、精神科に行って、

行動面の問題を医師に伝えれば、アルコール依存症の診断は出たと思います。

これからでも、出ると思います。

 

私は、記者会見を見て、TOKIO4人のメンバーの

真面目さ、誠実さ、正義感の強さを感じました。

セクハラをいつまでたっても認めない官僚や

責任を取ろうとしない大臣とは大違いだと思いました。

 

最優先されるべきは、被害者、そして家族の方々の

心の傷が癒されることですが、

山口さんがお酒をやめ、社会復帰できる事も私は望みます。

アルコール依存症は病気です。甘さではありません。

本人にはどうしようもない病気なのです。

治療のためには、抗酒剤、つまりお酒を飲めない薬を飲む。

飲めない環境を作る。生活を管理する。

そして最も重要なのは、お酒を飲むと大切なものを失う。

大切な人を失う、ということを学ばせること。

TOKIO4人のメンバーこそ、山口さんにとって、

大切な人なのだと思うのです。

だから、TOIKO4人のメンバーの力が必要だなと思いました。