『ママのスマホになりたい』~ママがスマホばかり見ている子どもへの影響~
2018年05月02日
『ママのスマホになりたい』という絵本が話題になっています。
https://www.amazon.co.jp/ママのスマホになりたい-のぶみ/dp/4872909461
タイトルから分かる通り、ママがスマホばっかり見ている子どもの気持ちの絵本です。
シンガポールの小学生の作文を絵本にしたものだそうです。
私も、児童相談所で働いている時から、
子どもに対して、
「お母さんいつもお家で何してる?」
とよく聞きます。
まだ小さい子どもが
「いつもスマホいじってる」
と答えることもありました。
もちろん、子どもは悲しい気持ちになります。
ママが自分に関心を向けてくれない。
それは子どもにとって、ママは自分が大事じゃないんだ、
僕のこと、私のこと、どうでもいいんだ、と感じられます。
これは、子どもの人格形成に、大きなダメージを与えます。
講演会ではこのお話をいつもしています。
そしてトピックスでお知らせした次の本の中に、
しっかりと書いてあります。
親のスマホとの付き合い方が、
親子の愛着関係に問題が生じる可能性があるのです。
お母さんだけでなく、お父さん達にも、
考えてみて欲しいことです。
子どもがお父さん、お母さんに
「愛されていない」
と感じてしまうことは、想像以上に、
子どもの心を傷つけ、その傷は生涯、
残り続け、子どもの心を苦しめ続けるのかもしれないのです。