児童相談所では当然、ずっと子どもの問題を扱ってきました。
でも、子どもの問題を扱っていると、必ず見えて来るのは家族全体の問題でした。
そして家族全体の問題を扱っているうちに、多くの女性の悩みが見えてきました。
児童相談所では、女性の相談を受けることが出来ません。
そして関わった女の子たちとも、18歳になるとお別れしなければなりません。
けれど現実には、18歳以上で問題は全て解決する訳ではなく、そして20歳以上、30歳、40歳になっても幸せを感じられずに悩んでいる女性がたくさんいることも分かっていました。
だからこそ、これからは「子ども」だけでなく、出来るだけ幅広い人の相談を受けたい。
その中心は女性としたい。女性が幸せになることこそが、子どもの幸せにもつながる。
そう考えて、自分で事務所を開くことにしました。
当オフィスは、病院でも、カウンセリングルームでもありません。
心のケア、心のエステの為のサロンです。
だからこそ、周囲の目を気にしたりせず、安心して通って頂けます。
もちろん、深刻なお悩みもお聞きしますが、「こんな事くらい」という毎日の中の「なんとなく満ち足りない」思いの解消のお手伝いもします。
そして「これから先、自分は何をすればいいのか」「このままでいいのかしら?」そんな悩みの解決もお手伝いしたいと思っています。
夫と会話がない、子どもがいう事を聞かない、など現在の家族の悩み
セクシャルハラスメントやパワーハラスメント、モラルハラスメントなど職場の悩み
そして自分自身の子ども時代のトラウマ。
何となく毎日が満ち足りない。
習い事をしても、買い物をしても満たされない。
突然急に気分が落ち込む、あるいはイライラする。
子どもの事であれば相談に行こうと思うけれど、自分自身の悩みを聞いてくれる場所がない。
女性達は皆、そう考えていました。
だから悩みを一人で抱え込むしかない。みなさん孤独にも悩んでいました。
「不幸な時には恋はしない」
これは私が心に決めてきた事で、そして女性達にアドバイスしてきた言葉です。
不幸な時は心の目も曇っていますし、どうしたって、妥協しがちだからです。
でも、不幸な時こそ、恋がしたい。結婚したい。幸せになりたいから。
多くの女性は「幸せになりたい」だから結婚したいと思っています
けれど、結婚しても幸せになれるとは限りません。
子どもを産めば、子どもを可愛がれない。新しい悩みが産まれてしまうこともあります。
婚活、という言葉
その事で、幸せになりたいから結婚したいと思っていた女性達が、「婚活しなくちゃいけない」ように感じるようになってしまいました。
そして、長く婚活を続けていても相手が見つからないと「自分に何か問題があるのでは・・・」と気分が落ち込み始め、それでも結果を出せるまでは、と苦しいのに婚活を続けている女性が増えています。
中には、「婚活疲労」によって精神科に通い、けれど精神科に通っている事は絶対知られたくない、と自費で治療を受ける女性も出て来ています。
幸せを望んでいたはずなのに、いつの間にか以前よりもずっと辛い思いをしている。
そんな事は起こってはいけない事なのです。
家族全体が幸せかどうかは「お母さん」にかかっている
19年間、児童相談所という場所で、たくさんの「家族」を見て実感して来ました。
そしてお母さんが幸せかどうかは、現在の家族との関係も大きいけれど、何より、お母さんが結婚前に幸せであったかどうかにかかっているのだ、という事も見えてきました。